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2016.12.05

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玄関わきの階段とリビング階段|どちらの間取りを選ぶ?

従来の家の造りであれば2階へ上がる階段というのは玄関脇や玄関から少し歩いた先に作られることが多いのですが、最近ではリビングに階段があるスタイルの家も多くなってきました。確かに、リビングに階段があれば2階から降りてきてすぐにリビングで家族が顔を合わせることが出来るため、家族間のコミュニケーションにも役立っています。

しかし、リビングに階段を設置した方からは「別の場所に設置すればよかった」という後悔をしておられる方もいるため、今回はリビングに階段がある事のメリットとデメリットについて紹介していきます。

INDEX

 

1.リビングに階段を作る事のメリット・デメリット

最近の家を建築する方式は洋風である事が多くなり、家の造りも色々な形を取る事ができるようになりました。特に新しく家を建てたい方はモデルルーム展示場等で、最新の建築技法による家の造りに良い所を取り入れたいと思うのは当然です。しかし、その裏にあるデメリットを理解しなければ、建てた後ではもう作り直せないので、これから何十年と暮らす家の事はしっかりと検討しなければなりません。

1-1.リビングに階段が設置できないケースも?

リビングに階段を設置すると開放感や家族間のコミュニケーションが取れるようになる等、様々なメリットがありますが実はリビングに階段が設置できない、しづらいケースがある事もあります。なぜなら、本来家を建てる時には土地の広さの関係から家の構造を考えなければなりません。

しかし、リビングに階段を作るということは2階に上がるためにリビングが1階と2階を繋ぐ基点になり、こだわりすぎると家の向きや日照条件が犠牲になってしまう事があるので、リビングに階段を置く事にこだわりすぎて家の向きが犠牲になるのは、この先何十年と住む家の事を考えると良い選択肢とは言えないでしょう。もしも、リビング階段を設置した場合の家の見取り図を建築会社から提示された時は、家の向きや部屋の広さ等の全体を気をつけて見ましょう。

1-2.リビングに階段がある事のメリット

理由の1つが開放感を得るためと言うのが挙げられます。リビングに階段があるだけで立体感が生まれ、それだけでおしゃれな演出と部屋が広く感じる空間を作り出すことが出来るのです。また、リビングに開放感のある吹き抜けを作りたくても構造上作ることが出来ない場合、リビングに階段を設置する事で開放感を得る事もできるのです。

2つ目に家族が顔を合わせやすくなるということです。2階から誰かが降りてくる事を早く気付く事ができるため、子供が夜中に勝手に黙って外へ出かけていくのを気付かなかったという事態を防ぐ事ができます。また、階段がリビングにある事で廊下のスペースをその分有効活用する事ができるので、空いたスペースの分だけ他の部屋を広く作る事もできます。

2.リビングに階段を作ることのデメリットと対策

リビングに階段があるだけで開放感と家族間のコミュニケーションが取れる事が分かり、子育て期間中なら「是非そうしたい」と考えるご家族もいるでしょう。しかし、リビングに階段がある事はメリットだけでなく、デメリットも潜んでおります。

そのため、これから何十年と住む家を建ててから気付いたのではもはや手遅れですので、リビングに階段を設置する時はデメリットを理解し、それを受け入れられるかどうか?さらにデメリットへの対策で不満がないか?をしっかりと検討しましょう。また、会社仲間やご近所さんで家のリビングに階段がある事でどう感じているかと言う事を聞いて見るのも良い情報収集手段です。

2-1.リビングに階段がある事のデメリットと対策 環境面

リビングに階段がある事で環境面で考えられるデメリットと対策に関しては、以下のようなことが挙げられます。

・冬場にリビングが寒くなりやすい
基本的に暖かい空気と言うものは上に行く習性があります。そのため、リビングに階段があると部屋を暖房で暖めようとしても上に暖かい空気が逃げてしまい、逆に2階の冷たい空気が降りてきて暖房効果を感じられません。

・音が響きやすい
下の階の話し声やテレビの音が二階にもかなり聞こえるようになりますので、勉強に集中したい子供や早く寝たい人にとっては非常に迷惑な事になります。

・ニオイが上の階まで来る
もしもリビングで焼肉をしたりすれば、それは2階まで上がってくるため、食事が終わって部屋に戻ろうとしたら部屋まで臭っている事があります。

これらの対策として、まず暖かい空気が上の階に逃げないように、ドアや引き戸を挟むか断熱素材を良い物にしましょう。また、夜は静かにするか朝が早い人がいる場合は配慮して早めに家族全員が静かにする、または防音性を高くする必要があります。ただし、ドアや引き戸を設置すると開放感が失われてしまい、断熱材や防音加工をすればその分工賃は高くなりますので、このデメリットが厳しいという方はリビングに階段を設置するのはオススメできません。もし、リビングに階段を作った後で寒さに悩んでいる方は、ロールスクリーンを取り付けるだけでも暖かい空気が逃げにくくなりますので試してみてください。

2-2.リビングに階段がある事のデメリット コミュニケーション

リビングに階段がある事で考えられるデメリットとして、次に人間関係が挙げられます。例として子供が大きくなって小学生になると、家に子供が友達を連れて遊びに来たり、向こうから急に遊びに来る事があります。そのため、リビングに階段があると否応無くそこを通らなければなりませんので、リビングを常に綺麗にしておかないといけません。

また、来客があったときもリビングで談笑する事が多く、上から家族がトイレやお風呂を利用したいと思って降りてきた時にこれまたお客様と顔を合わせることになってしまいます。そのため、お客様がよく来る家だとリビングに階段がある事で家族間のプライバシー面で気が休まらないというデメリットが考えられます。家族とは言えお互いのプライバシーを尊重するのであれば、リビングの階段はもう少し検討しましょう。

まとめ

リビングに階段を作る場合は開放感や家族間のコミュニケーションをとりやすいというメリットがありますが、一方で環境面やプライバシーでのデメリットも存在します。そのため、メリットを考えてリビングに階段を置くか、それとも環境面とプライバシーを考えて設置しないかを検討し、これから何十年を住む家と家族の生活を考えてベストな選択を選びましょう。

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