オークヴィルホームズに関するお知らせやオープンハウス開催についてや、モデルハウスオープン開催情報などをご確認いただけるページです

INFORMATION

カテゴリー
アーカイブ

2021.01.16

  • お役立ち情報

食器棚の地震対策は?オープンラックよりも引き出しや扉付きがベター 

食器棚はただの収納用品ではなく、最近ではキッチンやリビングのインテリアとしても存在感を放っています。

雑誌などでは「カフェのようなインテリアのキッチン」の特集ページに、必ずと言っていいほどオープンシェルフが置かれているでしょう。ダイレクトにお皿やグラス、植物が置かれている棚は見た目もおしゃれですよね。

しかし、ここで忘れてはいけないのは地震への対策です。食器棚は正しい設置やお皿の配置を考慮しないと、地震のときに凶器になってしまうこともあります。今日は食器棚の地震対策について見ていきましょう。

1.食器棚が地震のときに凶器となる理由

阪神淡路大震災や東日本大震災など、日本は定期的に大きな地震が起こりやすい国です。その地震のたびに言われているのが「本棚や食器棚が倒れてきた」ということ。特に食器棚には割れやすいお皿やコップなどがたくさん入っており、地震で倒れたら非常に危険です。まずはその実例について見ていきましょう。


1-1.食器棚の重さは80㎏越え!?それが倒れたら…

食器棚は、そのデザインや大きさにもよるものの、平均的な重さはおよそ40 ㎏ です。しかしそれにたくさんのお皿やコップなどの食器が入り、食器棚によっては炊飯器や電子レンジが置けるタイプもあります。それらを含めた総重量はときに80㎏を超え、なかには100㎏をオーバーするケースも少なくありません。

食器棚を壁や天井に固定せず、万が一地震の時にそれが人の上に倒れたらどうなるでしょうか。実際に食器棚が人の上に倒れ、亡くなってしまったケースもあるのです。

https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/documents/houkokusyo2.pdf

 1-2.入り口がふさがれて脱出できなかった事例も多い

また、食器棚が人の上に倒れることは少ないものの、食器棚が倒れて家から脱出できなかった、という例も多いです。

例えばキッチンで料理をしている最中に大地震が起こった場合、キッチン横に置いてあった食器棚が倒れ、キッチンからリビングに移動できなったというケースもあります。万が一そこで火事が起きたりしたら、脱出できないことにより命を落とす危険性もあるでしょう。

1-3.お皿が散乱するとパニックを起こす

そして食器棚が地震の時に与える影響は「音」もあります。ドラマの中で地震が起きる際、必ず「パリ―ン」とか「ガシャーン」といったお皿や食器の割れる音がするでしょう。あの音はテレビから出るため安心して見ることができますが、実際に目の前でお皿が割れると、多くの人はパニックを起こします。 

食器が大量に割れる音は人を不安にさせ、正しい行動や判断ができないことにもつながります。こうしたことから、普段から食器棚には地震対策が欠かせません。

2.食器棚を安全に使うためには

国土上、日本は頻繁に地震が起こりやすい場所です。明日大きな地震が起きても大丈夫なように、普段から対策を行いましょう。ここでは食器棚の地震対策を紹介しますが、大型の本棚やタンスにも有効です。

2-1.まずは壁に固定しよう

家具店で食器棚を購入すると、その多くには壁に取り付けられるような固定具も付属されています。食器棚を設置する際には、ついでに壁や床と固定させてくださいといった注意書きもあるでしょう。

一般的には、部屋の模様替えをしても食器棚を移動させる人は少ないです。そのため食器棚を購入したり新しく設置したりする場合は床や壁にしっかりと固定させるのがおすすめです。賃貸住宅でなかなか固定させるのが難しい場合は、突っ張り棒などを利用しましょう。また、食器棚と床の間に新聞紙を挟み込み、食器が落ちてこないよう少し傾斜を加えるのも効果的です。


2-2.重い容器は下に入れるのが鉄則

地震の被害を抑えるにはお皿の入れ方にもポイントがあります。例えばプラスチックでできたお皿と陶器でできたお皿の場合、陶器の方が割れやすく重いです。割れやすくて重い食器は下の方にしまい、プラスチックなどの軽量食器を上にのせることで、食器棚自体も安定し、お皿が落ちにくくなります。

特にすり鉢など大きくて重量のあるものは、上部の棚ではなく、下の引き出しなどにしまった方が良いでしょう。食器は地震のときに落ちないことが鉄則ですが、万が一落ちたことを考え、被害の少ない配置でしまうことが大切です。https://allabout.co.jp/gm/gc/391100/


2-3.オープンラックより引き戸のある食器棚が安全

最近食器をオープンラックに入れる方法が流行っています。その安全な使い方は後述しますが、地震の観点から見ると、やはりオープンラックより引き戸や扉のある食器棚のほうが安全です。

ただ、一般的な食器棚でも扉を開けっ放しにしてしまうと意味がありません。つい閉めるのを忘れがちな人は、食器の下に滑り止めシートを敷き、食器が落ちないよう工夫をしましょう。また、観音扉の食器棚の場合、地震の勢いで一気に食器が落ちるリスクもあります。こちらも滑り止めシートをするのはもちろん、扉開きを予防できる地震対策グッズなどをつかい、扉にフックをかけて飛び出しを予防しましょう。


2-4.貴重な食器は下段の奥へ

地震で食器が割れてしまったという話は多いのですが、中でもよく聞くのが「高級な食器が割れる」というケースです。これには次のような理由があります。

まずは、来客用の高級なカップソーサーなどは食器棚のうえにおきがち、という点です。滅多に使わないからこそ上の段にしまい、地震がきたときに落ちてしまうのです。

そして高級なプレートを食器棚の正面側に置いて飾るケースも多いです。これにより地震のときに奥にある食器に押され、割れてしまうこともあります。

本当に大切な食器があるのなら、それは食器棚の下段にしまい、被害にあわないよう奥にしまっておくことが大切です。目立つ場所に置くほど割れるリスクが高いことも覚えておきましょう。 https://doikeiko.com/archives/34686

3.オープンラックを使う際の注意点

食器棚はわざわざ買いたくない、1人暮らしなのでオープンラックで十分、といった人も増えています。ここからは、食器をオープンラックに置く安全な方法について見ていきましょう。


3-1.オープンラックのメリット

食器棚でなく、手軽なオープンラックにお皿などを置くと次のようなメリットがあります。

  • 場所をとらない
  • 食器棚と違い圧迫感がない
  • 少しお皿が濡れていても乾く
  • すぐに食器を取り出しやすい
  • オシャレなインテリアにもなる

このほかにも、オープンラックのほうが食器棚よりコストが安いことも挙げられます。ただ、ガラス戸といった囲いがないオープンラックは、地震の安全対策をしっかりと行う必要があります。

3-2.滑り止めを置き、お皿を重ね過ぎない

食器をオープンラックに置く場合は、たくさん乗せ過ぎないことが重要です。そのため、使う食器がたくさんあるような大家族には向いていません。地震がきても落ちて割れない程度の食器だけを乗せ、グラつきがないようにしましょう。もちろん食器が滑らないよう、滑り止めを下に敷いておくのも大切です。

3-3.天井や床に固定したほうが安全

オープンラックは木製のものやボックスタイプなど、さまざまなデザインがあります。ただ共通して言えるのは、高さがあるオープンラックほど倒れやすい、ということです。

オープンラックは通常の食器棚に比べて軽量な分、なかにモノを収納するとグラつきやすくなります。転倒事故をふせぐためにも、やはり食器棚と同じように、壁や床に固定させたほうが安心です。また、重くて大きなものは下段に置くなどし、ラックの安定バランスをとりましょう。https://www.irisplaza.co.jp/media/A13928082530

4.まとめ

大地震が起きると、食器棚はときに大きな凶器になります。倒れたり、食器が割れてパニックを起こさないためにも、普段から食器棚の地震対策を万全に行っていきましょう。

またオープンラックは取り扱いやすいものの、モノを詰め込み過ぎると倒れやすくもなります。なるべく床や壁に固定させ、食器を詰め込み過ぎないよう見た目もオシャレに使うことが大切です。

 

CALENDAR