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2021.12.21

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椅子か直接座るか?使う用途によって違うフローリング材の種類とは

もはや日本人の生活に欠かせなくなったフローリング。昔は茶の間に畳という家が多かったですが、いまではすべての部屋をフローリングにする家も少なくありません。

そこで気になるのがフローリング材の種類です。これから家を建てる人は、フローリング材の種類は大工さんにお任せするより、用途によって自分が満足する素材を選んだほうが良いでしょう。今回はフローリングに使われている木材の種類、そして生活様式に合わせてどれがおすすめなのかを紹介していきます。

1.フローリング材は「椅子に座る」か「床に座る」かによって違う

家の中で居心地のいい場所はどこですか?ダイニングの椅子、リビングのソファ、ベッドにもたれて床に座るなど、居心地のいい場所は暮らし方によってそれぞれです。

フローリング材の選び方は、椅子に座るか、それとも直接床に座るかによって向いている素材は違います。

1-1.椅子に座るタイプのおすすめフローリング素材

フローリングの上に椅子を置いて座る場合は、フローリング材が傷つきにくく、へこみにくいものを選ぶのがポイントです。椅子を置くタイプのおすすめフローリング材の種類は、以下の通りです。

フローリング材の種類 特徴
ナラ 家具などにも多く使われている。安価でお手入れも簡単、薄くもなく濃くもない色合いが人気 
メープル 白っぽい色の床でまとめたい時に重宝する木材。あらゆるインテリアのパターンにもなじみやすい 
カバ 色の差が激しい木材だが、同系色の板をそろえればおとなしく柔らかな雰囲気になる 
チーク フローリングで使われている木材の王様。耐久性に高く、濡れてもOKなのでヨットの甲板に使われることもある 

1-2.床に座るタイプのおすすめフローリング素材

フローリングに直接座る機会が多いのなら、柔らかみがあってお尻を痛くしない素材がおすすめです。そのような木材は次の種類がおすすめです。

フローリング材の種類 特徴
スギ 価格が安定しており比較的入手しやすい木材 。針葉樹の中でも柔らかく触れた瞬間、温もりがある 
アカマツ 日本では古くからおなじみの床材であり強度が高く樹脂成分も多いため耐久性にも優れている 。経年劣化で現れる飴色も魅力 
カラマツ 節の色が薄く、木目とうまく調和するため美しいフローリングになる。あらかじめヤニを抜いてある乾燥剤材を使うのがおすすめ 
ヒノキ 高価な材質だが、節のある素材なら比較的安く入手できる。木の芳香とやさしい手触りが人気の木材

2.フローリングには無垢材と複合フローリングがある

自分のライフスタイルにより、どのフローリング材が良いのかある程度分かったかと思います。

また、フローリングは、大きく分けると「無垢(単層)フローリング」と「複合(複層/合板)フローリング」の2つに分けられます。理想的なフローリングは無垢材といったイメージがありますが、実際に家庭用で普及しているのは複合フローリングです。ここからはそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

以下参照 https://rehome-navi.com/articles/130

2-1.無垢フローリングの特徴

無垢フローリングのメリット

  • 質感や肌触りが複合フローリングよりも素晴らしい
  • 調湿作用があり、夏はサラっと、冬は暖かく過ごせる
  • 自然木の香りが楽しめる
  • 経年劣化によりさらに色合いが美しくなるケースも

無垢材は自然の木をそのまま使用するため、自然木の香りがして空間を快適にしてくれます。とても魅力的ですが、その一方で次のようなデメリットもあります。

  • 複合フローリングよりコストが高い
  • お手入れをしないとすぐにダメージを受ける
  • 収縮・膨張によって反りや隙間ができることも

無垢材には定期的なメンテナンスが必要です。水や傷に弱い側面があるので、素材によっては定期手にニスを塗るなど、こまめなお手入れをしないといけません。

2-2.複合フローリングの特徴

複合フローリングのメリット

  • コストが比較的安い
  • 反りや収縮の心配がなく経年劣化しにくい
  • 傷やへこみにも強くデザイン性に富んでいる

昔はアレルゲンなどの原因も危惧された複合フローリングですが、いまでは抗アレルゲンなどの機能を向上させている製品も多く、安心して使えると人気です。コストも安定しているので、無垢材より取り入れられています。

複合フローリングのデメリット

  • 傷ができると無垢材のように削り取ることはできない
  • 天然目のような調湿作用はない
  • 無垢材より硬くおしりが痛くなることも

無垢材の場合、傷ができても表面を削り取ることで末永く使うことができますが、複合フローリングはそのような対処ができません。柔らかみのある素材にこだわる方は、複合フローリングはあまり向いていないと言えます。

2-3.フローリングの厚みは何ミリが良い?

フローリングの厚みは9,12,15,18mmがあります。一般的に薄いほうが使う木材の量も少なくて済むので安価です。

しかし薄ければ薄いほど足に衝撃が加わるのも事実です。そのため一般的に流通が多いのは15 mm 以上の厚さです。この程度の厚さがあれば、フローリングの上を歩いたときの衝撃が和らぐとされています。

ただ、フローリングの板を貼る前の、下地の作り方によっても足への衝撃は変わります。設置する際は、設計者や大工さんにどの程度の厚みが適しているのかを確認してみましょう。

3.床暖房のフローリング 選び方や設置の方法

これから家を建てる、フローリングを張り替える、そういった場合に床暖房を検討する家も多いかと思います。

ただそのときに気になるのが、床暖房の場合、フローリング材の種類はどれを選ぶべきかという点です。ここからは、床暖房のメカニズムも伏せ、床材の種類について見ていきましょう。

以下参照 https://www.cas-online.jp/html/page20.html

3-1.床暖房の設備は大きく2種類

床暖房設備には「温水式床暖房」と「電気式床暖房」があります。

温水式床暖房とは

温水式床暖房とは、温めたお湯を熱源にし、床材の下地をパネル状にしてお湯を循環させて温める方法。初期費用はかかるものの、ランニングコスト控えめ。温水を温めるには、ヒートポンプ式とガス式の2種類がある。

電気式床暖房とは

床下に電気で発熱するヒーターなど設置し、床を通じて部屋全体を暖かくするもの。イメージとしては電気カーペットの構造と似ている。施工が簡単にできるタイプもあり、初期費用があまりかからないのが魅力。さらに細分化すると、「蓄熱式」「PTCヒーター式」「電熱線ヒーター式」などの方式に分けられる

どちらの床暖房にもメリット、デメリットはあります。設置する床の広さや使い方によってランニングコストには差があるので、それらを踏まえたうえで見積もりを出してみるとよいでしょう。

3-2.床暖房 フローリング材の種類は何が良い?

床暖房に設置するフローリング材は、床暖房に対応した専用のフローリング材が必要です。仮に一般的なフローリング材を使って床暖房を設置してしまうと、急激な温度変化に対応できず、隙間やひび割れが生じてしまいます。

そのため、床暖房の場合は専用の「複合フローリング」が使われることが多いです。材質はサクラやメープル、オーク材などが人気です。

ただ近年では建築技術が進んだこともあり、無垢の挽板材を使用したフローリングも徐々に人気となっています。床暖房で快適に過ごしつつ、無垢材のフローリングの柔らかさを楽しむ選択も夢ではありません。

3-3.信頼できる業者に施工してもらうのがポイント

床暖房を兼ねたフローリングを設置する場合、実績と経験のある業者に施工してもらうのが大切です。業者選びはただ安いからといった理由は避け、床暖房の設置技術に長けているプロにお願いしましょう。

床暖房を設置する場合、フローリング材の下地に温水パネルやシート熱源を施工します。万が一フローリング施工時の釘打ちを誤ると、それら熱源に釘やステープルを打ち込んでしまうことになり、大きな修繕工事が必要となります。そのような事故を避けるためにも、熟練の施工業者による技術が必要です。

4.ライフスタイルに合わせフローリング材の種類は自分で選ぼう

フローリングの木材はあらかじめ決まっているのではなく、多くの木材の種類から自分で選ぶことができます。

床に直接座ることが多いのか?それとも椅子に座っているか?また床暖房を導入するかによって、床材の選択は変わってきます。業者に言われるがまま決めるのではなく、ぜひ自分の目で触って床材を確かめ、納得できるフローリングを作っていきましょう。

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