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2021.04.26

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虫も庭の手入れも楽になる? コンクリートの庭のメリットとデメリット

昔は広い庭に小さな家、というのが理想だったこともありました。

しかしいまでは「庭があると草むしりや手入れがめんどうだし、何よりも虫が嫌い」といった人も少なくありません。

そのためマンションのベランダのほうに、庭をコンクリートで敷き詰めたいという人も多く、実際にそのような施工工事も増えています。

しかし庭をコンクリートにするのは、確かに手入れは楽になるかもしれませんが、デメリットもあります。ここでは、庭をコンクリートにするデメリットや注意点について紹介します。

1.庭をコンクリートにする家が増えている

一昔前の戸建てには、庭に松の木や桜の木があって、多くの盆栽や苗木が植えてあるのが一般的でした。庭に草木があったほうがオシャレで、泥棒などの侵入を防げるとも言われていたからです。

しかし、現在では庭木の手入れをするのが大変で、庭そのものをコンクリートで覆うケースが増えています。まずは、庭をコンクリートにする大きな理由について見ていきましょう。


1-1.雑草対策としてコンクリートを敷き詰める

庭をコンクリートにしたいと思う人の多くが「雑草対策」です。とくに日当たりの良い庭の場合、雑草対策は大変です。夏場は雑草を抜いても一か月もすればあっという間にまた雑草が生えてきます。若い頃はこまめに草取りができても、年を重ねてからはそれが難しくなるでしょう。生え続ける雑草をどうにかしたい、その考えから庭をコンクリートで覆う家が増えています。


1-2.虫対策にもなる

庭をコンクリートで覆うと虫対策にもなります。マンションは虫が出にくいですが、それは住む場所が高い場所にあるのと同時に、ベランダに土がないからです。反対にベランダで多くのガーデニングをしている場合、マンションでもたくさん虫が出ることもあります。

一戸建てで広い庭を持ち、全面土に覆われている場合、アリはもちろん 、クモやダンゴムシなどたくさんの虫が生息します。それらを狙うヤモリや、花がある場合はハチや蝶などの虫も多いでしょう。虫が苦手で何とかしたいという場合、庭をコンクリートにするとだいぶ害虫の数は減ります

1-3.ガーデニングをしている暇がない

庭のあるメリットの一つにガーデニングができる、ということがあります。しかし共働き世帯が増えている現在、なかなか庭木の手入れに時間がないということもあるでしょう。室内で観賞できるガーデニンググッズも増えており、庭でのガーデニングをする人は減っています。こうしたことから、もはや土の庭を不要と考える人は増えています。


2.庭をコンクリートにするデメリット

このように庭をコンクリートにすることはメリットが多いように見えます。しかし絶対に庭をコンクリートで覆うと「こんなはずじゃなかった」というケースも多いのです。ここからは、コンクリートにするデメリットについて紹介します。

以下参照https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/12114466887/

2-1.夏場の照り返しがキツイ

庭をコンクリートにすると日差しの照り返しが多くなり、夏場は非常に暑くなります。

調査会社が芝生とコンクリートの表面温度を測ってみたところ、真夏の夕方における芝生の表面温度は34度、そしてコンクリートでは46度という結果になりました。コンクリートは芝生に比べ12度も高い結果になったのです。

ちなみに46°という表面温度はベビーカーに乗っている赤ちゃんにとっても同じぐらいの体感温度になります。庭をコンクリートにして子供を遊ばせてしまうと、熱中症のリスクが高まることも注意しなくてはなりません。

参照https://shibafu.enjoy-gardening.com/jikken/ondosa/


2-2.水が溜まってしまうことも

庭をコンクリートで敷き詰める場合、コストを下げようとして自ら DIY で行う人も少なくありません。しかし専門知識がないと、水が溜まった時にうまく流れることができず、雨の日は庭がプールのようになってしまうこともあります。

こうなると雨の後は数日間庭に水が溜まってる状態になり、ボウフラなどの虫が湧いてたくさんの害虫被害がでます。これはコンクリートを自分で施工した時に多い失敗例です。


2-3.クラックが発生し見た目が悪くなる

広い庭をコンクリートで敷き詰めるほどクラック(ひび割れ)が発生します。 多少見た目が悪くなるのはもちろん、問題はそのひび割れから水が浸透し、家にまで影響を及ぼすことです。多少のひび割れなら問題ないのですが、大きなひび割れが原因で雨水がたまり、コンクリートの下に入り込むと、家の基礎に影響することもあります。そのようなことがないよう、コンクリートにしても定期的なメンテナンスは必要です。 

2-4.配管等交換時にはコンクリートを割る必要も

ガスや水道などの配管は、20年ごとに交換になるケースもあります。排水管が劣化した時の水道工事では、コンクリートを割って作業をする必要もあるでしょう。多くの場合は自己負担が発生するので、再びコンクリートで埋めなおす作業とコストが必要です。

また庭の土の中には、重要な配管が通っていることもあります。それを確認しないで庭をコンクリートにしてしまうと、のちのち作業に影響が出ることもあるので注意しましょう。


3,これから庭をコンクリートにする注意点

このように庭をコンクリートにすると、思いがけないデメリットが生じることもあります。ここからはそれら注意点を踏まえた上で、施工工事をするポイントを紹介します 。


3-1.水が溜まらないよう、施工はプロに任せる

庭をコンクリートにする場合、自分で行うのではなく経験豊富なプロにお願いすることが大切です。

先ほども紹介したように、自己流で行うと雨水がたまるというトラブルは多いです。また広い面積ほど雨水が周りに流れるため、近所に迷惑をかけるといった懸念も起きます。経験豊富なホームメーカーなどに依頼をすれば、雨水がどこに流れていけば良いかも考慮し、計算したうえで施工をしてくれるでしょう。多少コストはかかりますが、ご近所トラブルを起こさないためにも施工はプロに任せることが大切です。

3-2.一部だけ土を残しておく

コンクリートにする時は、庭の一部だけ土を残しておくのもおすすめです。

勢いで庭の全面をコンクリートをにしてしまう人が多いのですが、少し立ち止まってみましょう。

実は家の四方八方をコンクリートにすると、反射熱の影響で夏場は家の中が非常に暑くなります。また、全く草木がない家というのは外部から見えやすく、侵入されやすいです。

例えば雑草の生えにくい北側のエリアだけは土を残しておく 。こうすることでちょっとしたガーデニングにも使いやすく、夏の照り返しも少々軽減することができます。

3-3.コンクリート以外の選択も考えてみる

例えば雑草対策としてコンクリートにしたい場合、ほかの選択肢も考えてみる必要があります。

主な雑草対策のメリット、デメリット

対策方法 メリット デメリット
防草シート コストが最もかからない

自分でできる

シートわきから草が生えてくることも

見た目がいまいち

玉砂利 自分でも対応できる

見た目がきれい、防犯対策になる商品もある

運ぶのに重い

砂利の間から雑草が生えてくることも

コンクリート 雑草対策には最も有効

見た目がきれい

コストがかかる

夏場は暑い

一度庭をコンクリートにしてしまうと、再び元の土に戻すことは難しいです 。その点防草シートや玉砂利で工夫をすれば「やはりガーデニングを復活させたい」と言った時も対応しやすいです。本当にコンクリートで覆ってよいのか、慎重に考えてから決めましょう。

4.まとめ

雑草対策や虫除け予防として、庭をコンクリートで固める家は増えています。ただ計画的にしないで勢いでコンクリートを敷き詰めてしまうと、水はけが悪くなったり、夏には非常に反射して暑くなったりと、思わぬデメリットが生じることもあります。施工する前には、どのエリアをコンクリートにするのか慎重に考慮し、プロの意見も聞いたうえで決めましょう。

 

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