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2021.07.19

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子供のテレビへの近づきすぎを防ぐ 狭いリビングの家具の配置方法

子供がいる家でよく聞かれるのが、子供とテレビの問題です。長時間視聴過ぎるといったこともあるのですが、「子供がテレビに近づきすぎて見てしまう」という声は本当に多いです。

いくら注意しても子供は吸い寄せられるようにテレビに近づいていきます。ご存知の通り、テレビを近くで見ることは目に悪いし耳にも悪い。子供がテレビへ近づきすぎるのをを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?

1.テレビに近づきすぎる子供が心配

子育てにおいてテレビはなくてはならない家電です。自分が家事をしている時、テレビに子供のお守りをしてもらえれば、ちゃんと料理などができて親は便利ですよね。

しかし、自分が家事に夢中になってふと子供を見ると、テレビの画面にぴったりとくっついて見ている、ということも少なくありません。特にテレビの言っていることを理解し始める1歳から3歳程度の子供は、テレビ画面を触りながら見るということも多いです。こんなに近くでテレビを見てしまうと、子供の視力が低下しないか心配になるでしょう。


1-1.3歳までの子供は視力が悪い

なぜ子供はテレビにぴったりと近づいてみてしまうのか?その理由の一つに「3歳までの子供は視力があまり良くない」ということがあります。

実は生まれて数ヶ月しか経っていない子供の視力は0.1ほど。大人だと眼鏡をかけないと日常生活に支障が出てくるレベルなので、乳児は目が悪いことがわかります。その後緩やかに視力は上がり3歳ぐらいになってやっと視力は1.0 程度になります。離れた距離からテレビを見るとぼやけることが多く、それが原因でテレビに近づいてしまうのです。

https://cocoiro.me/article/13265#i-3

1-2.興味があるから近づいてしまう

そしてテレビは単純に子供にとって興味を引くものなので、近づいてしまうこともあります。例えば赤ちゃんに初めておもちゃを見せたとき、それに興味を持った赤ちゃんは手を伸ばし、それをつかんでなめたり触ったりしますよね。

親が子供に見せる番組として教育番組がありますが、Eテレはとくに乳幼児にとって興味を引くものばかりが出ます。そのため静かに見てくれて親は助かるのですが、興味を引くからこそテレビについ触りたくなる。テレビから離れてじっと見るということは、子供にとって難しいのです。

1-3.子供がテレビに近いと視力低下の恐れがある

いまはスマホの影響もあって子供の視力低下が問題になっています。

しかし乳幼児でスマホを触る割合は低く、小さなうちの視力低下はやはりテレビだという指摘もあります

まだスマホが普及していない頃の調査では、テレビの視聴時間よりもテレビを見る距離が近い子供ほど、視力低下が進みやすいという調査結果があります。やはりテレビを至近距離で見ることは、目が悪くなる要因ととらえた方が良いでしょう。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/54/2/54_98/_pdf/-char/ja

2.テレビを見る適切な距離とは

テレビに近い子供が心配…。では、どのくらいの距離を保てば適切なのでしょうか。実はテレビを視聴する距離というのは、テレビの種類や大きさによって違いがあります。いまは「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の2種類に分かれていますが、一般家庭で主流なのは「液晶テレビ」です。まずは液晶テレビにおける適切な距離につてい見ていきましょう。


2-1.画面の高さのおよそ3倍が適切な距離

テレビを見る適切な距離は「テレビ画面の高さ×3倍」といわれています。つまり、画面の高さがおよそ50センチであれば、50×3でおよそ1.5mということになります。

以下は液晶テレビのサイズと、それを視聴するのにとる適切な距離です。

サイズ 画面の高さ 視聴距離
32V型 約39cm 約1.2m
40V型 約50cm 約1.5m
46V型 約57cm 約1.7m
52V型 約65cm 約1.9m
60V型 約75cm 約2.2m
70V型 約87cm 約2.6m

ちなみに一般家庭で見られているテレビのサイズは46~52Vが主流です。適切な視聴距離は、1.7m~2m程度といえるでしょう。

https://jp.sharp/support/advice/aquos/use_01.html

2-2.視力のためにはもう少し離れた距離で見るのがおすすめ

適切なテレビの視聴距離は、1.7m~2m程度。それを聞いて意外と短いと感じた人も多いのではないでしょうか。

実はこの「画面の高さの3倍」という視聴距離は、アメリカの映像関連会社が「あくまで映像を楽しむためにはその程度の距離が良い」と推奨したものだそうです。ジョージ・ルーカス率いる映像チームは、スターウォーズをはじめとした大迫力の映画をたくさんとっています。それを臨場感あふれる画像で見てもらうには、その程度の距離がふさわしいと言ったことがきっかけでした。

つまり、視力を低下させないためには、もう少しテレビと距離をとった方がよいのです。画面の高さの3倍という距離は最短距離としてとらえ、できれば子供にはもう少しテレビとの距離を空けましょう

https://www.irinakaganka.jp/blog/%E7%9B%AE%E3%81%AE%E9%9B%91%E5%AD%A6/9662.html

3.テレビを見る距離をしっかり取る工夫とは

テレビの距離は、子供の視力だけの問題ではありません。大人にとってもテレビの距離が近いと眼精疲労の原因になり、肩こりや腰痛などを引き起こすこともあります。ここからは、狭い部屋でもテレビとの距離を話すにはどうすればよいのかを見ていきましょう。

3-1.壁付けにして距離を取る

新しいテレビの多くは壁づけができます。壁につけるにはそのテレビ専用の設置器具が必要となり、落下を防ぐためにも電気屋さんなどのプロにお願いした方が良いでしょう。少し面倒な印象もありますが、壁づけの設置器具を買った方がテレビ台より安く済むことも多いです

またテレビを壁に直接つけると、テレビ台に設置するよりも20センチほどテレビの距離を離すことができます。この20センチは意外と大きく、目の負担を軽減させたり、部屋を有効に使えることにもなります。


3-2.斜めに設置して対角線の距離を取る

テレビはソファーの真正面というイメージがありますが、あえて部屋の角において、ソファーから斜めに離す方法もあります。

部屋の角はデッドスペースになることも多いため、そこにテレビを置くことで空間を有効に使うこともできます。あまり大きなテレビだと角に置くことは難しいのですが、46型より小さいテレビなら、部屋の角においてもそれほどスペースを占領することはありません。このやり方は、テレビを多方面から視聴できるL字ソファーの家にもピッタリです。


3-3.部屋が狭い場合はテレビの大きさを考慮する

そしてテレビとの距離を置くことも大切ですが、そもそもテレビは部屋の大きさに合ったものを選ぶことが重要です。

部屋の大きさ テレビの推奨サイズ
4畳半~6畳 32インチ
6畳~8畳 32~50インチ
10畳 48~65インチ
12畳 50~75インチ
12畳以上 65インチ~

このサイズは部屋に置いたときに目に負担のかかりにくいサイズとされています。実際にはもう少し大きめのサイズを選ぶ人もいますが、その際はテレビとの距離をなるべく離れて見るのが大切です。

また、テレビを選ぶ際は実際に見て選ぶことが大切です。ネットで簡単に購入できる時代ですが、なるべく本物の大きさを店舗などで確認してから選ぶようにしましょう。

https://kakakumag.com/av-kaden/?id=15583

3-4.テレビに近い子供をどうにかしたい!具体的な解決策は?

そして子供とテレビの距離を離すには、子育てにおける工夫も必要です。つぎのような対策が有効なこともあります。

  • 椅子やソファーに座らないとテレビはつけないなど、ルールを作る
  • 乳幼児の場合は、ベビーゲートや人工芝を置いてテレビに近づけない対策も
  • 近づいたら消す!親と一緒に見るなど

子供とテレビが近いと悩む親の多くは、いつの間にか子供がテレビに近づいて触っている、というケースがほとんどです。ならばテレビとの距離を強制的に作るよう、乳幼児ならベビーゲートに入れたり、逃げ出せないような椅子に座らせるといった対策もあります。そのうえで、テレビは離れて見るものだと、親が根気よく説明する必要があるでしょう。

4.視力を守るためにも、テレビに近い子供への対策をしよう

一番の有効な対策は親と一緒にテレビを見ることであり、テレビに近づいたら消す、といったやり方もあるでしょう。しかし親の手が離せないときにテレビはとても便利なものであり、しょっちゅう子供から目を離さないのは親のストレスも溜まってしまいます。

子供とテレビの距離を離すには、なるべく親がそばにいつつも、ベビーゲートなどを使って近づけない対策を取るのも有効です。そのうえでソファーとテレビの距離はなるべく離し、ある程度の年齢になったらテレビとの距離ルールなどを教え、子供の視力を守っていきましょう。

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