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2018.04.16

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ゴールデンゾーンを有効に使い、キッチンの動線を確保しよう

うちのキッチンは、料理をするときに何かと使いにくい…そう感じている人も多いのではないでしょうか。その原因は「ゴールデンゾーン」」の使い方が間違っているかもしれません。買った時はよく使ったけれど、今ではほとんど使っていないパン焼き器やジューサーといったものが、最も使いやすい場所に置いてありませんか?逆に、よく使うボウルや小皿などが、背伸びをしないと届かない場所にあるかもしれません。繰り返し使うものはゴールデンゾーンに置くべきです。今日は、ゴールデンゾーンの正しい使い方やメリットについて詳しく紹介します。

1.ゴールデンゾーンとは

ゴールデンゾーンとは、その人がもっとも使いやすい場所の範囲です。具体的には腰回りを中心とした高さであり、上は頭の高さ、下は太ももあたりまでが動作をする上で使いやすい範囲と言われています。このゴールデンゾーンをうまく使いこなすことにより、キッチンをはじめとした空間をとても生かすことができます。

1-1.キッチンにおけるゴールデンゾーンを見てみよう

ゴールデンゾーンは部屋の至る所にありますが、なかでも重要なのがキッチンです。カウンター周りを見てみると、毎日は使わないものが置いてはありませんか?たとえば、せっかくのカウンターキッチンの上に写真立てが置いてあったり、めったに使わない調味料が並べてあったり。目線の場所でもあるので、写真立てや雑貨を置くことも良いのですが、それが置いてあるが故料理のときに邪魔になったりもするでしょう。キッチンのゴールデンゾーンには、毎日使うものを中心に置く必要があります。

1-2.キッチンにおけるゴールデンゾーンのポイント

キッチンにおけるゴールデンゾーンは、毎日使うものを手に取りやすい場所に置くのがポイントです。包丁やまな板、フキンや調理器具などは毎日使うものでしょう。これらはフックなどにかけることが多いですが、手の届きやすい場所に掛けるのが使いやすさにつながります。

逆に、ホットプレートやパン焼き機などは、毎日使う家庭は少ないかもしれません。そうしたものは足元に置いたり、ホットプレートなどは足元の棚に収納したりしても良いでしょう。さらに、滅多に使う事のない大皿や、季節によって使う頻度が変わる土鍋などは、天袋や納戸にしまっても構いません。毎日使うものは取り出しやすく、しまいやすい場所にゴールデンゾーンを確保して収納するのがポイントです。

1-3.使うものの頻度を考えてみよう

調理器具は毎日使うことが多いですが、中でも頻度の多いものと少ないものに分けることができます。例えば、「お玉」や「フライ返し」といった調理器具の出番は毎日あることも多いでしょう。逆に、「栗の皮むき器」や「二つ目のしゃもじ」などは、年間でも出番は数回しかないかもしれません。こうした滅多に出番のない調理器具と、毎日使う調理器具を同じ場所に収納してしまうのはもったいないです。まずは「毎日使うもの」をゴールデンゾーンに考え、次いで「2~3日に1回使うもの」「月に1~2回使うもの」「年に1~2回使うもの」と分けていき、収納場所を考えます。使う頻度の少ないものほど、高くて届きにくかったり、低くて出しにくかったりする場所に収納しても構いません。

2.便利なゴールデンゾーンの使い方

ゴールデンゾーンは、キッチンだけでなく部屋のいたるところにあります。そこに何を置くかにより動線も変わってきます。まずはゴールデンゾーンに何が置いてあるかをチェックし、それが本当に必要なもの使い方を考えていきましょう。

2-1.明日使うものが置かれているか

ゴールデンゾーンには「明日使うもの」が置いてあると便利です。例えば、お弁当を毎日作っている人もいるかもしれません。しかし、毎日使うお弁当箱をわざわざ吊戸棚にしまい、ピックやカップル類も戸棚にしまっている家庭も多く見られます。これだと、お弁当を作る際に吊戸棚から取り出し、ピックやカップもいちいち戸棚から出して作るといった手間が掛かります。

お弁当箱をゴールデンゾーンに毎日放りっぱなしはよくありませんが、使いやすい箇所に置き換えることは可能でしょう。しまうにしろ吊戸棚ではなく、腰回りにある引き出しやすい棚に置き換えることで、毎日のお弁当作りが楽になります。

2-2.使う頻度が少なくなったら置き換えよう

ゴールデンゾーンに便利なものを置いても、時間が経つと使わなくなることもあります。例えば、赤ちゃんがいる家庭では、哺乳瓶やミルクをすぐに出せるよう、ゴールデンゾーンに置く場合もあるでしょう。しかし、1年もすればミルクを飲む頻度も減り、哺乳瓶やミルクの出番は少なくなります。しかし、ゴールデンゾーンにミルクが置いてあるのが当たり前になってしまい、なかなかその場所から移動させていないケースもあります。これではゴールデンゾーンのスペースが無駄になってしまうでしょう。

ゴールデンゾーンは家族の成長毎に見直しが必要です。ミルクの次は離乳食、離乳食の次は食器セットなど、その時期によって毎日使うものを考え、一番便利な物を置くようにしましょう。

2-3.見た目より使い方を重視しよう

ゴールデンゾーンは目につきやすい位置にあるため、ここに飾り物を置くと目立たせることができます。しかし、あまりにも見た目を重視してものを置いてしまうと、動線の邪魔になって日常生活に支障が出ることもあるでしょう。

例えば、キッチンカウンターは写真立てや花瓶、ディッシュプレートなども置きやすいです。しかし、物を置きやすい場所に雑貨類を置くと料理が作りにくくなり、料理のスペースを狭めてしまうこともあります。また、見た目を良くしようと目の届く箇所にはすべてものを置かないケースもあります。広々としたモデルルームのようになりますが、あまりにも物を置かないと、作業をするときにいちいち取り出す手間が掛かってしまいます。最初は片付けることができても、そのうち面倒になって、電子レンジの上が物だらけになるケースも多いです。

見た目を重視すれば、ゴールデンゾーンに華やかな物を置いたり、全く物を置かなかったりする方が良いでしょう。しかし、それでは生活しにくいことも多く、かえってストレスが溜まる家になってしまいます。ゴールデンゾーンには見た目よりも生活に便利なものを置き、その上でインテリアを考えた方が良いでしょう。

2-4.人によってゴールデンゾーンは違う

ゴールデンゾーンは、簡単に言うとその人の「目の高さから腰回り周辺」の置き場所です。そのため、キッチンにおけるゴールデンゾーンはお母さんにとっては便利でも、子供にとっては高すぎてなかなかしまいにくいこともあるでしょう。

これを踏まえ、子供用品は子供のゴールデンゾーンに合わせた置き場所を考えてあげましょう。おもちゃや子供服の収納は、子供の目線までの高さにした方が子供自身がしまいやすいこともあるでしょう。

また、キッチンでもお菓子置き場やゴミ箱などは、家族が使いやすいゴールデンゾーンを考えて設置したほうが散らかりにくいです。お菓子は出しっぱなし、ゴミも放置だらけといった場合、家族にとって使いにくい場所なのかもしれません。

3.各場所におけるゴールデンゾーンを考えよう

ここからはキッチン以外の場所のゴールデンゾーンについて考えていきましょう。リビング洗面台など、ゴールデンゾーンをどう使うかによって生活習慣にも影響が出てきます。

3-1.ダイニングテーブルは気をつけて

リビングにおけるゴールデンゾーンは、代表的なものとしてダイニングテーブルがあります。ちょうど腰のあたりの高さであり、毎日使うものをつい置いてしまうこともあるでしょう。

ダイニングテーブルには「物を置き過ぎない」ことが大切です。日常的に飲む薬やティッシュボックスといった最低限のものだけを置かないと、食事をするときに邪魔になり、食卓テーブルではなく物置テーブルになってしまいます。つい物を置きたくなる場所ですが、あくまで食卓の机としてとらえ、必要最低限の物しか置かないよう日頃から心がけましょう。

3-2.洗面台も毎日使うものだけを考えて

多くの洗面台には、ゴールデンゾーンに物を収納できるようになっています。しかし、洗面台は物が増えやすく、気づくとあまり使っていない整髪料や化粧品などがゴールデンゾーンに並んでしまうこと多いです。

毎日使うものは何かを改めて考え、出番が少ないものは上部や下部に収納するべきです。洗面台で普段使うものと言えば歯ブラシやタオル、コップやブラシなど、おのずと数は減るでしょう。ゴールデンゾーンに必要最低限のものだけを厳選すれば、日常での利便性も高めることができます。

3-3.玄関は見た目と機能性を考えて

家の顔でもある玄関は、入ってきた時に見た目を良くするため、小物や写真などを飾ることも多いでしょう。しかし、玄関に物を置けるスペースの多くはゴールデンゾーンであり、飾りばかり置くと機能性が低くなってしまいます。玄関で必要な物は何かを考え、毎日使うものは玄関のゴールデンゾーンに置くようにしましょう。例えば、カギやタオル、さっと塗れる日焼け止めなどがあれば便利かもしれません。また、全体的に必要最低限のものしか置かないようにしたほうが、玄関まわりはスッキリ見せることができます。

まとめ

ゴールデンゾーンは手が届きやすい場所なので、ついついムダな物を置くこともあります。週に一度しか使わないハンドクリーム、滅多に使わない目薬、子供の貯金箱など、いつの間にか物が物を呼び、せっかくのゴールデンゾーンが物置場になってしまうこともあるでしょう。

ゴールデンゾーンに毎日使うものだけを厳選して置くことにより、動線が楽になり、日常生活においても物を探すことは減ってきます。まずは自分が居ることの多い場所からでよいので、ゴールデンゾーンに何を置くべきか考えてみましょう。

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