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2018.10.10

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植えっぱなしOK!毎年花を咲かせてくれる春咲きの球根の選び方

花屋やホームセンターに春咲きの球根が並ぶ季節になりました。色とりどりのチューリップや水仙などの花の写真がプリントされたパッケージを見るだけでも、なんだかわくわくしますよね。

球根は、水やりさえ忘れなければ、大した肥料もいらずきれいな花を咲かせてくれます。そのため、普段は植物に触れる機会のない人でも手軽に育てることができるでしょう。さらに、一度球根を植えると、毎年勝手に咲いてくれるものもあります。ここでは、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれる球根植物を中心に紹介します。

INDEX

 

1.球根を植えよう

球根は、地植えや鉢植えはもちろん、室内にて水栽培をすることも可能です。一般的な花の種とは違い、大きいため土に植えることも簡単でしょう。春先に美しい花を咲かせるべく、ぜひ球根を身近に植えてみてはどうでしょうか。

1-1.球根はガーデニング初心者にもおすすめ

球根のメリットは、なんといっても「初心者でも育てやすい」ということがあります。一般的な花を育てるには、種をまき、芽が出たら間引きをし、肥料を与え、支柱を立てるといった手間が掛かるでしょう。また、花によっては害虫を予防したり、定期的に葉っぱの手入れを行ったりする必要があります。

しかし、その点球根ならばそのような手間が掛かりません。花の種とは違い、球根自体が大きいので、まず「どこに植えたか」というのがはっきりします。芽が出たかどうかも分かりやすく、うっかり雑草と間違えてしまうリスクもないでしょう。また、生えてくる芽も大きいため育てがいがあります。ほとんどの球根はそれほど肥料が必要なこともなく、害虫を退治するといった手間も掛かりません。種から育てる花に比べ、非常に育てやすいのが球根のメリットです。

1-2.球根はプレゼントにも最適!

じつは球根はプレゼントとしても活用できます。秋口になると、多くのホームセンターなどで「球根20個入り」といった特売を行っています。プレゼントとして人にこれをあげても良いのですが、いきなり球根をもらっても戸惑ってしまう人も多いでしょう。

そんなときは、球根を育苗用ポットで芽が出るところまで育て、かわいらしい紐などでラッピングしてプレゼントするのがおすすめです。とりあえず「芽が出るところまで育てました、あとは水をあげるだけで素敵な花が咲きますよ」といった状況にしておくと、もらう人にとってもハードルが低く、とても育てやすいです。とくにムスカリといった家のなかでも育てることのできる花は、育てる楽しみもできて立派なインテリアにもなるでしょう。

1-3.球根は部屋のなかでも育てられる!

球根といえばチューリップが代表的ですが、ムスカリ(ヒヤシンスの仲間)やクロッカスの球根ならば、「水栽培」として部屋の中でも育てることができます。

方法はとても簡単です。

  1. 水栽培専用キットか、ペットボトルを利用し、水をいれる。
  2. そのうえに球根を置き、うっすら水に浮いている状態にする
  3. 2~3日すると根が出てくるので、水を少々減らす。根が3/4ほど水に浸っている状態が良い
  4. 5日に1回程度のペースで水を交換する
  5. ひと月後あたりに花が咲く

水栽培をするにはムスカリが学校の授業でも使われることが多いです。ムスカリは9月~11月に売られることが多く、中には水栽培には向いていない品種もあります。(冷蔵庫に2カ月ほど寝かせると対応可能)そのため、水栽培として育てるのであれば、その球根が対応しているのか店の人に確認してみると良いでしょう。

2.植えっぱなしの球根を選ぼう!

球根は「夏に掘り起こす」という手間が必要なものと、一度植えたら「植えっぱなしOK」の球根に分けることができます。植えっぱなしOKの球根は、文字通り一度植えたら翌年もそのまた更に翌年も、冬が来るたびにキレイな花を咲かせてくれるのです。ガーデニング初心者にとって、この植えっぱなしの球根は非常にメリットがあります。

2-1.植えっぱなしOKの球根とは?

植えっぱなしOKの球根は、基本的に地植えできる球根です。鉢植えに適している球根では、そもそも翌年にも花が咲くということはないので注意しましょう。具体的な花は次のようになります。

2-1-1.水仙

水仙(すいせん)は地植えに向いている花です。とくに日本水仙とよばれる小ぶりのものは、寒さに強く、どんな土壌でも花を咲かせてくれるたくましい花です。日本庭園などでよく見かけることもあるでしょう。もともと日本在来種でもある花なので、植えっぱなしにすることで毎年花を咲かせてくれます。水はけがよく、日当たりの良い場所に植えると良いでしょう。

2-2-2.ムスカリ

水栽培も可能なムスカリは、実は地植えに植えっぱなしにしても良い花です。チューリップの寄せ植えとして存在することが多いムスカリですが、植えっぱなしにすることにより、堂々の主役となるでしょう。ムスカリは花のなかでも非常に丈夫であり、とくに肥料や水やりなどを放置しても毎年花を咲かせてくれます。3~5月にかけて咲く花なので、チューリップや水仙が終わった後に花壇を彩ってくれるでしょう。

2-2-3.シラー

あまり聞きなれない花かもしれませんが、野草として山道などで見かけることのある花です。小さな花がピラミッド状になっており、どんどん上にむいて咲くキレイな形をしています。シラーも植えっぱなしOKの球根であり、秋ごろに美しい花を咲かせてくれます。シラーは繁殖力が強いため、花が咲いてきたら分け植えをすることも可能です。また、シラーの球根はほかのものと比べると、値段が高いのも特徴です。それでも一度植えたら毎年花が咲くので、試しに購入してみると良いでしょう。

2-2-4.ハナニラ

ハナニラは球根のなかでも非常に強い花であり、繁殖力もすごいです。そのため、雑草のなかでも咲き続けていることが多いでしょう。一度花壇に咲かせておけば、翌年の春先に再びキレイな花を咲かせてくれます。植えっぱなしOKの球根のなかでも非常にタフなので、初心者にも向いています。むしろ、花壇に咲かせると翌年には花壇の外にも咲いているほど、繁殖力の強い花です。踏まれても全然大丈夫、強い生命力にも特徴があります。

2-2-5.クリスマスローズ

名前だけをきくと非常に上品な花であり、鉢植えの花としても人気の高い花です。しかし、クリスマスローズは地植えのほうが手入れが簡単であり、植えっぱなしにすることができます。この花は成長するたびに大きな株になってくるため、地植えをする際には多少広めの土地を確保したほうが良いでしょう。そうすれば、年々大きくなってくるクリスマスローズを毎年楽しむことができます。夏に弱い花なので、なるべく直射日光が当たる場所は避けましょう。9月末頃から球根を植えると、冬に大輪を咲かせてくれます。

3.球根を育てる際の注意点とは?

ここまでは、地植えにして植えっぱなしにできる球根を中心に紹介しました。しかし、チューリップといった球根の王道ともいえる花は、実は植えっぱなしには向いていません。また、球根の種類によっては「堀上げ」といって、夏の間は球根を土から掘り出す作業が必要になります。ここからは、球根を育てる際の注意点などを見ていきましょう。

3-1.植えっぱなしに向いていない球根は

基本的に鉢植えにして、1年間だけ楽しむ球根は「チューリップ」や「スノードロップ」です。これらは地植えにして植えっぱなしにしても良いですが、球根が夏の湿気に弱いため、翌年にはうまく咲かないことが多いです。そのため、地植えにしても、夏には球根を堀上げて保管する必要があるでしょう。

チューリップの基本的な育て方は、10月~11月中にプランターに球根を植えます。プランターには鉢底石を入れ、土はプランターの高さ7分目まで入れましょう。そこにチューリップの球根を置き、その上から土を軽くかぶせます。その後たっぷりと水をあげましょう。基本的に肥料は不要です。土の表面が乾いたら水をあげるようにし、順調にいけば3カ月ほどでキレイな花が咲きます。

3-2.球根は「球根選び」がまず大切

球根は時期になると、ホームセンターなどでたくさん売られていることが多いです。とくに、チューリップなどのメジャーな球根は「20個入り」といったようにたくさん詰められています。ついお得な球根セットを買いたくなりますが、その球根の状態を確認してから購入するようにしましょう。

基本的にどの球根であっても「形が大きい」「ふっくらしている」「色が統一されている」のがポイントです。品質が悪いものは、黒っぽくなっていたり、形がいびつで、ひどいとカビが生えているようなものもあるでしょう。こうしたものを植えても、キレイな花を咲かせるのは難しいです。ちなみに、品質の良い球根は、国産、オランダ産が良いといわれています。そして、植えるときには、なるべく根が出る部分の茶色い皮をはがしておくと良いでしょう。はがさなくても芽は出るのですが、はがすことで芽の方向がまっすぐに伸びやすくなります。

まとめ

球根の多くは植えっぱなしでもOKです。チューリップに関してはあまり適していませんが、実は植えっぱなしでも、翌年小さなチューリップが育つケースは多いのです。そのため、あまり深く考えず、とりあえず地植えで球根を育ててみるのも面白いでしょう。種から育てる花とは違い、どこに植えたか分かりやすく、成長の過程もしっかりと目で見ることができます。また、球根の花は春先に咲くことが多いので、季節を呼ぶ花としても楽しむことができるでしょう。

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