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2017.01.31

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家を暖める薪ストーブと冬を迎えよう!薪ストーブを設置するための安全な壁とは?

薪を使ったストーブの「薪ストーブ」の魅力は何と言っても揺らめく炎の演出と炎による暖房効果が最大の魅力と言えるでしょう。日本において薪を燃やして暖を取っていた頃には、暖房・調理・照明の代わりにもなっていました。今でこそ石油・電気ストーブやエアコン、ガスファンヒーターといった便利な暖房家電が溢れておりますが、最近ではこの薪ストーブの設置を望む方が増えてきております。

しかし、薪ストーブはファンヒーターのようにコンセント等があれば簡単に設置できるといった物ではありませんし、薪ストーブの熱と重さに耐えられる遮熱壁・床も設置しなければならないのです。この遮熱対策をしていないと、最悪の場合は目で見えない壁の内部にある木材が炭化してしまい、火災の原因になる事もあります。今回は薪ストーブを設置する際に必要となってくる遮熱をする役目の壁についてご紹介していきます。

INDEX

 

1.薪ストーブを設置する時の注意点

薪ストーブは家電製品の石油・電気ヒーターみたいに気軽に設置できる物ではありませんし、煙を排出するための煙突も必要になります。何より、薪ストーブは火を使う物なので、取り扱いを誤ったり設置場所が悪かったりすると火災の原因となってしまう恐れもあるのです。また、薪ストーブは「輻射熱(ふくしゃねつ)」という熱で部屋を暖めますので、薪ストーブを設置したい時は薪ストーブからでる「輻射熱」の影響を計算し、設置予定の場所に設置できるか?床や壁への影響についても考えなければなりません。

1-1.薪ストーブの設置は薪ストーブ専門店にも相談する

薪ストーブの設置をDIYでやろうとする方もいるかもしれませんが、薪ストーブの設置は消防法に熟知しており、薪ストーブからの輻射熱が部屋の壁や床・天井へどれぐらい影響を与えるのか考えなければなりません。そのため、薪ストーブを初めて設置する人が独断で行うのは危険です。万が一、薪ストーブで火災が起きたりすれば、重大な過失・責任問題となってしまいます。さらに遮熱用の壁をDIYで自作したとしても、空気の逃げ道や輻射熱の影響が本当に問題ないか判断が難しいので、初めて薪ストーブを設置したい場合は一度薪ストーブを取り扱っている専門店に相談しましょう。薪ストーブの設置については消防法に基づいて確認・遵守すべき事も多いので、素人判断での薪ストーブと遮熱壁の設置だけは決してオススメできません。

1-2.薪ストーブを壁際に設置する時について

薪ストーブの設置場所として最も多いのがやはり壁際です。しかし、そのまま設置してしまうと壁の炭化、つまり自然発火の原因となってしまうこともあるのです。

通常、薪ストーブを壁際に設置する時には遮熱の対策が必要ですので、この遮熱が不十分だと「低温着火火災」の原因になります。本来は家の建築に使われる木材は火に強い性質を持っておりますので、よっぽどの何百℃という熱量で加熱しない限りは自然発火したりしません。しかし、薪ストーブのように強い熱源が壁の近くにある場合、壁に熱が伝わらないようにするための対策をしないと、直接壁の木材に薪ストーブの熱が伝わります。

木材に熱が伝わると、木材に含まれている水分が徐々に失われてしまい、最終的には木材を炭化させてしまいます。炭化した木材は熱に対する耐性が下がってしまっているので、僅か100℃程度の熱でも発火する「低温着火火災」によって内部から火が出る事があります。近年「火の気が無い壁から急に発火した!」という火事がありますが、その理由のほとんどが「低温着火火災」によるものです。薪ストーブが原因で家が燃えたりすると大事な家や家族を失ってしまい、場合によっては近隣住民への被害が発生する事も大いに考えられます。よって、薪ストーブの素人判断の設置は本当に危険である事をご理解願います。

2.薪ストーブを壁際に設置する時に必要な遮熱壁について

薪ストーブを壁際に設置する際には「輻射熱」が家の壁に影響を与えて内部の木材を炭化させたりしないよう、炉台や防火壁を設置して遮熱の設定をしなければなりません。同時に遮熱をする以上は薪ストーブからの「輻射熱」に長く耐えられる素材を選ぶ必要がありますが、薪ストーブの熱量に耐えられる素材は以下のような物があります。

2-1.石、レンガ

石、レンガを薪ストーブを壁際に設置する際の遮熱に使う場合、ネックとなるのはやはり厚みと重量です。しかし、それらのネックを何とかできれば、薪ストーブとこれほど相性が良い物はありません。レンガや石には様々な見た目や大きさ、色が豊富なので家のインテリアに合わせた好みを見つけることが出来ます。また、レンガや石は熱を蓄えるのに時間こそかかりますが、薪ストーブを停止させた後で蓄えた熱をゆっくりと放出するため、保温性がある事が強みです。

2-2.タイル、人造石(擬石)

石やレンガは重量や厚みがありますので、重みに床が耐えられない、厚みがあるせいで空気の逃げ道が確保できない場合は安全面から考えて施工できません。これらの原因によって設置できなければタイルや擬石を使用する事も検討しましょう。タイルや人造石は、レンガや石と比べると薄く軽いために熱を蓄えにくいのですが、施工が簡単である上に仕上がりも美しいのが強みです。また、暑さもレンガより薄いので空気の逃げ道が確保しやすくなり、施工がしやすくなるのも特徴です。

まとめ

薪ストーブを設置する時は壁際を選ばれる事が多いのですが、壁が純粋なコンクリート製でも無い限りは輻射熱対策をしなければなりません。手間や余計な出費が気になるかもしれませんが、遮熱壁は同時に薪ストーブをオシャレに見せる雰囲気作りにも一役買いますし、レンガ等であれば蓄熱によって薪ストーブを停止させた後でもゆっくり蓄えた熱を放熱しますので、部屋を保温する効果も期待できるのです。ただし、遮熱壁の設置に関してはやはり薪ストーブを取り扱う専門業者様に相談したほうが安全なので、よっぽどの自信と知識が無ければDIYで行うのはオススメできません。

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