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2018.11.05

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宅配サービスや高級スーパーで人気の有機野菜 普通の野菜と何が違う?

食材の宅配サービスや、少し高級なスーパーの一角で「有機野菜コーナー」を見かけることはありませんか?有機野菜は、通常の野菜とは違って高級感があり、なんだか身体にも良さそうです。確かに、普通の野菜より割高で売られていることが多く、「健康増進」として売っているお店も多いでしょう。

しかし、実際に有機野菜の意味を正しく理解している人はそう多くはいないようです。有機野菜って、そもそもどんな野菜のことをいうのでしょうか。また、有機野菜の宅配って、実際に利用してみると、どうなのでしょうか。今日は、有機野菜について詳しく紹介します。

INDEX

1.そもそも有機野菜とは

有機野菜とは、国の「有機JAS規格」を定めて作られた野菜です。野菜だけでなく、納豆などの「有機加工食品」、豚肉などの「有機畜産物」、そして豚などのエサや、野菜の肥料にあたる「有機飼料」の4種類が対象となっています。では、有機野菜についてもう少し分かりやすく見ていきましょう。

1-1.オーガニック食品ともいう

有機野菜は、別名「オーガニック食品」とも呼ばれます。これは、原則的に農薬を使用していないものであり、化学肥料も使わず、自然の恵みだけをベースに作られた野菜です。「有機=オーガニック」であり、手間暇かけて農薬をなるべく使わずに育て野菜が、有機野菜なのです。

有機野菜は、農薬や除草剤、虫よけ、化学薬品などを使うことは基本的にありません。その作り方は「有機農法」と呼ばれ、農薬などを大量に散布して作られる野菜よりかは手間が掛かります。そのため、一般的な野菜よりもコストが高いでしょう。

1-2.無農薬野菜との違いとは

有機野菜と同じようなものに「無農薬野菜」があります。無農薬野菜は、名前の通り農薬を全く使っていない野菜のことです。しかし、厳密にいうと、苗の時点で農薬を使っていても、栽培時期である中間期に農薬を使わなければ、無農薬ということになります。実際のところ、タネから収穫まで全く農薬を使わないというのは難しく、微妙に農薬を使っている野菜が多いのです。

そのため、農水省としても「無農薬」という言葉を多用するのは禁止しています。有機野菜も種から収穫まで農薬を使わないというケースは稀ですが、2年~3年以上、農薬や化学肥料を使わない田畑でとれた野菜は有機野菜と呼ばれます。

1-3.栄養面は相当高い?

農薬や化学肥料などを使わずに作られた有機野菜は、一般的な野菜よりも栄養がかなり豊富に見えます。確かに、ある実験では、通常栽培の野菜よりも有機野菜のほうがビタミンやミネラルの栄養価が高いというデータが出ています。

しかし、有機野菜のすべてにそのようなデータが出ているわけではなく、野菜の種類や、その栽培方法によって栄養価は違うようです。つまり、有機野菜は栄養価が高いというより、農薬や化学薬品が少ないことに注目したほうが良いでしょう。身体に害のある物質が含まれにくいという点が、有機野菜の最大のメリットです。

2.有機野菜のメリット

ここからは、有機野菜のメリットについて見ていきましょう。値段が高いのがデメリットでもある有機野菜ですが、逆に高いなりに身体に良いことも多いようです。

2-1.安全性が高い

有機野菜は、先ほども紹介したように「身体に害が少ない」といえます。農薬や化学薬品などが基本的に使われていることがないため、科学的な害を身体に取り込むリスクは少ないでしょう。そのため、アレルギー体質の人、免疫力が衰えている人、お年寄りや赤ちゃんには向いている野菜です。

また、有機野菜の条件として「遺伝子組み換え野菜ではない」ことがあります。国内では遺伝子組み換え野菜はほとんど流通していませんが、安いからといって買った輸入先の野菜の場合、まれに遺伝子組み換え野菜のこともあるでしょう。遺伝子組み換え食品は、必ずしも害があるとはいえませんが、まだまだ研究が必要な食品です。有機野菜を選んでいれば、まず遺伝子組み換え野菜を口にすることはないでしょう。

2-2.地球環境にやさしい

あまり知られていないかもしれませんが、有機野菜は「地球に優しい」ということがあります。農薬や化学薬品は、人体に悪影響を及ぼすだけでなく、利用されたその土地にも悪影響をもたらすことが多いのです。特に、農薬基準の緩いアメリカや中国などでは、農薬を大量に使うことにより生態系を壊し、畑周辺の生き物まで死滅するということが起きています。

有機野菜は、農薬や化学薬品を使うことが基本的にはないため、その土地にやさしく、地球上での循環をサポートする働きもあります。エコに貢献したいのなら、普段から積極的に有機野菜を購入する方法もあるでしょう。

2-3.美容や健康に役立つ

有機野菜の方が、一般的な野菜よりも絶対栄養が高いわけではありません。しかし、農薬を使わない有機野菜は、野菜自体が害虫や病気から身を守ろうとする性質があります。これにより、抗酸化作用が多く作られ、食べる人にとってもメリットの高い食材になるでしょう。

特に、抗酸化作用の高い野菜は、身体の免疫力を高め、新陳代謝を促し、美容や健康効果に期待ができます。一回有機野菜を食べただけではなかなか効果を実感することは難しいでしょうが、長く食べ続けることにより、体質改善に期待ができるかもしれません。

3.実際に有機野菜を宅配してみた感想

有機野菜は、スーパーなどで買うこともできますが、たくさんの種類を定期的に購入するには「宅配」を利用するのが便利です。野菜を宅配してくれるサービスはたくさんありますが、なかでも「有機食品の宅配」をメインサービスにしている業者も多いです。ここからは、実際に有機野菜の宅配サービスを利用した感想を見ていきましょう。

3-1.野菜の味が濃くて美味しい

有機野菜を宅配した人の声で多かったのが「野菜の味が違う」という点です。声の多くは称賛している意見が多く、スーパーで買うよりも美味しいという意見が目立ちました。特に、ホウレン草や小松菜といった葉野菜は、見た目も色が濃くて、味がしっかりしているという意見が多いです。

ほうれん草を中心とした葉野菜は、農薬を使わないと、どうしても鳥や虫に食べられてしまうことが多いのです。しかし、あえて農薬を使わず、ネットの使用や自然農薬で害虫対策をした葉野菜は、味が濃くてとても美味しく育ちます。味の面でも、有機野菜はメリットが高いといえるでしょう。

3-2.生で食べられることが多い

宅配で届けられる有機野菜は、「生食可能」と書かれていることも多いです。例えば、ある宅配業者が取り扱っているラディッシュは、生で食べても辛みが少なく、とても新鮮でおいしいです。これは、無農薬で育てたことにより野菜の甘みが増し、また、農薬不使用だからこそ生で安全に食べられるのです。一般的なカブやラディッシュの場合、さっと湯通ししてか使うことが多いですが、無農薬野菜の場合、生で食べることができるので、料理の時間短縮にもなると言えるでしょう。

3-3.意外な有機食品があって美味しい

有機野菜を扱う宅配の多くが、野菜だけではなく、さまざまな食材を取り扱っています。そのため、野菜だけではなく、お米や肉、加工食品にいたるまで有機食材であることが多いのです。

たとえば、スーパーなどでよく売られている、フライパンで作るポップコーンのもとなどもそうです。ただの乾燥ともろこしに見えますが、有機野菜のポップコーンだと、作った後の香りがとても良く、出来上がったポップコーンの味もトウモロコシの味がしっかりついていて美味しいのです。普段口にしているもとを有機食品に変えるだけで、こんなにも味に差がでるのかと、驚くこともあるでしょう。

3-4.そうはいっても高い、量が少ない

有機野菜宅配の最大は、やはり値段にあります。有機野菜は、農薬、除草剤、化学肥料を使わず、手作業で丹念に育てることが多いため、どうしてもコストが掛かってしまうのです。また、全体的に見ると流通量は少ないため、プラス送料も掛かることが多いでしょう。

また、大家族でたくさん材料を購入したいときは、その分だけ食材費が掛かってしまいます。食べ盛りの子供がいる家庭こそ、安全性の高い有機野菜を食べてほしいのですが、莫大な食費になるかもしれません。そのため、有機野菜は子供が小さなうちに少しだけ注文したり、年をとって2人暮らしになったときなど、ライフスタイルに合わせて活用するのも良いでしょう

まとめ

有機野菜は、一般的な野菜よりも安全性が高く、味も美味しいというメリットがあります。値段は少々高いものの、旬の時期を迎えている有機野菜の場合、それほど他の野菜と値段が変わらないこともあるでしょう。まずはそのような旬の野菜を選び、ぜひ有機野菜を家庭に取り入れてみてください。

また、有機野菜は地球環境にやさしいメリットがあります。その野菜がどの地域でどのように作られたのか興味を持ち、エコの観点でも積極的に有機野菜を活用していきましょう。

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