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2022.10.14

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安くて普通の家と高くて断熱性能の高いエコな家、どちらを選ぶ?

これから家を建てるのなら、あなたは何を重要視しますか?

当然ながら家を建てるには莫大な費用が掛かります。例えば同じ敷地で2千万円の家と3千万円の家なら、予算を重視して2千万円の家を選ぶ人が多いのではないでしょうか。 

しかし、急激なエネルギー価格の上昇、温暖化による環境への悪影響がより身近になった現在、家を建てる優先順位を考える必要があります。まずは目先の価格ではなく、家の機能を維持するためのランニングコストを優先してみましょう。今回は今後の新築住宅におけるキーポイント「エコな家」について紹介します。

1.今から家を建てるなら「エコな家」を選ぼう

エコな家とは「低燃費な家」の事を言います。

分かりやすくいうと、エコカーと同じです。一般的にエコカーは電気自動車などを言い、車両本体の値段や充電器の設置など初期投資にお金がかかります。しかしガソリンは不要なので、給油の必要がありません。つまりランニングコストを抑えつつ走行できます。

エコな家も同じであり、一般的な家に比べ初期投資は必要ですが、冷暖房費が抑えられることで長期的にみるとお買い得です。今後は家の販売価格ではなく、いかにエコかが大切なのです。

1-1.普通の家とエコな家をリアルに比較

エコな家は、断熱材や2重窓といった設備が整っているため、一般的に売り出されている家より割高です。しかし断熱性が高いということは、その分夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。両者の家の違いを比べると以下のようになります。

一般的な家 エコな家
平均販売価格 1,800万円 2,175万円
1年にかかる光熱費平均 約25万円 約12.5万円
30年間にかかる光熱費 750万円 375万円
30年に及ぶトータルコスト 2250万円 2250万円

参照 https://www.tsuka-ie.com/reasons/zeh/

エコな家は一般的な家に比べ建設費用が高いです。しかし光熱費がかからないぶん、30年間に及ぶトータルコストは一般的な家と変わらないことが予想されています。

しかも一般的な家における年間25万円の光熱費は、ガソリンや電気を今の値段で換算した数字です。今後はガソリン代や電気代がさらに高騰するといわれており、1年に及ぶ光熱費は30万円を超える可能性があります。生活の質を高めるためには、光熱費を以下に抑えられるかが重要です。

1-2.社会情勢の不安定、光熱費はどんどん上がる!

ロシアが戦争を起こした影響もあり、液化天然ガス(LNG)や原油などの資源が高騰しています。今後もその影響は続くとされ、エネルギー資源の高騰が心配です。

また今後は中国やインドも先進国となり、車を保有する人が増えることでガソリンの値段は高騰するのが予想されています。現在1リッターあたり160円で高いと言われていますが、10年後には200円になることも十分考えられるのです。

そのようなエネルギー資源の高騰のなか、今と同じように家で冷暖房を使うことは難しくなっています。今後の住宅は「なるべく冷暖房を使わないエコな家」へと転換が必要です。

2.エコな家に住むとどうなる?

エコな家は断熱性能が高いため、従来の家に比べ光熱費が掛かりません。それが最大の魅力です。

しかし、エコな家には、光熱費以外にも多くのメリットがあります。いわゆる高気密高断熱のエコな家に住むと、次のようなうれしい変化があります。

参照 https://dannetsujyutaku.com/serial/column/1_index/1_02

2-1.ヒートショックを防ぐことができる 

高気密高断熱のエコな家に住むと、家の中の温度が季節を問わず健康的な気温を保てます。それにより、ヒートショックのリスクが軽減されます。

住宅内における死亡事故はヒートショックによる寒暖差が多いです。暖かいリビングから寒いお風呂場へ移動することにより、血圧が急降下し、最悪の場合浴室などで意識を失ってしまうのです。

しかしエコ住宅は家そのものの断熱効果が高く、お風呂場やトイレ、廊下など、一般的に寒いといわれている場所でも暖かく快適です。長期間住むことを考えると、安全性の面でもエコ住宅はおすすめです。

2-2.アレルギーが改善され健康になる

エコ住宅に住むと、アレルギー症状が改善されるという報告があります。

  • アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状が改善される
  • 風邪をひきにくくなる
  • 冷え性が改善される
  • ダイエット効果が上がったというケースも

エコ住宅に住むと、身につける衣類の量が減ることからアトピー性皮膚炎などが改善されると言われています。寒いと化学繊維やウール素材のものを着ることが多いですが、それらの素材は肌が弱い人にとっては刺激となります。しかし高気密高断熱の家では厚着をする必要がないので、肌トラブルの改善にもつながるのです。

また、人は寒いと縮こまり、運動活動が減ってしまいます。しかし暖かい家で快適に過ごすと自然と運動量があがり、身体の免疫力がつくことでアレルギー症状の緩和やダイエット効果も上がると言われています。健康な身体を手にするためにも、エコ住宅はおすすめです。

2-3.メンテナンスの手間が少なくなる

高気密高断熱のエコ住宅は、断熱性能が高いため結露が起きにくいです。一般的な住宅の場合、冬になると窓のサッシに結露が生じ、これが原因でカビが発生することもあります。

しかし結露が起きにくいエコ住宅は、カビの発生も抑えられ家の掃除やメンテナンスが楽になります。 樹脂製でできたサッシが主なので、掃除もしやすく、結露を拭くといった手間も掛かりません。

2-4.自然災害にも対応できる

エコ住宅の多くは太陽光発電システムが付いており、停電時でも対応できますまた、地震や火事といった災害にも頑丈なので、いざというときも家で過ごせることが多いです。

最新型のエコ住宅では、約10日分の電力をあらかじめ補給できるため、台風で停電が続いたときも快適に過ごせたというケースがあります。地震や台風が多い日本の住宅こそ、初期投資をしてエコ住宅に住むのがおすすめです。

3.今住んでいる家をエコ住宅にするには

エコ住宅は新築でないとダメ、ということはありません。今住んでいる家をリフォームし、断熱効果を高めることで光熱費を抑えることができます。

エコ住宅へのリフォームは国から補助金が出ることも多いので、それをうまく利用していきましょう。

3-1.断熱リフォームをする

古い家をエコ住宅に近づけるためには、断熱工事をすることが大切です。

断熱リフォームの種類

  • 壁に断熱材を入れる
  • 天井に断熱材を入れる
  • 外壁・屋根の断熱塗装
  • 内窓を追加する
  • 窓を断熱性の高いものにリフォームする

いろいろな断熱リフォームがあるものの、もっとも効果的で価格を抑えてリフォームできるのが「窓の断熱」です。

窓断熱は大きく分けて2つあり、既存の窓の上にもう一つ窓を設置する「内窓の設置」か、「サッシや窓を高性能のものに変える」といったリフォームがあります。窓の場所や状態によって対応できるリフォームには違いがあるので、気になる方は工務店に相談してみましょう。

3-2.太陽光発電の設置

太陽光発電の設置は、政府も力を入れています。今後はすべての新築住宅において太陽光パネルを設置するという政策も話題になりました。

太陽光発電を設置すれば、災害時でも自家発電でまかなうことができ、電気代も掛かりません。状況によっては発電した電気を電力会社に売ることもできるでしょう。

ただ、太陽光発電の補助金はすでに終了しており、補助を受けたい場合はZEH(ゼッチ)住宅を考える必要もあります。ZEH(ゼッチ)住宅は、太陽光発電とともに住宅の機能性も高め、消費エネルギーを抑えた住宅です。ZEH住宅は国の補助金対象となっているので、太陽光発電を検討している場合は情報を集めておくと安心です。

参照 https://www.egmkt.co.jp/column/consumer/20210310_EG_040.html

3-3.補助金・減税制度を利用しよう

エコ住宅へのリフォームをしたいけれど、気になるのがやはりそれに関わる費用です。壁に断熱材を入れるといった大がかりなリフォームの場合、費用は100万円以上になることもあるでしょう。

そこで覚えておきたいのが国や自治体が行う補助金や減税制度です。以下は、エコ住宅の建設やリフォームで受けられる代表的な補助金や減税制度です。

地域型住宅グリーン化事業 省エネ性能や耐久性が高い住宅の新築時に出る補助金。上限140万円/戸まで
ZEH住宅補助金 「ZEH」の定義を満たす住宅の建築やリフォーム費用の補助制度。上限100万円/戸まで。
長期優良住宅化リフォーム推進事業 長期優良住宅にリフォームする場合、補助金を受けられる制度。認定基準によって上限100~200万円/戸まで
長期優良住宅の住宅ローン減税 長期優良住宅を新築で建てたあと、住宅ローンが減税される制度。控除対象借入限度額は10年間

参照 https://chiiki-grn.kennetserve.jp/business/

このほか国の補助金とは別に、住んでいる自治体でも独自の補助金制度があるケースが多いです。エコ住宅を新築する、今お住いの家をエコ住宅にリフォームする場合は、住んでいる自治体のHPを確認し、国と自治体それぞれの補助金のどちらが良いか確認してみると良いでしょう。

まとめ

人口が爆発している現在、地球上に残されているエネルギーはあと40年しかないと言われています。また先進国が増えている背景もあり、今後はガソリン1 L あたり200円程度になることも予想されています。そのシワ寄せは私たちの生活を確実に脅かし、年間の光熱費が莫大に増える可能性もあるのです。

エコな住宅はランニングコストの問題を解決し、健康にも良い影響を及ぼします。これから家を建てる人はもちろん、リフォームをお考えの人もぜひエコな住宅への住み替えをご検討ください。

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