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家でも使える便利なキャンプツール タープについて
日差しが強い時期になると、外に出てガーデニングや日曜大工をするのが苦痛になります。外に出にくくなると、その分庭に雑草が生えたり、家のメンテナンスができなくなったりして、家そのものが劣化してしまうでしょう。また、日差しが原因で、部屋の温度がとても高くなることもあります。
そんなときは、庭やベランダ、ウッドデッキなどに「タープ」を取り付けてみてはいかがでしょうか。タープはそもそもキャンプなどで使われる布のことを言いますが、家に活用することで強い日差しを上手に回避することができます。
- INDEX
1.タープとは
近年話題になっているのが「タープ」です。ネットで検索するとさまざまな画像とともに、便利な日よけの道具として紹介されています。コストが掛からないので、家だけでなくさまざまな場所で使われています。
1-1.テントとともにキャンプ場でも使われている
タープにはいろいろな意味がありますが、多く使われているのが「キャンプ場」です。キャンプ場ではテントが張られていることが多いですが、それと同時に日よけとしてタープが張られているのが一般的です。
タープは天井部分に張ることにより、自然のなかに居住空間を作ることができます。日差しをよけるのはもちろん、外からの目隠しにもなるでしょう。また、布が1枚あれば簡単に日差しを防ぐことができるので、コストパフォーマンスにも優れています。
参照https://kurashi-no.jp/I0013605
1-2.テントよりタープテントが主流!?
キャンプ場では、近年テントよりも「タープテント」と呼ばれるものが人気となっています。テントは地面に頑丈に杭を打ち付けたり、重い機材を運んだりする必要があることも多いでしょう。また、密閉されたテントの場合、なかで調理をすると一酸化炭素中毒のリスクもあります。
その点タープテントは、杭を打ち込んだ後に天井代わりとなる布を張るだけで設置ができます。テントよりも広々とした空間なので、大人数でキャンプを楽しむときにもピッタリです。日よけ効果がありつつ空気は十分に取り込むことができるので、調理をしても安心です。さすがに寝るときは寒かったり丸見えだったりするのでおススメはできませんが、日帰りでキャンプやバーベキューを楽しむときは、密閉されたテントよりもタープテントのほうが使いやすいでしょう。
1-3.家で使われるタープとは
家で使われるタープは、別名「シェード」や「パーゴラ」などといわれることも多いです。シェードは布を張って日よけにすることが多く、パーゴラは観葉植物などを這わせて日よけとして活用でき、エクステリアとして売られていることが多いです。多機能な日よけはパーゴラシェードとも呼ばれており、自動開閉式だったり、業者に頼んで設置してもらう必要があったりします。
その点タープは、引っ掛ける金属を壁に打ち付け、DIYで設置できることが多いです。設置する箇所によって大きさや取り付け方には違いがあるので、どこに設置するかを考えて購入するようにしましょう。
2.家にタープを設置しよう
ベランダから差し込む日差しが強い、暑くてなかなか庭に出られない、そんなときはぜひタープを設置してみましょう。タープの良いところは
- 日差しが欲しい冬には簡単に取り外せる
- コストパフォーマンスに優れている
- 器具さえ付ければ女性一人でも簡単に取り付けができる
- 毎年の暑さ対策が簡単にできる
といったことがあります。では、タープについて詳しく見ていきましょう。
2-1.簡単に取り付けられる小型タイプ
ベランダの小さなスペースや、縁台の屋根といった場所には、簡単に取り付けられる小さなタープを設置しましょう。大きさや素材にもよるものの、単純に日よけとして使いたいタープなら、5千円~1万円程度で入手できます。
例えば、庭に木が数本映えている場合、窓枠にフックを取り付け、あとは木とタープを紐でくくりつければ、簡単に日よけタープが設置できます。売られているタープの多くは紫外線防止機能、撥水機能、破れにくいといった特徴があるため、夏の間はタープをつけっぱなしにすることも可能でしょう。
2-2.庭に簡易的なテントタープも
庭に子供用のプールを設置したり、テラスでお茶を飲みたいといった場合は、簡易的なテントタイプのタープを設置するのもおススメです。テントタープを一つ持っておけば、アウトドアのときにも活躍できるでしょう。
テントタープは、骨組みを地面に設置してからタープを張るのが一般的です。昔は骨組みをしっかりと固定させてから地面に打ち込む必要がありましたが、現在売られているテントタープの多くは、骨組みも開くだけで簡単に設置できるものが多いでしょう。庭にある程度のスペースがあり、広い日よけを希望している場合は、テントタイプがおすすめです。
2-3.毎年利用するのなら骨子を組み立てておこう
タープはフックを取り付けて紐でくくりつけるといった簡易的なものもありますが、毎年使うのなら、骨組みをあらかじめベランダや庭に設置する方法も良いでしょう。
毎年使うことを前提に設置するため、骨子の組み立ては頑丈に行う必要があります。そのため、電動ドリルや専用の工具が必要になることも多いです。時間と手間は掛かるものの、一度設置してしまえば毎年夏は快適に過ごすことができます。また、タープは何年使っても劣化しにくい素材が多いですが、3年ほど経過したらタープだけは交換したほうが紫外線を予防できる効果は高まります。
3.タープを設置する際の注意点
タープはDIYで簡単に設置ができますが、取り付ける際にはいくつかの注意点があります。とくに、壁に金属のフックを取り付ける際には、注意をしないと壁に傷がついたり、うまくフックがはまらなかったりします。
3-1.きちんとした器具を設置しないと危険
簡易的なタープの場合、紐をベランダの柱にくくりつけたり、木に結び付けたりして使うこともできます。しかし、紐を使った簡単な取り付け方法は、外れやすく、場合によっては子供の首に絡まることもあり危険です。
タープの多くは、専用の取り付けフックが別途注文できることが多いです。壁に専用の取り付け器具を設置し、その器具とフックを固定することにより安全に使うことができるでしょう。まずは設置する場所を確認し、どうやって取り付けるかを考えてから購入しましょう。
3-2.壁に器具を設置する際は要注意
家によってはタープをはじめとし、サンシェード用の固定器具を外壁に設置する必要もあるでしょう。1か所でも外に固定できる器具があれば、毎年タープを張るときも便利です。
しかし、素人判断で固定器具を外壁に設置するのは危険です。例えば、タイル地の場合は次のような工程が必要になります。
- タイルを剥がしタイルの下地パネルを出す
- 金具を取り付ける(防水処理含む)
- 金具を避けるように加工したタイルを貼り付ける
こうした工程を、素人が行うのは非常に難しいでしょう。しかも、外壁がモルタルだったり、サイディングボードだったりする場合は、また工程が変わってきます。外壁に固定器具を設置する場合は、無理をせず工務店などに相談するのがおススメです。
3-3.台風には気を付けて
タープを設置するのは、主に夏が多いでしょう。しかし、夏はとても台風が発生しやすい時期でもあり、タープをそのまま放置しておくのは非常に危険です。特に、骨組みの設置が必要なテント式タープは、強風で骨組みが飛ばされることもあり、窓ガラスが割れたり、人にぶつかって大けがをさせるリスクなどもあるのです。
晴天が続くような日であれば、基本的にタープは張りっぱなしで構いません。しかし、強風予報が出ていたり、台風予報が出ていたりするときは、必ずタープを外しましょう。強風にあおられたタープの抵抗力は思いのほか強く、設置した箇所が外れる、木が折れるといったトラブルもあります。
まとめ
タープは布地だけで売られていることもあり、設置できる留め具と設置個所があれば、簡単に日よけがセットできます。あえて屋根を設置するよりコストは断然安く、不要になったらすぐに取り外すことも可能です。
また、見た目がオシャレで涼しいのもタープの特徴です。近年のタープは色やデザインが豊富なので、自分の家にあったタープを選ぶと良いでしょう。暑い夏を賢く乗り切る方法として、身近にタープを取り入れてみましょう。