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2018.06.27

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重曹よりも汚れが落ちる セスキ炭酸ソーダの使い方

「普段からこまめに掃除をしていれば、強い洗剤は使わなくてよい」そんな話をよく見聞きします。しかし、頭ではわかっていても、ヤカンについた油汚れやシンクの排水溝の汚れなどは、つい見なかったことにしていませんか?

たまった汚れを落とすには、洗浄力の強い合成洗剤を使えばよいでしょう。でも、体や自然のためには優しい洗剤を使うのがベストです。そんなときはセスキ炭酸ソーダがおすすめです。今日は、セスキ炭酸ソーダの使い方やそのメリットについて詳しく紹介します。

1.まずは定番の掃除洗剤を見ていこう

セスキ炭酸ソーダが話題になったのはここ数年です。それまでは「重曹」や「お酢」といった掃除洗剤が主役でした。いまでもこれらの掃除洗剤は使われていますが、セスキとの違いや、何の掃除に対して使った方が良いのかは、あまり知られていません。では体にやさしい掃除洗剤について順番に見ていきましょう。

1-1.自然派洗剤の代表「重曹」の使い方は?

重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、もともと人体にある物質なので安全性が高いとして有名です。掃除洗剤だけでなく、入浴剤や胃腸薬などとして昔から使われてきました。弱アルカリ性でなので、酸性である「油汚れ」に強いです。そのため、換気扇フィルター、ガスレンジの周り、電子レンジの汚れなど、基本的にキッチンの油汚れに使うと良いでしょう。

また、洗濯の際にも役立てることができます。いつもの洗濯に重曹大さじ1~2を加えるだけで、洗濯物がふっくらとなり、柔軟剤代わりになるでしょう。デメリットは弱アルカリ性のため、とても頑固な汚れは落とせないことが多いです。また、アルミや銅といったものに使ってしまうと、茶色に変色することもあります。

1-2.お酢やクエン酸は水垢に強い

お酢は食品として使われており、臭いがキツイものの、安全性のある掃除用具としても活用されています。そもそもお酢には酢酸(さくさん)とよばれる酸性の性質を含まれており、これが雑菌を抑える効果があります。洗面所やお風呂、キッチンなどの水垢汚れに効果的でしょう。重曹は油汚れに強いですが、お酢の場合は水垢です。お風呂を掃除することでピカピカにし、雑菌を予防するためカビ予防にもなります。

お酢の弱点は、塩素系の洗剤まぜてしまうと危険性が生じることです。シンク汚れに有効ですが、排水溝に塩素洗剤などがおいてあると、有害物質が発生することもあり注意が必要です。また、クエン酸もお酢と同じ作用であり、お酢とは違い無臭です。臭いが気になる方はクエン酸を水で薄め、掃除洗剤として使うと良いでしょう。

 

1-3.今注目の過炭酸ナトリウムとは

過炭酸ナトリウムは、炭酸ソーダと過酸化水素が混在してできたものです。酸化力が強いため、漂白剤や除菌剤、消臭剤などに使うと効果があります。ただ、重曹やお酢と違い、食べてしまうと腹痛の原因にもなります。小さなお子さんがいる家庭では注意が必要でしょう。しかし、使ったあとは炭酸ソーダと酸素、水に分解するため、環境に負荷をかけません。そうした意味では自然にやさしい洗剤といえるでしょう。

過炭酸ナトリウムは100円ショップなどでよく売っており、カビやしつこい汚れをみるみる落とす力があります。衣類の汚れや染みをきれいに落とせるため、洗濯時に洗剤代わりに活用しても良いでしょう。また、洗濯槽クリーナーとしても使え、一度試すとカビ汚れが目に見えて落ちていくでしょう。

2.セスキ炭酸ソーダの使い方

上記で紹介した洗剤は、使いやすいものの「頑固な汚れには落ちにくい」といったこともあります。そこで近年注目されているのが「セスキ炭酸ソーダ」です。これは重曹と同じアルカリ性であり、人体に触れても害はない洗剤として人気があります。では、セスキ炭酸ソーダの使い方やメリットについて見ていきましょう。

2-1.そもそもセスキ炭酸ソーダとは

セスキ炭酸ソーダは、「炭酸ソーダ」と「重炭酸ソーダ」によってできているものです。重曹に比べるとアルカリ濃度が強いため、重曹よりも強力に汚れを落とすことができます。しかし、洗浄力がありながら、手荒れの心配は少ない適度なアルカリ濃度であるため、子供から大人まで安心して使うことができるでしょう。自分でセスキ炭酸ソーダを作るのは難しいですが、ドラッグストアや100円ショップなどで手軽に購入できます。常温で長期間保存が可能であり、使った後も色落ちの心配や跡が残るといったことはほとんどありません。界面活性剤よりも環境に優しく、使いやすい洗剤として人気があります。

2-2.セスキ炭酸ソーダはこんな場合に便利!

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性なので、油汚れなどの酸性に対して効果を発揮します。油汚れは重曹が効果的ですが、重曹よりも洗浄力が高いのがセスキです。そのため、重曹で落とせなかった汚れにセスキ炭酸ソーダが活躍できると覚えておくと便利でしょう。

また、タンパク質などの皮脂汚れや血液汚れ、手垢汚れにも対応しています。ドアノブや取っ手、各部屋のスイッチ部分などにセキス炭酸ソーダをかけてからしっかり拭くと、ピカピカにすることができます。プラスチック容器やお弁当につかうシリコンカップなども、洗う前にセキス水をかるくスプレーすれば、より油汚れをしっかり落とすことができるでしょう。その他にも水垢を落とす効果もあるので、窓ガラスや鏡の拭き掃除にも使うことができます。

2-3.セスキ炭酸ソーダのメリット、デメリット

セスキ炭酸ソーダのメリットは「使いやすく」「汚れがすぐに落ちる」ことです。重曹と同じように安全性は高いうえに、重曹よりも汚れを落とす力は強いです。また「無香料」なのも使いやすいポイントです。市販の強力洗剤は汚れが落ちやすいものの、洗剤独特の匂いが強いこともあるでしょう。余計な香りがせず、また泡立つこともないため、使ったあとはかるく拭くだけで掃除が完了します。

一方でデメリットは「激しい泥汚れには対応しない」「肌が弱い人は手荒れの可能性がある」ということです。セスキ炭酸ソーダは多くの汚れを落としてくれますが、あまりにも凄まじい服の泥汚れには対応できません。洗濯時に使うこともできますが、真っ白な靴下に激しい泥はねといった衣類をきれいにすることは難しいでしょう。また、洗浄力が強いため、肌にやさしい原料であっても、人によっては肌荒れを起こすこともあります。そうした場合は手袋をして使うようにしましょう。

 

3.セスキ炭酸ソーダは掃除以外でも使える

台所の油汚れ、洗面台やお風呂の水垢汚れに万能のセスキ炭酸ソーダですが、実は掃除以外にもたくさんの用途があります。では、それらの具体的な使い方について見ていきましょう。

3-1.皮脂汚れにも対応!洗濯時にも便利

セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすくて油汚れや皮脂汚れも落してくれます。そのため、洗濯のときに使っても良いでしょう。

基本的な使い方としては、水30ℓに対し、小さじ2杯~大さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダを入れて、洗濯をします。このとき、洗濯洗剤は入れる必要はありません。たくさん入れてしまうと洗濯物がべたつくので注意が必要ですが、すすぎ1回でしっかりと洗いあげることができます。

また、ワイシャツの襟や袖の汚れは皮脂汚れが目立つ場所ですが、ここでもセスキ炭酸ソーダが活躍します。気になる箇所にセスキのスプレーをかけ、放置した後ブラシなどでこすりましょう。その後洗濯をすればきれいに汚れを落とすことができます。また、セスキ炭酸ソーダは消臭効果もあるので、臭いが気になる衣類をセスキ炭酸ソーダでつけ置きしておくと、臭いが取れやすくなります。

3-2.入浴剤としても使える

重曹が入浴剤として活躍できるように、実はセスキ炭酸ソーダも入浴剤として使うことができます。セスキ炭酸ソーダは市販の入浴剤に使われていることが多く、身体を温める効果もあるのです。

使い方はいたって簡単であり、貯めたお風呂に大さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜるだけです。いれることでお湯が柔らかくなり、肌触りが良くなります。皮脂汚れを落としてくれる効果もあるので、肌がツルツルになるでしょう。

しかし、肌の弱い人には刺激が強いこともあります。はじめて使う際には、少量ずつ試してみると良いでしょう。

まとめ

セスキ炭酸ソーダが売り出されたころは、そのあまりの使いやすさに品切れが続出しました。現在では100円ショップなどでも簡単に購入することができ、家庭に1本あれば掃除のときになにかと便利です。

セスキ炭酸ソーダは、無臭であり、低刺激のため子供からお年寄りまで安心して使うことができます。水垢やカビ予防にもなるため、浴室においてこまめに使えば、日頃から清潔なお風呂に入ることができるでしょう。重曹でも十分汚れを落とすこともできますが、重曹では対応できない頑固な汚れに、セスキ炭酸ソーダはとても役立ってくれます。

 

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