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2019.11.24

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100%をもとめない 共働きの家事のコツは分担をきめる前の「分割」

共働きなのに「家族が家事を手伝ってくれない」それは特に多くの女性が抱えている不満といえるでしょう。仕事が終われば帰宅後の家事、そして子供がまだ小さい場合は育児が待っています。やるべきことは分単位で襲ってくるので、忙しい人にとっては大きなストレスの種です。

しかし、「一つだけでも手伝ってくれたら助かるのに」と相手に不満を言う前に、一度、自分の家事のやり方を「見直してみる」と良いかもしれません。今日は、共働きにおける家事の分担について考えていきましょう。

INDEX

1.共働きにおける家事分担が話題になっている

昔は夫が働き、妻は専業主婦として家にいるという家庭が一般的でした。しかし平成30年版の男女共同参画局によると、平成10年を境にして、専業主婦がいる家庭の割合はどんどん減っています。

つまり、男女ともに働く世帯が増えており、時間をかけて家事を行う人が家に居なくなったのです。こうした背景により、共働きにおける家庭は男女を問わず家事を行わないと、日常生活に支障が出るようになってきました。

参照 http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html

1-1.いまだ家事をやるのは女性が多い

しかし、どれだけ共働き世帯が増えたとしても、日本における家事の分担は、圧倒的に女性の方が多いといわれています。女性が主に行っている家事は次のようなものです。

女性が分担することの多い家事

  • 毎日の料理
  • 毎日の洗濯
  • 掃除全般
  • 子供と接すること
  • シャンプーの詰め替え等、いわば名もなき家事全般

その一方で、男性が分担することの家事は以下のようなものです

  • ゴミ出し
  • 子供のお風呂
  • お皿洗い

料理や洗濯、掃除といったものは、家事のなかでも多くの時間を費やします。しかし、男性が行っているゴミ出しやお皿洗いは、状況にもよるものの、わずか数分で終わることも多いでしょう。

また、育児に関しても女性への負担が多いと言われています。保育園への送迎は夫が行っても、熱が出たときに急きょ迎えに行くのはいつも妻、という家庭は少なくありません。

参照 https://www.keiwa-c.ac.jp/wp-content/uploads/2016/10/vt023-5.pdf

1-2.女性の睡眠不足が深刻

現代病の1つとして「睡眠不足」があります。日本人は男女ともに睡眠時間が足りないと言われています。その原因をアンケートしたところ、男女ともに「仕事の時間が多くて睡眠が取れない」「スマホをベッドで見てしまう」といった回答が多く寄せられました。

しかし、女性に特化して多かった睡眠不足の原因が「家事や育児で睡眠時間が削られてしまう」という回答でした。同じように答えた男性はたったの5%しかいなかったのに対し、女性はそのおよそ4倍の17%もいたのです。

仕事から帰ってきたら家事や育児が待っており、やっと寝付いたと思ったら子供が夜泣きをする、その対処に追われているのは女性が多く、慢性的な寝不足に陥ってしまうのです。睡眠不足は「睡眠負債」とも呼ばれており、将来ガンや心筋梗塞といった病気の原因になり、うつ病や認知症を引き起こすとも言われています。健康な体を維持するためには、共働きにおける家事分担を女性に押し付けてはいけないのです。

2.家事分担がうまくいかないのは女性のせい!?

こう見ると、家事や育児を手伝ってくれない男性側に非があるように見えます。しかし、共働きにおける家事分担がうまくいかないのは、実は女性側にも問題があるようです。ここからは、女性側が持つ、家事における問題点を見ていきましょう。

2-1.自分の家事にこだわりを持っている

日本では、食事作りは女性が担うことが多いのですが、それは「夫に料理をやらせたくない」という気持ちが働いているケースもあります。なぜ夫に料理をさせないのか、それは次のような理由があるからです。

  • 夫が料理をすると後片付けが大変
  • 冷蔵庫や調理台を汚してほしくない
  • 自分がやった方がスピーディーに終わる
  • 料理の好みに違いがあるため

後片付けが大変なのは理解できますが、それ以外の理由は「夫の料理を認めていない」という状況です。つまり、夫が「料理をするよ」とせっかく言ってくれても「自分がやった方が早い」などといった理由をつけ、夫のやることを拒否しているのです

こうした状況では、夫は料理をする機会がなくなり、ますます家事をやらなくなってしまうでしょう。多少のことは目をつむり、夫が協力してくれることには全面的に甘えることが大切です。

2-2.家事は女性がやるものだと思い込んでいる

例えば子供の授業参観で、妻は見に行かず、夫だけが見に行ったとします。そして家に帰ったあと、子供が「お父さんが来たのはうちだけで、あとはみんなお母さんが見に来ていた」と言ったら、妻はどう感じるでしょうか。

多くのお母さんの場合「母である私が見に行けなかった」という罪悪感を感じるでしょう。こうした心情は実に多くのシーンで見られます。子供のお弁当はお母さんが作るべき、夫のワイシャツは妻がアイロンをかけるべき、親戚への挨拶は妻がそっせんして挨拶をすべき、など。

たしかに、一昔前の時代では、家事全般を女性がこなすことが当たり前でした。しかし、いまは女性も夫と同じように働いて賃金を稼ぐ時代です。昔と同じ量の家事を女性がやるのには限界があり、「女性がやるべき」という考えは捨てる必要があるのです。

2-3.世界における共働きの家事分担

以下は、世界における夫婦の家事育児に関する時間を表したものです。

予想通り、日本の男性は、世界的に見ても家事や育児に充てる時間がありません。その分女性に負担が多くのしかかっています。

ただ、もう1つ見てほしいポイントは「日本女性が行う家事育児の時間が非常に長い」ということです。日本の女性は一日のおよそ7時間半も家事や育児に時間を費やしています。つまり、世界的に見ると日本人女性は、家事や育児に手を抜かないということが分かります

仕事もしつつ、一日の3分の1を家事や育児に費やしてしまうことは、非常にハードな毎日といえるでしょう。今日は育児をがんばったから夕飯はコンビニ弁当で済ませる、今日は料理をがんばったから掃除はしないなど、毎日の家事や育児においては、ある程度手を抜くことが必要なのです。

参照https://newsphere.jp/national/20170624-1/

3.共働き世帯の家事分担、うまくいくコツ

共働き世帯における家事分担は、100%うまくいくことは少ないでしょう。ただ、ストレスをためないコツとすれば「気持ちの面で折り合いを付ける」という方法があります。ここからは、家事分担をうまくすすめるコツについて見ていきましょう。

3-1.こだわり過ぎず、多少のことには目をつぶる

家族が、家事や育児を手伝ってくれないと不満を持っている人は、ある程度完璧主義の人が多いです。例えばお風呂掃除でも、お風呂の蓋を隅々まで磨き上げて完了という人もいれば、浴槽の中を簡単に洗うだけで大丈夫という人もいます。

家族に対し自分の家事を100%求めてしまうと、家族は家事をすることが苦痛になり誰も手伝ってくれなくなるでしょう 。手伝いを依頼する方は、家事に対してこだわりすぎず、ある程度の失敗や、やり残しに対し少しは目をつぶることが大切です。自分が行う時だけ完璧にする、家族のやり方には口を出さない、それが家事分担がうまくいくポイントです。

3-2.100%仕上げようと思わない

家事は100%完璧に仕上げるとすっきりすることもありますが、毎日100%の家事を行うのには限界があります。

例えば料理をした後、ガスコンロの五徳まで綺麗に磨き上げると、次の日の料理もやる気が起きるでしょう。しかし普段料理をしない人にとっては、ガスコンロの五徳まで拭くことは意味がありません。あくまで、その日の夕食を作り終えたら終わりなのです。

家事に関しては100%を求めてはいけません。特に誰かに家事をお願いするとき、そのやり方が100%に満たなくても 、文句を言ってはいけないのです。途中まで手伝ってくれたら OK、そのような心構えでいた方が、家事分担にストレスを感じることは無くなります。

3-3.分担して担当を分ける

家事における手伝いは、特に夫や息子といった男性の場合、具体的な指示がないと何をどうしたらいいのかわからないこともあります。例えば「外に干してある洗濯物を入れて」と言ったところ、本当に洗濯物を部屋に入れるだけで、グチャグチャのまま洗濯物が放置された、というケースは多いです。

家事を分担する際は、具体的な指示を出しましょう。「洗濯物を取り込んだら、畳んでタンスに入れてほしい」こうした具体例を伝えることで、やってくれない、といったストレスは軽減されるでしょう。

また、ひとつの仕事を分割して担当をわけるのもおすすめです。例えば、餃子を作るとします。餃子の材料を買ってくる準備担当を夫にお願いし、餃子を包む実行担当が子供たち、餃子を焼く仕上げ担当は自分、といったように役割を分担するのです。このような手伝いは、時間に余裕がある休日に行ったり、子供の成長に合わせて担当をシャッフルしたり、やってもらう範囲を徐々に増やしていくのも良いでしょう。

まとめ

日本での共働き世帯が増えてきたのはここ最近ということもあり、まだまだ家事は女性が担っていることが多いです。しかし、徐々に男性側の意識も変化し、若い世帯ほど夫婦が協力して家事を行っている傾向もあります。

家事は主にやる立場の人が完璧を求めすぎず、協力者もこまめに手伝うことが重要です。最近増えている家事サポートや便利家電なども利用し、家族でうまく家事分担を行っていきましょう。

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