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2022.04.27

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猫のマーキングでイライラしない 適材適所で素材を選んで快適に暮らす

今は空前の猫ブーム。犬と違って散歩の必要がなく、必要な費用も少ないことから、自宅で猫と一緒に過ごす人が増えています。

しかし猫にはマーキングという習性があります。 猫のマーキングは自分のテリトリーを示したり、健康状態を他の猫に伝えたりするのに必要です。とくに複数の猫を飼っている場合、このマーキング行動は避けて通ることはできません。

ストレスを減らしてみんなが健康に暮らすためには壁や床材の素材に注目すると良いでしょう。今日は猫のマーキングと共生するポイントについてお伝えします。

1.猫のマーキングはどのような意味がある?

猫のマーキングは自分の縄張りに匂いをつける行為です。マーキングには様々な意味があり、自分をアピールするためや、不安な感情を表すためとも言われています。

一見悪い行為にも見えますが、家具や飼い主の足に匂いを擦り付けるマーキング行為は、リラックスしている証拠です。猫にマーキングを完全にやめさせることはできません。

参照 https://www.petline.co.jp/note/cat/trivia/000595/

1-1.爪とぎ、おしっこ、困るマーキングは多い

しかし猫のマーキングは、爪とぎや、臭いの濃いおしっこなど、飼い主が困る行動もあります。

 一般的に爪とぎのマーキングは、元気な猫の存在を示す行為と言われています。自分の縄張りを他の猫にアピールしたり、オス猫がメス猫に対するアピールもあるようです。

そして、厄介なマーキングとしてスプレーと呼ばれる行為があります。これは濃いおしっこを壁などにかける行為であり、強い臭いが残ります。スプレーはオス猫に多く、 発情中のメスにアピールしたり、自分の縄張りを主張するときに行うと言われています。

爪とぎやスプレーは人間にとって厄介なことも多く、大事な家具などにやられると、思わず猫を叱ってしまうこともあるでしょう。

1-2.スプレーは去勢をすれば治ることは多いが…

人間にとって、最も厄介なマーキング行為はスプレーです。匂いが強い濃いおしっこを壁や家具などにかけられると、そのあと掃除しても、臭いはなかなか消えません。

ただスプレーをする猫は去勢手術をしていないオス猫が多いため、去勢手術をすれば改善することも多いです。

しかし、去勢後でもスプレー行為が続く猫もまれにいます。スプレーは自己アピールとも言われていますが、実はストレスが原因になっていることもあります。狭い部屋に閉じ込められている、他の猫との仲が悪い、猫のトイレが汚いなど。猫のスプレー行為が頻繁に続く場合は、猫にとって何かストレスがないか確認してみましょう。

2.猫のマーキングは、して良い場所と悪い場所を分けるのがポイント

猫のマーキング行為をやめさせる方法はいくつかありますが、全てのマーキングをやめさせるのは不可能です。人と猫が快適に暮らすには、マーキングをしてよい場所と、そうでない場所を、しっかり猫に覚えてもらう必要があります。ここからは、その具体的な方法について見ていきましょう。

2-1.して良い場所には、あえてマーキングを残しておく

猫のマーキングは同じ場所に繰り返し行うことが多いです。ここはマーキングされてもよい、という場所があれば、そこは頻繁に拭き取ることをせず、臭いを残しておきましょう

例えば猫用の部屋の入り口に、よくマーキングされるとします。その箇所を綺麗にしてしまうと、猫はマーキングされていないと思い、ストレスを溜めてしまいます。ある程度の匂いを残したほうが、その箇所を中心にマーキングすることになり、猫にとっても快適です。

2-2.ペット用の壁紙を貼るのもポイント

あると便利なのが、猫用のペット壁紙です。商品の多くは粘着剤を使わずに貼ることのできる吸着シートなので、賃貸物件にも安心です。猫にとっても快適に爪とぎができる素材なので、ストレスをためることもありません。

猫がよく爪とぎをしたり、おしっこをしたりする場所にペット用壁紙を貼っておけば、部屋が汚れることもありません。

一般的にマーキングは、室内を移動する際に、部屋のコーナー部分や出入り口付近の壁を中心に行われます。この辺りのスペースにペット用シートを張っておけば、爪とぎ対策にもなり、壁を傷つけることもないでしょう。

2-3.ダメな場所には爪とぎを防ぐ壁紙を貼る

ペット用シートは爪とぎをしやすい壁紙もあれば、反対に爪とぎを防止する壁紙もあります。

爪が立ちにくい素材でできている壁紙を使えば、爪とぎを予防し、マーキングを防ぐことができます。このエリアには爪とぎをしてほしくない、そのような場所に爪とぎ防止の壁紙を貼っておくと、自然と猫も爪とぎをしてよい場所と、そうでない場所を把握することができます。

2-4.猫が入らないスペースを区切っておく

猫を飼う際、寝室には入れない、キッチンには入らせないなど、ある程度の境界線をわけている家も多いでしょう。しかしその境界線が曖昧になってしまうと、猫が至る所でマーキングをすることにもなります

それを防ぐためには、やはりペット用の壁紙を使い分けるのがおすすめです。例えば猫が爪とぎをしやすい壁紙を1階にし、2階には爪とぎを防止する壁紙を貼れば、自然と猫が2階に来る頻度は減ります。

また、壁紙だけでなく、大事な部屋にはドアに専用のロックをかけたり、バリケードを使ったりして侵入を防ぐようにしましょう。最近ではキッチンなど危険な場所には入らないよう、猫よけ超音波装置を設置する方法もあります。

2-5.絶対に避けたい場所には忌避剤(きひざい)を

どうしてもマーキングを避けたい、この部屋に猫を入れたくない、といった場合は、忌避剤を使う方法もあります。

忌避剤とは、一般的に猫が嫌う臭いを撒いて、猫を遠ざけるものです。ただ、室内で使うとその部屋に臭いが充満してしまうので、室内で使えるようなものを選ぶのもポイントです。

また、猫が嫌いな超音波が出る装置や、猫が通過すると鳴る警戒ブザーなどもあります。人にとってもこれらのグッズを使ったほうが影響は少ないので、状況に応じて使い分けていきましょう。

3.マーキング対策に覚えておきたい壁材

これから新しい家で猫を飼うといった場合、爪とぎ対策になるような壁材を選ぶのもおすすめです。猫のマーキング対策にはどの壁材が良いのか覚えておきましょう。 

3-1.漆喰なら爪とぎされない

漆喰の壁紙は主に和室で使われるものです。そもそも漆喰は調整作用があり、マーキングされても水拭きが出来ます。また土台が硬いので、猫が爪とぎをしようとしてもできません

遠くに土佐漆喰と呼ばれる素材は耐水性が高く、経年劣化しにくいです。 床・壁・天井すべてに対応している素材なので、猫を飼う人は検討してみると良いでしょう。

3-2.珪藻土もおすすめ

珪藻土は調湿効果があるので、猫が嫌いなジメジメした空気を解消できます。また高い消臭効果にも期待できるため、マーキングをされてもにおい対策に有効でしょう。

珪藻土を壁にする場合は、凸凹のある仕上げにしたほうが表面積が増え、調湿・消臭効果もアップします。 ただ、おしっこを吸収するとシミ汚れにもつながるため、日常的にマーキングされないよう注意しましょう。 

3-3.爪とぎのあとは塗料で塗りなおそう

猫を飼うことは、壁や柱に汚れや傷がつくことを、ある程度想定しておかないといけません。100%家をまったく傷つけないというのは難しく、傷つくことを前提に準備することが大切です。

おすすめの方法は、壁や柱を塗装仕上げにしておくことです。塗装を塗っておけば、猫が傷つけても、その後また塗り直すことで手軽にメンテナンスができます。最初から塗り直しが容易で、扱いやすい塗料を選んでおけば、のちのメンテナンスも自分でできます。

4.猫のマーキング対策 まとめ

猫のマーキングはしつけで完全に抑えることはできません。猫はマーキングをすることで心をリラックスさせストレスを解消していることもあります。オス猫のスプレーといった強烈な匂いは去勢手術が必要ですが、それ以外はある程度猫の自由にさせてあげるのも大切です。

猫がゆったり暮らすためにも、 まずはマーキングして良いところと、いけないところを分けましょう。そのためにはペット用の壁紙などを上手く使い、猫よけブザーなども使って猫を上手く誘導します。また、猫を飼うからには、ある程度家の中に傷ができることも覚悟し、メンテナンスしやすい家にするのもおススメです。猫も人もお互いがストレスをためないよう、ルールを決めてうまく生活していきましょう。

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