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2016.10.10

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気になる漆喰壁の汚れ|漆喰ならではの特徴とついた汚れの落とし方

漆喰は機能性が優れており、シックハウス症候群などが発生しにくいといった特性で人気を集めています。また、デザイン面でも優れています。しかし、漆喰の大きな欠点は「汚れやすい」ことでしょう。そんな漆喰の汚れは実は簡単に落としていくことが可能なのです。そんな漆喰を使用した家を建てたい人に知ってもらいたいポイントをご紹介しましょう。

INDEX

 

1.漆喰の特徴とは?

漆喰は昔から日本家屋に使われてきた建材であり、長い実績があります。漆喰は壁の上塗りだけでなく、瓦などの接着目的でも利用されますが、他の建材にはない独特の特徴があるということを知っておきましょう。

1-1.漆喰の壁は人に優しい

漆喰は他の建材に比べて人体に優しいとされています。漆喰を利用した家であれば、シックハウス症候群なども抑えられるのも利点です。特に化学物質過敏症を引き起こすホルムアルデヒドなどを吸着し分解してくれる作用も漆喰にはあります。

また、漆喰の家に住んでいるとインフルエンザになりにくいといった耐インフルエンザ性能もあります。おまけに漆喰の家はカビにくいということもあり、病気になりにくいというメリットも有るのです。

1-2.漆喰にはこんな良い点もある

日本家屋で長年使用されてきた漆喰には他にも独特のメリットが有ります。例えば、燃えにくいので家事に強いということがその一つです。そもそも漆喰は防火対策として室内に塗られるようになったのがその始まりです。そのため、家屋が密集している地域・年中乾燥している地域などに家を建てる際にも漆喰はおすすめです。

漆喰には脱臭効果もあります。家の不快な匂いを吸収してくれる効果があり、換気をしなくてもそこまで屋内が匂わなくなります。日本家屋が匂いにくいのもこの漆喰が影響していると言われているほど。

また、漆喰は除湿性能も高く、夏場であってもムシムシしにくくなります。他にも、漆喰は防音性能が強いことも利点。漆喰は天然の防音材ですから、高い防音材を利用してシックハウス症候群などに悩むよりも、漆喰を利用したほうが遥かに賢いのです。このように漆喰の良い点は実に多く、是非とも取り入れておきたい建材になっています。

1-3. 漆喰は様々なデザインがある

漆喰は実に色々なパターン、配色があります。そのため、和風の家はもちろん洋風の家にも漆喰を利用していくことができます。最近では奇抜な色の漆喰も出てきていますから、個性を出したいといった場合にも漆喰は良い選択肢になるでしょう。

1-4.漆喰には色々ある

実は漆喰には色々なものがあります。まず、一般的なのが本漆喰です。本漆喰は消石灰と麻すさを混ぜて作られますが、安価なことが利点です。また、炭酸カルシウムなどが配合された調合漆喰や、発酵させた藁を混合する土佐漆喰などがあります。

このように色々な種類のある漆喰ですが、主原料は消石灰です。この石灰の質によって漆喰の質が決まると言っても過言ではなく、漆喰選びの際には「どういった消石灰を使っているのか」注目してみると良いでしょう。他にも、保水効果向上を狙って海藻のりなども配合されます。最近の漆喰では麻すさ代わりにガラス繊維などの化学繊維も配合されていますが、従来の漆喰にはない色を出すために着色顔料が含まれることもあります。

このように色々な原料が漆喰には使われていますが、化学繊維や着色顔料などが使われている漆喰には少なからずシックハウスなどになる可能性があります。そのため、特にシックハウス症候群などを気にするのであれば、天然成分由来の漆喰を選んでいくと良いでしょう。

1-5.漆喰のデメリットとは?

どんな建材にも弱点はあります。漆喰のデメリットとしては、「キズがつきやすい」というのが一つでしょう。しかし、それだけ漆喰はメンテナンスも容易で、こういったキズも簡単に治していくことができます。また、漆喰は業者によって施工費用がばらつきがちです。そのため、漆喰を利用していく際には施工業者選びには気をつけておく必要があると言ってよいでしょう。

2.漆喰は汚れが落としくい?

漆喰はメリットが多いものですが、「汚れが落としにくい」といった評判・イメージもあります。しかし、漆喰の汚れは工夫次第で簡単に落としていく事が可能です。そんな漆喰のメンテナンス方法を見ていきましょう。

2-1.過炭酸ナトリウムを使う

漆喰にシミや汚れがついてしまったら、過炭酸ナトリウムを使うのがおすすめです。過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤に含まれていますが、重曹を利用しても構いません。この過炭酸ナトリウムを水に溶かしたら、汚れの部分に塗っておきましょう。数時間放っておくとシミや汚れが浮き出てきますから、拭きとるだけで簡単にシミや汚れが取れるようになります。一回塗るだけでは汚れが取りきれないこともありますが、こんな際には何回か塗ってみると良いでしょう。このように手軽に汚れは落とせますが、過炭酸ナトリウムは漆喰によっては余り効果がないこともあります。

2-2.消しゴムで汚れが落とせることも

過炭酸ナトリウムを使わなくとも、単に消しゴムを使うだけで汚れが落とせることがあります。汚れの箇所を軽く消しゴムでなぞってみましょう。消しゴムカスに汚れが付着して、漆喰が綺麗になるのが解るはずです。このように、単なるスリ汚れなどであれば、消しゴムだけで十分です。

2-3.サンドペーパーを利用する

サンドペーパーも役に立ちます。要は漆喰を削り落とすワケですが、頑固な汚れも落ちることがあります。しかし、サンドペーパーを使うとキズになってしまったり、周囲と見た目が解ってしまうこともあります。そのため、サンドペーパーを使用する際にはゆっくり丁寧にやっていきましょう。

2-4.最終手段の「塗り直し」

どの方法を試してもどうにもならなかった、もしくは汚れの箇所が広範囲に及んでいる、といった際には塗り直すことがおすすめです。塗り直しをすればどんな汚れであっても「誤魔化す」ことができますが、お金も時間もかかります。また、周囲の漆喰とのバランスも考えておかないといけません。加えて、漆喰は時間が経つと色合いが変わるものですから、単に施工当時と同色の漆喰を塗れば良いというのでもありません。このため、なるべくプロの施工業者に頼む必要性があります。

メンテナンス負担を減らすためにも、なるべく汚れやすい水回りなどにはプラスターボードなどで代用するようにし、漆喰は使わないようにしておきましょう。

2-5.汚れも漆喰の楽しみ方の一つと考える

このように漆喰の汚れは色々な方法で落としていけますが、漆喰の汚れを逆に楽しんでしまうのも良いでしょう。漆喰は経年劣化などで色合いが変わることもあり、汚れも放っておくとわかりにくくなることもしばしば。何より漆喰の汚れは、それはそれで楽しめるものでもあります。何より汚れが出る毎に時間をかけて清掃していくのも大変です。そのため、少しの汚れ程度であれば放っておくというのも良いでしょう。

3.まとめ

この記事では漆喰の特徴や汚れの落とし方について説明しましたが、如何でしたでしょうか。漆喰は確かに汚れやすいものですが、それを補って余りあるメリットがあるものです。何より汚れも工夫次第で落としていけますから、そこまで心配する必要性はないでしょう。この記事が漆喰の家を建てようと考えている人の参考になれば幸いです。

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