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2022.05.20

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子供部屋を二人で使うときのポイント|収納や部屋の動線を確保しよう

人が快適に暮らすためには、それぞれにパーソナルスペースがあった方が良いです。それは子供に関しても同じであり、ひとりひとりに部屋を作ってあげるのが理想です。

しかし、そもそも敷地面積が狭い日本では、予算や広さの問題でそれが叶わないことも多いでしょう。

一つの部屋を兄弟姉妹で使うにはどんな工夫をしたら良いのでしょうか?今日は子供部屋を二人で快適に使うポイントなどについて紹介します。 

1.子供部屋を二人で使う 起こりやすいトラブルは

部屋数の問題で、子供部屋を二人で使うといったケースは多いです。ただ、どれだけ仲の良い兄弟でも、同じ部屋で過ごすことにより次のようなトラブルは起きやすいでしょう。

1-1. 部屋が散らかりやすい

子供の所有物は想像以上に多く、子供部屋を二人で使うと物が散乱しやすいです。以下はモノが散乱する原因になる子供の持ち物です。

  • 学校の教科書やノートなど 
  • 習い事用品 
  • おもちゃ 
  • 洋服 

年齢にもよるものの、子供のおもちゃは散乱しやすく、下の子のブロックが原因で部屋が荒れ放題、といったケースは多いです。

また片方の子が整理整頓が得意でも、もう片方の子は片付けが苦手で部屋が散らかる。それが原因で兄弟げんかが絶えない、といったケースも良くあります。これを防ぐためには、1部屋であってもそれぞれのパーソナルスペースをしっかり決める必要があるでしょう。 

1-2.スペースをめぐって喧嘩が絶えない

子供部屋を二人で使うとパーソナルスペースを巡って喧嘩になることもあるでしょう。

例えば1人がおもちゃを出して遊ぶと、そのおもちゃがもう一人のスペースまで来て自分の場所がなくなる、といったケースです。

また、兄弟で趣味や習い事が違うと、荷物の多い方がどうしても部屋を占領しがちになります。これを防ぐには、自分の荷物はこのスペースに入れるなど、子供部屋を作る際にきちんと場所のルールを決めることが大切です。

1-3.音のトラブル

子供部屋を二人で使うと、音のトラブルも生じやすいです。

よくあるのは勉強時における音のトラブルです。小学校高学年ぐらいになると、集中して勉強をしたいという子も増えてきます。しかしそんなとき妹が隣で鼻歌を歌っていたり、おもちゃで遊びだしたり。兄は静かに勉強をしたいのに、妹がうるさくてはかどらない。そんなこともあるでしょう。これに関しては後半詳しく紹介しますが、勉強する部屋を分ける方法がおすすめです。

また、子供が小さいうちは、騒音問題にも要注意です。子供たちが一緒に部屋で暴れてしまい、近所に迷惑をかけることもあります。防音マットやカーテンなどで対策をしていきましょう。

2.子供部屋は3つのスペースに分けるのがポイント

子供部屋を二人で使うときのポイントは「寝る場所」「学習空間」「収納スペース」の三つをしっかり分けることが重要です。このどれかが曖昧になってしまうと兄弟げんかも起きやすくなるので、まずはどう分けるべきか見ていきましょう。 

2-1.寝る場所の確保

眠るための場所は1人につき1畳以上の空間が必要です。

また落ち着いて眠るためにも静かな場所が理想なので、ベッドを置く際は部屋の落ち着いた場所に設置しましょう。

基本的にはベッドは部屋の隅の壁際に寄せます。シングルベッドを二つ置く場合は、部屋の対角線上に置くようにし、それぞれのプライバシー空間を与えてあげましょう。

ただし部屋が6畳以下の狭い場合、シングルベッドを二つ置くのはなかなか難しいです。その際便利なのは二段ベッドですが、二段ベッドの場合は部屋の照明の近くにならないよう考慮しましょう。二段ベッドの高さはおよそ150㎝、圧迫感が出てしまうため、壁の色に合わせるといった配慮も必要です。 

2-2.学習空間の作り方

子供部屋で最も重要とも言える学習空間。集中して勉強するためには、教科書を置くスペースや勉強机が必要です。

勉強机を置く位置は様々なレイアウトがありますが、部屋全体を有効に使うには勉強机を隣り合わせにするのがおすすめです。隣り合わせのレイアウトにした方が、兄弟の動線がシンプルになり使いやすい部屋になるでしょう。

また勉強机にはデスクライトが必要であり、最近ではパソコンを使った勉強も主流です。いくつかのコンセントが必要になるので、コンセントの位置を確認した上で勉強机を置きましょう。 

2-3.収納スペースのポイント

子供部屋の収納スペースは、洋服や学習用品、本を置く場所などが必要なので、なるべくしっかり置きたいものです。

昔は洋服を入れる場所はクローゼット、教科書は本棚など、それぞれ収納場所が別れているのが一般的でした。

しかし子供部屋を二人で使うためには、収納場所はある程度まとめるのがおススメです。具体的にはクローゼットや押し入れなど、既にある収納のそばに本棚やオープン棚などを設置して、まとまった収納空間を作りましょう。

その上で収納場所は左右や上下などで線引きし、兄弟のスペースを明確に分けることが大切です。明確な収納分けをすることは、それぞれのテリトリーを守ることができ、責任を持って片付けをする事にもなります。

3.このほかにもある 子供部屋を二人で使うポイント

このように子供部屋を二人で上手に使うには、寝る場所と学習場所、収納場所をそれぞれのテリトリーで分けることがポイントです。

ただ、それをしっかり行っても、毎日喧嘩が絶えなかったり、思春期になるとぶつかったりすることも出てくるでしょう。ここからは、2人で子供部屋を使うためのトラブルを回避する方法を紹介します。

3-1.勉強机は1台でも良い!?

子供部屋を二人で使う場合、思い切って勉強机を1台にする、という方法もあります。

今はリビング学習が流行っており、かならずしも1台ずつ勉強机が必要というわけではありません。勉強机を1台しか置かない場合、次のようなメリットがあります。

  • 子供部屋が広く使える
  • 勉強するとき部屋を分けることができる
  • 並んで勉強しないほうが集中できる子も多い

勉強机を2つ並べると、子供が成長するとともにトラブルが生じることも多いようです。話しかけられてイライラする、勉強時間が遅く就寝の邪魔になるなど。ならばいっそ、勉強は弟がリビングで行うなどのルールを決めて、勉強机は1台しか置かない、という方法も良いでしょう。

ただ、勉強机は収納スペースにもなるので、1台の場合はどの引き出しに誰のモノを置くのか決めておきましょう

3-2.思春期になったら仕切りで分ける

子供は成長とともに自分だけのスペースがほしくなるもの。思春期になっても兄弟と一緒だと、ストレスが溜まることもあるでしょう。

そんなときは、仕切りで部屋を分ける方法もあります。近年の住宅はあらかじめパーテーションがついていて、子供が成長すると同時に部屋を分けられることも多いです。

それができなくても、簡易的に部屋を分けるリフォームは多く、天井と床にレールを敷いて部屋数を増やす方法もあります。また、つっぱり棒タイプのパーテーションも人気であり、自分でできるリフォームとして注目されています。

3-3.子供部屋を二人で使うのはメリットもある

自分の部屋がなくて不便だ!とお子さんに文句を言われたら、子供部屋を二人で使うメリットについて教えてあげましょう

  • 共同で部屋を使うことにより思いやりの心が育つ
  • 狭い空間をどう上手く使うか考えることで思考能力が上がる
  • 将来の自立心が育つ

とくに自分だけの部屋がないと、将来自立しやすいとも言われています。自分だけのパーソナルスペースを見つけるために「一人暮らしがしたい」と思うようになるのです。

子供部屋おじさん、という言葉があるように、なかなか自立ができない大人が増えています。将来しっかり自立をするためにも、いまは2人で協力しながら子供部屋を使おうと子供に伝えましょう。

4.まとめ

子供部屋を兄弟で使うのは、不便なこともありますが、工夫次第で快適な空間にすることもできます。そのためには、寝る、学習する、収納する、こちらの3つのスペースをしっかり分け、それぞれの場所を確保してあげることが重要です。

いまは少々狭くても、大人になった時に、兄弟で一緒の部屋を使っていたことが懐かしくなるでしょう。快適で過ごしやすい子供部屋にするためにも、親が家具のレイアウトを考慮し、アドバイスしてあげることが大切です。

 

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