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2018.11.20

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リビングのサイドボードは家族の思い出を飾るスペース

 

昭和世代のリビングには、「サイドボード」が必ずと言っていいほど置かれていました。我が家のサイドボードのガラス戸の中には、旅先で買った置物やいただきもののちょっと高いお酒、子供の目にはキラキラして見えるワイングラスなど、ジャンル関係なくぎっしりと物が詰め込まれていました。今思い返すと、ごちゃごちゃではあるけれど、家族の思い出が詰まった面白いスペースだったなあと思います。

サイドボードは現代でも使われているものの、その役割は時代とともに変わってきているようです。今回は、サイドボードの種類やその使い方、そもそもサイドボードとは何かについて解説します。

INDEX

1.そもそもサイドボードとは

サイドボードとは、もともと西洋からやってきた家具であり、欧米では食堂で使われていました。教会の礼拝で使うグラスや、大切な食器を保管する場所であり、戸棚もあったとされます。その後日本に伝わり、戦後は貴族たちの間で使われる家具となりました。その後、欧米文化が進む日本で急速に広がり、多くのリビングで活躍するようになったのです。

1-1.いまではテレビ台やリビングの小物置として使われている

日本では、サイドボードはキッチンではなく、みんなが集まる茶の間やリビングで使われるようになりました。昭和といった昔の時代のサイドボードは、ガラス戸が多く、見せる収納として活躍していたのが一般的です。お土産やいただきものの高級なお酒、いつもは使わないワイングラスなどが入っていました。扉があるため物にホコリがかぶることもなく、掃除が楽というメリットがあります。

一方、現在流通しているサイドボードは、ガラス戸付きのものもありますが、中が見えない隠す収納タイプが多いです。散らかりがちな小物や書類をすっきりと収納できるメリットがあります。昔も今も、家族が使うものを効率よくしまうことができるのがサイドボードです。

1-2.サイドボードとキャビネットの違いとは

サイドボードと似たような家具の1つとして、キャビネットがあります。一体、両者の違いとは何でしょうか。

簡単にいうと、両者に大きな違いはありません。両方ともリビングに置くことが多く、小物などを収納するのに役立っています。ただ、キャビネットの場合はキッチンでも使われることがあり、高さも割と高いものがあります。キッチンの小物は非常に数が多いため、サイドボードよりもキャビネットのほうが収納力が大きいことがあるでしょう。また、キャビネットは箱型の家具の総称でもあります。もともとキャビネットという名前が分かれて、区別しやすいためにサイドボードという名前ができたとも言われています。

1-3.食生活が変わってきて、サイドボードの中身も変わった

昭和の時代のサイドボードは、飾る食器が収納されていたこともありましたが、「湯飲み茶わん」がたくさん収納されているケースも多かったです。

上段にはガラスケースの収納、下段は引き出しや引き戸になっているデザインが多く、ガラスケースをひくと、すぐに湯飲み茶わんや急須、お茶っぱが一度に取れるようになっていました。昔の人は、急須でお茶を飲む習慣があったため、手軽に取れる場所にあるサイドボードはとても便利だったのです。

しかし、現代ではお茶よりもコーヒーや紅茶を飲む人が多く、日本茶を飲む場合も急須を使わない人が増えています。そのため、いつの間にかサイドボードのなかに急須や湯飲み茶わんは入ることがなくなり、それぞれの家庭によって置かれるものも変わってきました。

2. リビングにおけるサイドボードの使い方

サイドボードをどう使うかは、はっきり言って個人の自由です。その家のリビングに必要なものや、雰囲気に合わせて使い分けるのが良いでしょう。ここからは、リビングのサイドボードがどう使われているのか、よくある事例とともに紹介します。

2-1.テレビ台として使う

サイドボードをテレビ台として使う家庭も多いです。家具屋に行くと「テレビ台」として売られていることもありますが、そもそもサイドボードがテレビ台として兼用できるようなデザインのものも多いでしょう。

昔はテレビがブラウン管だったため、サイドボードをテレビ台として使うのは難しいことがありました。重くて厚みのあるブラウン管をサイドボードの上に置いてしまうと、設置が不安定だったり奥行きが足りなかったりしたものです。しかし、最近のテレビは薄型であり、場所を取らなくなりました。そのため、サイドボードの上においても安定し、収納家具として一石二鳥の使い分けができます。

2-2.食器棚として使うことも可能

サイドボードは、食器棚として使うことも可能です。とくに、キッチンがあまり広くない家や、リビングで手早く食器を用意したいときなど、サイドボードが食器棚の代わりとなればとても便利でしょう。

家庭にあるすべての食器をサイドボードに収納するのではなく、使いやすい食器や、あえて飾りのように収納したい食器だけを厳選して置くのも良いです。お客さん用の食器はキッチンの高い棚などに収納し、家族で毎日使うようなお皿やお茶碗をサイドボードに収納します。また、それとは逆に、お客さん用の高級ティーカップなどをサイドボードに見せるように収納し、インテリアとしても楽しんでも良いでしょう。そして、サイドボードは高さが低いこともあるので、地震が起きたときなども食器が落ちてこないというメリットがあります。とくに引き戸が付いているサイドボードなら、割れやすいガラスなどを収納しておいても、いざというとき安心できるでしょう。

2-3.サイドボードを本棚代わりに

近年では電子本の普及とともに、本棚がない家も増えてきています。しかし、まったく本棚がないというのも、不便を感じるのではないでしょうか。とくに、子供がいる家庭では、参考書や辞書、絵本や辞典などをしまっておく場所がほしいかもしれません。

そんなときは、サイドボードを本棚の代わりに使うことができます。サイドボードは従来の本棚とは違い、高さも低く、それほど本の収納ができるわけではありません。しかし、断捨離やミニマリストといった生き方が流行っていることもあり、あえて本の収納スペースを小さくすることでリビングの散らかりを防ぐことができるでしょう。高さのある本棚は、リビングに置いておくだけでも圧迫感があり、ぎっしり本が詰まってしまうと、ホコリの原因にもなります。サイドボードのスペースだけ本を置くといったことにすれば、本をはじめとした物が増えることの抑制にもつながるでしょう。

3.サイドボードを利用したインテリア

サイドボードは、その上に好きなものを置いてインテリアとして楽しむこともできます。椅子に座ったときにちょうど目線にあるサイドボードは、そのうえにものを置くことで映えますし、サイドボードという枠を利用することで上手に飾ることができるでしょう。ここからは、サイドボードの上に置きたいおすすめのインテリアを紹介します。

3-1.観葉植物

サイドボードの上に置くインテリアとして、もっとも多いのが観葉植物です。グリーンはどの家のインテリアにも映えますし、飾ることで部屋の雰囲気を和らげる効果もあるでしょう。

ポイントはグリーンを置いたらほかの物は置かず、植物だけを目立たせるという方法です。植物と細かい置物をごちゃごちゃに置くよりかは、すこし大きめの植木鉢だけを置いたり、植物と花瓶といったようにグリーンで統一させた方が良いでしょう。

3-2.絵画

何もないまっさらな壁に絵画を飾るのと、サイドボードといった何かシンプルな台の上に絵画を飾るのでは、かなり印象が違います。じつは後者の方が絵画を引き立て、高級感を出すことができるのです

美術館のような開放的な空間であれば、まっさらな壁に飾るのでも良いでしょう。しかし、家のリビングになると空間のスペースが限られるため、壁に飾っただけでは違和感が生じてしまうのです。サイドボードの上に絵画を飾ることにより、目が行きやすくなり、台の上にあるという落ち着き感を演出することができます。高級な絵画に限らず、子供が描いた絵や、お気に入りの写真を引き伸ばしたものでも素敵なインテリアになるでしょう。

3-3.サイドボードの上にはものを置きすぎないのがポイント

サイドボードはちょうど手の届きやすい台であるため、何かしら物を置いてしまうこともあるでしょう。例えば、写真立てだけを置くのは良いにしろ、それを中心に買ってきたお土産や、もらったおもちゃ、小さな置物など、物が物を呼んでしまうこともあります。こうなると掃除もしにくくなり、物もホコリをかぶってしまいます。サイドボードの上が、リビングにおける邪魔なものが集合するスペースになってはいけません。何を魅せたいのかを考え、サイドボードの上には物を置きすぎないのも大切です。

まとめ

サイドボードは、絶対に必要とまではいいませんが、リビングにあると何かと便利な家具です。テレビ台や食器棚として実用家具のように使えるのはもちろん、絵画や植物を置いてインテリアとして使うこともできます。

また、木のイメージが強いサイドボードですが、最近ではメタルチックな素材のものや、プラスチックでできたサイドボードも人気です。ぜひ自分の家のリビングに合ったサイドボードを選び、日々の生活に役立てていきましょう。

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