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2020.05.24

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保存食を置くのに向いている 冷暗所はどうやって家の中に作る?

近年の夏は連日、猛暑日になることが多くなりました。暑い日には買い物に出かけるのも一苦労です。できるだけ回数を少なくしたいと思って食料品をストックしている人もいるかもしれません。

そこで気になるのは、食品をストックする置き場所です。家の中の涼しい所と言っても夏場はどの部屋も暑く感じます。家の中の冷暗所はどのように作ればいいのでしょうか?今日は、食品保存に必要な冷暗所の作り方について解説します。

INDEX

1.冷暗所の目安とは

食品を保存する方法としては、冷蔵庫に入れるか、常温に置くかに分かれます。しかし常温保存が可能な食品であっても「直射日光を避け冷暗所に保存してください」と書かれていることが多いです。高温多湿の場所に置いて良い食品というのは滅多にないでしょう。まずはこの冷暗所について、詳しく見ていきます。

1-1.理想的な温度は1℃~15℃位

冷暗所の理想的な温度は1℃~15℃位です。この気温はだいたい冬場に感じる寒さです。冷蔵庫の平均的な温度は4度程度なので、冷暗所に適した食材も冷蔵庫に入れて良いということになります。

ただ冷蔵庫がパンパンで、なかなか入らないということもあるでしょう。ならば家の中に冷暗所を作り、冷蔵庫に入りきれない常温保存可能な食材を置いた方が良いのです。

また冷暗所は名前の通り、暗い場所が望ましいです。いくら気温が低くても直射日光が当たってしまうような場所だと、食材が変色したり、保存期間が短くなったりします。冷暗所は日光が当たらない、北側のエリアを中心に作った方が良いです。 

1-2.場所は北側が最適

家のなかで「気温が低く直射日光が当たりにくい場所」となると北側になります。家の間取りによって違うものの、基本的に北側にある場所といえば玄関があります。特に冬場の玄関は寒々しく、日もあたらないためパントリーを設置している家庭も多いです。玄関の棚やスペースに余裕がある場合は、そこを冷暗所スペースにするのもおすすめです。

また、寒さの厳しいエリアの場合、北側の玄関の外に断熱材を使って食品スペースを設置している家庭もあります。小屋のように大きなスペースであれば、玉ねぎやじゃがいも、かぼちゃといった長期保存可能な野菜を置くこともでき、天然冷蔵庫として活躍することができます。

2.これから家に冷暗所を作るなら

寒いエリアであれば、北側のスペースを使い、季節を問わず冷暗所を作ることが可能です。しかし、東京をはじめとした夏は高温多湿となるような地域の場合、なかなか冷暗所を作ることは難しいでしょう。ここからは、東京を中心としたエリアをベースに、冷暗所を作る方法について考えていきましょう。

2-1.夏に冷暗所を作るのは難しい

結論から言ってしまうと、夏に冷暗所を作るのは難しいです。北側のような、日が当たらず気温が上がりにくい場所であっても、夏場は気温が30°近くになることも多いです。そのような場所に食材を置いてしまうとやはり食材自体も温まってしまいます。

住宅の中には高機能の断熱材を使用している家もあります。しかし、そのような家であっても夏の気温が上がっている現在、その影響で室内が30°以上になる可能性は高いのです。夏の間は、冷蔵庫を冷暗所として利用するのが良いでしょう。 

2-2.夏場でも常温保存できる食材とは?

ちなみに、夏場でも比較的常温保存に強い食材は次のようになります。

  • 缶詰
  • パスタなどの乾麺
  • コーンフレーク、シリアル
  • ビスケット、乾パン
  • 乾燥わかめ、ひじき、こんぶ など
  • 煮干しやスルメ、ビーフジャーキーなどの乾きもの

こうしてみると、夏場でも常温保存ができる食材は、水分が少なくて空気に触れていないもの、ということが分かります。ペットボトルの水も常温保存可能なので、冷たく飲みたい場合は氷を入れるなど、工夫してみると良いでしょう。

2-3.発泡スチロールで簡易的な冷暗所を

夏以外の季節の場合は、部屋の一部を冷暗所として利用することもできます。ただ、食材をどこに入れれば良いか分からない、そうしたケースは発泡スチロールを使うのがおすすめです。

発泡スチロールは断熱性が高いため、外気の気温が高くても、中身の気温を上げにくい効果があります。また尖ったもので穴を開けやすいという利点もあり、風の通り道を確保することも可能です。北側の寒いエリアに発泡スチロールを準備し、風穴を開けてそこに食品を保存することにより、簡易的な冷暗所が完成します。気温が高い日は保冷剤を入れておくことにより、温度上昇を防ぐ事ができます。

参照https://curama.jp/magazine/1116/#a4

3.冬はさらに利用価値が高い!家のなかにある冷暗所

ここからは夏場を除いた、常温保存ができる家の中のエリアについて見ていきます。常温保存に適している場所が分からず、食材をついそのままテーブルの上にだしっぱなし、ということはないでしょうか。

常温保存に適した場所を知ることが出来れば、食材をスッキリと片付けることもでき、痛めずに保存することも可能です。

3-1.キッチンの収納棚

キッチンの奥には収納棚がついています。このキッチンの収納棚は食品の保存に適しています。基本的にキッチンの多くは直射日光が当たるようなエリアに作られていることは少なく、収納棚も扉が付いており、日光が当たらないよう工夫されています。

また収納棚の中は一定温度に保たれていることも多く、冷暗所として使うこともできるでしょう。ただし、コンロ近くにある収納棚は温度が上がりやすいため注意が必要です。また、寒いキッチンほど暖房器具が近くにあるというケースも多いので、温度差にも注意しましょう。

3-2.階段の下

一戸建て住宅で階段がある場合、階段下付近は気温が低くなっていることが多いです。階段は日当たりを優先して作られていることは少なく、むしろ影になるように設定されていることが多いでしょう。

こうした階段の下に収納場所を確保しておけば、たくさん食材を購入したときも、ちょっとしたパントリー代わりに使うことができます。

参照https://belcy.jp/57862

3-3.床下収納

住宅によっては、キッチン周りを中心に床下収納がある家も多いです。床下収納は基本的に日光が当たらないため、特に冬場は冷暗所として活用できます。地震などの災害が来た時に準備しておく、保存食を入れるのにも向いているでしょう。

ただ、床下収納は冷暗所に適していますが、風通しが悪いという欠点があります。そのため玉ねぎやじゃがいもなどの長期保存ができる野菜を入れておくと、気温は一定に保たれているものの、風通しが悪いため痛んでしまうこともあります。そのためレトルトパウチ食品やペットボトルなど、風通しは関係のない食材を保存するのが良いでしょう

3-4.ベランダ

ベランダは、冬場を中心に冷暗所として活用できます。南側にあって日当たりの良いベランダでも、冬場は太陽の角度が低くなるため、直射日光の影響を受けることは少ないです

そのため、ベランダのあまり日光の当たらない影になっている場所を冷暗所にしておけば、たくさんの食材を保存することができます。特に冬の時期は、気温が10°以下に保たれることも多いので、野菜などを保存する場所としても活用できるでしょう。

3-5.玄関

これまで紹介している通り、玄関は基本的にどの家でも、一番冷暗所に適している場所です。北側に設置してあることが多い玄関は、そもそも気温が上がりにくく、直射日光が当たることも少ないです。

また、玄関のドアを開け閉めすることにより、風通しが良くなるというメリットもあります。ただ、玄関のスペースが狭い家は、なかなか冷暗所として活用することは難しいかもしれません。そのような場合は上部に突っ張り棒などを利用し、簡易的な棚を作って軽い食材を置く方法もあります

3-6.もう一台冷蔵庫を置く

家に余っているスペースがあるのなら、小型の冷蔵庫をもう一台置くという方法もあります。場所を取る、電気代がかかるといったデメリットはあるものの、実はこの方法が一番冷暗所として活用しやすいでしょう。特に夏場でも活躍できるので、家族が多い家などにはおすすめです。

冷蔵庫の置き場所としては、家族がくつろぐリビングなどに設置すると便利です。飲み物を中心に置くことにより準備も楽になり、たくさんの食材があっても保存が可能になります。スペースがない場合は寝室に小さな冷蔵庫を置いて、パントリーとして活用している家もあるようです

まとめ

食材を全て冷蔵庫に入れるのは難しく、冷暗所に保存しておきたい食材というのはたくさんあります。夏場は常温保存が難しい場合もありますが、それ以外の季節であれば工夫して家に冷暗所を作ることも可能です。まずは家の中でどこが涼しいエリアなのかを見極め、風通しを良くさせる工夫をして冷暗所の活用をしていきましょう。

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