オークヴィルホームズに関するお知らせやオープンハウス開催についてや、モデルハウスオープン開催情報などをご確認いただけるページです

INFORMATION

カテゴリー
アーカイブ

2021.02.26

  • お役立ち情報

換気扇の種類は大きく分けて2つ!プロペラとシロッコはどちらが良い?

家の中の掃除で気が重い箇所の一つが、キッチンの換気扇です。こまめにフィルターを変えれば良いとはわかっていても、ついつい先延ばしにしてしまうこともあるでしょう。また、換気扇は毎日使うからこそ壊れやすく、汚れもたまりがちです。

換気扇はキッチンリフォームのなかでも優先したい場所ですが、お掃除が楽でパワーが強い換気扇を選ぶには、何に注目すれば良いのでしょうか?今日はリフォーム時に失敗しない、換気扇の種類と選び方について紹介します。

1.換気扇のリフォーム 種類がありすぎて分からない?

換気扇をいざリフォームしようと思っても、種類がありすぎて分からない、ということはないでしょうか。確かにオシャレなキッチンの情報を見ると、実に多種多様な換気扇があります。

しかし、換気扇の種類は大きく分けて2つです。しかも、デザインに関してもキッチンの場所によってはある程度決まっています。まずは、換気扇内部の構造である「プロペラ式」と「シロッコ式」について詳しく見ていきましょう。

1-1.定番は昔ながらのプロペラ式

換気扇といえば、扇風機のような形状をイメージする人も多いでしょう。こちらの換気扇は「プロペラ式」と呼ばれ、昭和から平成の時代にかけて主流になりました。いまでもアパートなどの単身用住宅では、プロペラ式の換気扇が多く使われています。

プロペラ式の特徴

  • 吸い込んだ空気を、直接、屋外に排出
  • 壁に穴をあけて排気する直接排気式

 


1-2.近年はシロッコ式が主流になっている

もう一方のシロッコ式は、プロペラとは違い、内部に円柱のファンが付いた換気扇です。シロッコ式の換気扇は基本的にレンジフードがついており、外からその様子をみることはできません。短い羽根が多数回転することで送風機能が働き、新築住宅や集合マンションの多くはこのシロッコ式の扇風機が取り付けられています。

シロッコ式の特徴

  • ダクトを通じて外に排気する「ダクト排気式」
  • 壁に大きな穴を開ける必要がなくどこにでも取り付けられる

2.プロペラとシロッコ、そのメリット、デメリット

キッチンの換気扇をリフォームする場合、古いプロペラ式からシロッコ式に変えることも多いです。しかしキッチンの場所によってはそのままプロペラ式を継続し、レンジカバーだけ交換する方法もあります。リフォームに関しては2つの機能におけるメリットとデメリットを見比べて判断する必要があるでしょう。ここからは、プロペラとシロッコにおけるそれぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

2-1.実はパワーが強いプロペラ式

プロペラ式換気扇のメリットとデメリットは次のようになります。

プロペラ式メリット デメリット
  • 吸引力が強い
  • 価格が安い
  • 掃除がしやすい
  • 壁面にしか設置できない
  • 強風などの影響を受けやすい
  • 見た目がやや悪い

扇風機を想像してもらうと分かる通り、プロペラファンは外部に強い風を送ってしっかりと部屋の空気を換気してくれます。見た目が悪いといった声もありますが、プロペラを拭くだけなので掃除もしやすいでしょう。

ただ外の壁に面した箇所にしか設置できません。そのためマンション内部の部屋や、トイレやお風呂場といった場所に設置するのは難しいでしょう。また古くなるとプロペラ音がうるさいといったケースもあります。

2-2.場所を選ばないのはシロッコ式

近年導入されているシロッコ式の換気扇には、次のようなメリットとデメリットがあります。

シロッコ式メリット デメリット
  • 取り付け場を選ばない
  • 高層階やマンションにも向いている
  • デザイン性がある
  • プロペラより価格が高い
  • 排気機能はさほど強くない
  • プロペラより掃除が大変

シロッコ式はダクトを通じて排気するので、気密性の高い部屋やマンションといった場所でも取り付けが可能です。壁に大きな穴をあける必要もないため、トイレやお風呂など、小さな換気扇を取り付けたい場合もシロッコ式のほうが合っています。

ただプロペラ式よりやや排気機能は劣ることもあり、設置する場所によってはコストが高くなることがあります。

2-3.プロペラとシロッコ、どちらを選べば良い?

結局換気扇をリフォームするには、プロペラとシロッコのどちらを選べば良いのでしょうか。それは設置する場所や機能によって違いがあります。

プロペラ式が良いキッチン シロッコ式が良いキッチン
  • 外壁に面しているキッチン
  • すでにプロペラキッチンがある場所
  • 煙などの排気が多い
  • あまり予算をかけたくないとき
  • アイランドキッチンなど、構造が複雑なキッチン
  • 見た目重視、騒音を出したくない場合
  • 高層マンションなど

それぞれにメリットとデメリットはあり、換気扇を設置する場所や環境によってはシロッコ式しか選べない、といったケースもあります。リフォームの際は専門家に相談し、自分の家のキッチンに合ったタイプを選ぶことが大切です。

参照https://www.seikatsu110.jp/electrical/et_ventilation/30721/

3.換気扇で迷うのはデザイン!レンジフードの種類と選び方

換気扇の機能はプロペラとシロッコ式に分かれます。しかしレンジフードのデザインに関してはいろいろな種類があり、ここで何にすべきか迷う人も多いのです。ここからは、レンジフードのデザインやその種類、どのキッチンに向いているかなどを紹介します。

参照https://www.nasluck.co.jp/products/kitchen/guide-tips/ventilation/

3-1.壁面取り付けタイプ

壁面取り付けタイプは、キッチンの正面壁に取り付けるフードです。多くの住宅に最もつけられているタイプであり、フードを取り外すとプロペラ式であるものもあります。

こちらのタイプは「I型キッチン」というキッチンと壁が正対しているキッチンによく取り付けられています。基本的にカバーのタイプはどれを選んでも大丈夫なので、お好みのデザインを選ぶことができるでしょう。


3-2.横壁取り付けタイプ

横壁取り付けタイプとは、レンジフードの側面が壁に設置しているフード型の換気扇です。キッチンの形でいえば「ペニンシュラキッチン」とも呼ばれており、キッチンの側面が壁に接しているタイプに向いています。

このケースの換気扇は「マントルタイプ」という大きな屋根型のフードデザインが選ばれることが多いです。四方から空気をしっかりと吸い込み、汚れにくいといった特徴もあります。


3-3.天井取り付けタイプ

天井取り付けタイプは、レンジフードが壁に接していないフードをいいます。例えばシステムキッチン自体が壁に面していない「アイランドキッチン」がありますが、そのデザインの場合はこの天井取り付けタイプになるでしょう。

天井取り付けタイプはダクトを使って排気するため、換気扇の機能はシロッコ式になります。デザインは大きな屋根型フードが特徴の、マントルタイプが選ばれることが多いでしょう。


4.換気扇掃除における注意点

そしてどのタイプの換気扇にしても、こまめな掃除は欠かせません。最新の換気扇には「自動洗浄機能付き」といった素晴らしいものもありますが、実はこのタイプも換気扇内部のファンまでは自動で掃除することはできません。換気扇の掃除を楽にするポイントとして、次のことを覚えておきましょう。

  • 簡易フィルターを使い、油汚れを防止する
  • 外側の汚れは週に1回こまめに拭いておく
  • 内部のファンは半年に1回を目安に取り外して掃除する
  • 掃除をする際は必ず電源を落とすこと

100円ショップに売っているようなフィルターでも良いので、カバーとして換気扇につけておけば、内部の換気扇汚れをだいぶ減らすことができます。吸い込みが悪くなるといったデメリットはありますが、汚れを軽減する意味では有効でしょう。

そして油汚れには重曹や、セスキ水がおすすめです。頑固な汚れは落とすときに肌へのダメージも与えるので、つけおき洗いや手袋をするようにしましょう。

5.まとめ

換気扇の構造に関しては、プロペラ式とシロッコ式に分けられます。設置する場所によってどちらが良いのか決まってくるので、リフォームの際は予算とともにプロにしっかりと相談しましょう。

また換気扇はキッチンの上周りを印象付けるアイテムともいえます。こまめに掃除することを心がけ、壁の色やキッチンの構造を考えてから、自分のキッチンに見合った換気扇を選びましょう。

CALENDAR