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2016.10.17

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床暖房で無垢材のフローリングを使うことは難しい? 

無垢床はその独特な魅力が人気ですが、熱に弱いのが欠点です。そのため床暖房と組み合わせにくく、導入を迷っているという人もいるのではないでしょうか。そんな無垢床に床暖房を取り入れる際に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

INDEX

 

1.無垢床で床暖房は可能?

無垢材は熱に弱いため、「床暖房は使えないのでは」と思っている人が多くいます。しかし、条件次第では無垢床にも床暖房を取り入れられるのです。

1-1.無垢床自体が温かい

無垢床を床暖房にしたけれども予算がない、という人もいるでしょう。とはいえ、無垢床はそもそも天然木ならではの自然な暖かさがあるものです。そのため、通常のフローリングよりは足元が寒くなりにくいことは知っておきましょう。

1-2.無垢床であっても床暖房は可能

無垢床であっても床暖房対応の製品を利用すれば床暖房が実現できます。こういった床暖房対応の製品は通常の無垢材よりも高くなりますが、床暖房を下部に設置できます。また、うっかり「鍋を床に置いてしまった」といった際の熱害に強いのも利点です。

2.無垢材と床暖房を組み合わせるメリット・デメリット

温かい空気は部屋の上部に行ってしまいがちですが、下から温める床暖房にすれば部屋全体を温めやすくなります。足が直接的に温かいフローリングに触れるため、室温が低くても体感温度自体は高くなります。無垢材と床暖房を組み合わせることにはメリットもありますがデメリットもあります。

2-1.無垢材をより楽しめる

無垢材はその独特の肌触りが人気です。そんな無垢材の楽しみも床暖房にすれば広げていけます。床暖房にすればスリッパや靴下などを履かなくても足元が寒くありませんから、冬場でも素足でフローリングを歩けるのです。

床暖房と似ているのがホットカーペットです。ホットカーペットも下から部屋を温めていきますが、ホットカーペットは無垢床ならではの雰囲気を壊してしまうこともしばしば。何よりせっかく無垢床にしたのにホットカーペットを敷くと無垢床が隠れて見えなくなってしまうこともあります。また、ホットカーペットによっては無垢床をダメにしてしまうものもあるのです。こういった意味から言っても、無垢床には床暖房が向いているといっても過言ではありません。

2-2.デメリットも有る?

一概にはいえませんが、無垢床を床暖房にすることは費用がかかります。無垢床自体が通常のフローリングよりも高めですし、床暖房と組み合わせることで費用も倍増します。また、基本的に後付で床暖房を取り入れることは難しく、費用もかさみがちです。他にも、電気式床暖房であれば低温やけどを起こすといったことも起こりがちです。

3.無垢床に床暖房を取り入れる際に知っておきたいこと

無垢床に床暖房を取り入れることは可能ですが、基本的に無垢床に床暖房を取り入れるのは難しいものです。無垢材と床暖房との相性もあります。そのため、床暖房を無垢床に取り入れる際には無垢材に詳しい工務店などにお願いするのが肝心です。そんな工務店を尋ねる前に知っておきたいポイントを解説しましょう。

3-1.工務店選びは慎重に

無垢床に床暖房を取り入れた後に問題が生じることがないようにするためにも、しっかりとした工務店を選んでおきたいもの。特に床暖房は一度取り入れると外すのも大変です。そのため、無垢床に詳しい工務店やハウスメーカーを選びましょう。また、無垢床に床暖房を取り入れたことがある工務店であれば尚良いでしょう。床暖房を無垢床に取り入れるのを専門としている工務店もあります。床暖房取り付け時だけでもこういった工務店を利用するようにするのも良いでしょう。

また、特に気をつけたいのが後付で通常の無垢床に床暖房を設置する際です。この際には取り入れられる床暖房がかなり限られてきます。床暖房対応の無垢材を取り入れることもできますが、コストはかなりかかってくるのが難点です。こういった際にも工務店にまずは相談しておきましょう。

3-2.床暖房の種類とは?

無垢床に床暖房を取り入れようと検討しているならば床暖房の種類について把握しておきましょう。床暖房には主に温水式と電気式がありますが、どちらも一長一短があります。温水式はフローリング下のパイプに給湯器などで温めたお湯を循環させる方式ですが、ランニングコストが安くて済むというのがメリットです。また、広範囲を暖めるのにも向いているだけでなく、部屋全体を均一に温めやすいのも特徴。一方、導入費用自体はかさみがちです。また、後付するのも困難であり、新築時に検討していく必要があります。このように違いがありますが、おすすめなのは温水式です。温水式であれば無垢材もより傷めにくいといった利点もあります。

3-3.電気式床暖房とは?

電気式床暖房もあります。電気式床暖房はフローリングの下に設けられた電気ヒーターによって部屋を暖めるもので、導入費用が安くて済みます。また、部分的に温めるのにも向いており、「ソファの下だけ暖めたい」「足が触れる部分だけ暖めたい」場合にもおすすめ。一方、低温やけどの心配がある、暖かくなるまでに時間がかかるといったような難点もあります。何よりランニングコストが高いことも欠点です。

3-4.床暖房に対応した無垢材

床暖房にするならなるべく床暖房に対応した無垢材を使っておきたいものです。例えばアジアンチェスナットやシベリアンバーチには床暖房に対応した製品があります。逆にこういった無垢材対応品を使わないと問題も生じやすいもの。また、80°までの熱源に対応しているものや50°程度までの熱源にしか対応していないものもあります。対応できる熱源が高ければ高いほど便利ですが、それだけ値段は増してくることがポイントです。

こうした床暖房対応無垢材の値段はモノによって様々ですが、通常は平坪単価にして1万円程度から購入できます。また、UVウレタン加工をしたり、植物オイル仕上げなどにすることによって値段が増してくることもあります。もちろん、高級無垢材を使用すれば一気に価格も跳ね上がりますから注意しておきましょう。

3-5.コストはどれくらいかかる?

床暖房にかかるランニングコストも比較してみましょう。10畳の部屋を暖めるとして、エアコンであれば通常使用の場合、月に5000円程度で済みます。一方、温水式床暖房は月に6000円程度、電気式床暖房であれば9000円程度かかってきます。このように温水式床暖房にしても電気式床暖房にしても費用負担はエアコンよりも重くなることは知っておきましょう。

床暖房を無垢床に取り入れることは魅力的ですが、気をつけておきたいポイントも多いもの。そのため、頼れる工務店を見つけて色々と相談していく事が大事です。

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