地震や台風に強い!今注目したい「平屋」の魅力とは

頻繁に大きな地震が起こることの多い現在、「平屋」の良さが再認識されています。平屋は2階建てや3階建て住宅地は違い、地面にしっかりと根をはやしたような安定感があります。そのため、地震が来ても揺れにくく、壁や柱の破損といったトラブルが起きにくいのです。

また、平屋には敷地全体の日当たりや風の流れを遮ることがない、というメリットもあります。今日は平屋のと地震との関係、平屋を建てるうえでのメリット、デメリットについて見ていきましょう。

1.平屋には地面に根差した木のような安定感がある

サザエさんやちびまる子ちゃんといった昔ながらのアニメでは、平屋が登場することが多いです。平屋は家族が団らんを取りやすく、ほのぼのとした雰囲気があります。また、地面からがっちりと根差した安定感があり、強風や地震にも強い特徴があります。

1-1.平屋に住むメリットとは

現代の戸建ては2階建てが中心ですが、昔ながらの平屋が今再注目されています。平屋にはいくつものメリットがありますが、まずは「家族とのコミュニケーションが取りやすい」ということがあるでしょう。階段がある家では上下に家族が分かれてしまい、一日顔を合わせないといったこともあります。その点平屋なら部屋を行き来することで家族と顔を合わせやすく、団らんが取れるでしょう。

次に「動線が楽」ということがあります。マンションでもいえることですが、キッチンからベランダまで同じフロアにあるのは、生活における動作を楽にしてくれます。洗濯物を干しに2階へ行ったり、重いものを運ぶのに階段を使ったりするのは、身体が不自由な人にとっては大変なことも多いでしょう。その点平屋なら同じフロアで動くことになるので、動作が楽です。マンションと違い外へ出るのも簡単なので、バリアフリーの観点でも良いといえます。

1-2.平屋の構造的長所とは

また、平屋では構造的な長所も多いです。まずは「建築費用が安いケースが多い」という点です。単純に考えても、2階建てよりも平屋の方が工事は簡単ですし、足場を組むといった必要がありません。そのため建築にはコストが掛からず、比較的安い金額で建てられることがあります。

そして「メンテナンスが楽」という点です。もし雨漏りをしてしまった場合、2階建ての家では足場を組んでの作業となりますが、平屋の場合ならハシゴだけで簡単なメンテナンスができる場合もあります。また、塗装をする際にも2階部分がないので、時間もコストも掛からないことが多いでしょう。

最後に「バリアフリーにやさしい」というメリットがあります。車いすで生活する人の場合、2階へいくことは大きな工事をしたり、室内エレベーターの設置が必要だったり、大変なことも多いです。その点平屋なら同じフロア内の段差をなくすだけでも十分なバリアフリー対策になります。

1-3.一方で平屋のデメリットとは

住みやすいことが多い平屋ですが、実際に建てるとなると、いくつかのデメリットもあるようです。まずは「ある程度の土地が必要」という点です。狭い場所に平屋を建てると、当然ながら部屋数は少なくなって、2階がないぶん居住スペースは狭くなります。また、近くに建物があると日当たりも悪くなるので、日当たりも考慮した分の広いスペースが必要になるでしょう。

そして「防犯面の不安」という要素もあるでしょう。1階建てである平屋は、どこからでも侵入しやすく、防犯の面では不安があります。マンションとは違い、エントランスといった場所もなく外からすぐに家へ入れるので、厳重な鍵にするなど注意しなくてはなりません。窓は2重にして庭にはセンサーライトをつけるなど、2階建て住宅よりも防犯面では気をつけなくてはなりません。

2.地震と平屋の関係

基本的に、平屋は2階建てなどの建物と比べると、地震に強いといえるでしょう。平屋が受ける部屋の上の荷重は屋根だけであり、横からの風を受ける面積も少ないです。そのため、地震の揺れに対しても頑丈なことが多く、マンションの最上階に住むケースと比べると、揺れに対しては強いといえます。

2-1.地震における平屋のメリット①揺れが少ない

東日本大震災のとき、東京のタワーマンションに住んでいた人は「30分揺れが収まらなかった」と証言しています。地震は、建物の重量が重いほど発生したときの揺れも大きくなるため、マンションの30階といった場所に住んでいると、感じる揺れは相当なものです。

その点平屋の重量は単純に考えると屋根だけなので、地震の揺れには強く、ダメージを受けにくいのです。マンションの最上階では食器が落ちて割れるといった被害が多発しますが、平屋の場合はあまりそのような被害はありません。平屋の構造や築年数、大きさなどにもよりますが、平屋は地震に強い強い建物といえるでそう。

2-2.地震における平屋のメリット②「逃げやすい」

地震時における平屋のメリットとして、揺れにくいのと同時に「逃げやすい」という点があります。平屋は玄関をあけたらすぐに外に出られる作りになっているので、災害時に逃げやすいメリットがあるでしょう。戸建てならすぐ外に出られるようにもみえますが、2階、3階がある戸建てでは、上の階にいる場合は避難しにくいこともあるのです。とくに、膝が悪いお年寄りといったケースでは、2階から1階へ避難するだけでも時間が掛かってしまうでしょう。

また、マンションでは地震のときにエレベーターが止まるケースが多いです。なかに閉じ込められたリ、最上階から下まで降りるのに時間が掛かったりするトラブルが多発しています。その点平屋なら、危険を感じた時点で玄関や窓から外へ逃げ出せるようになっています。日本は地震大国であるからこそ、平屋の良さが再認識されているのです。

2-3.地震における平屋のメリット③潰れにくい

阪神淡路大震災といった直下型地震の場合、古い戸建て住宅では、建物自体が無残につぶれてしまうこともありました。そのため家の壁や家具の下敷きになり、亡くなってしまう人も多かったのです。しかし、潰れてしまった戸建て住宅の多くは2階建て以上の建物であり、平屋が潰れるケースは少なくて済みました。

これは、平屋の場合2階以上の重量がないため、支える重さが少なくて済むからです。そのため、1階で寝ていて2階が落ちてくるといったリスクがありません。もちろん、耐震性を整えれば2階以上であっても問題はないのですが、リスクを少しでも減らすという意味では、平屋の方が安心できることも多いでしょう。

2-4.平屋であっても壁と窓の大きさによってリスクはある

ここまで紹介したことをまとめると「平屋=地震に強い」ということが分かります。しかし、平屋の形や構造によっては、地震によるダメージが大きいこともあるので注意しましょう。

具体的な例は、まず「窓が多い(大きい)平屋」です。建物自体を支えているのは壁であり、壁の面積が少ない窓の多い家では、どうしても耐震性が弱まってしまいます。そのため、開放的な大きな窓がある平屋では、支えとなる支柱を余分に入れるといった工夫が必要でしょう。

そして「土地の強度」にも影響を受けます。いくら頑丈な平屋であっても、軟弱な土地の上に建ててしまうとダメージを受けやすく、倒壊の危険は避けられません。現在売り出している新築物件ではそうしたチェックもされていることが多いですが、平屋を建てる際には地盤の確認も行いましょう。

最後に「あまりにも古い平屋」は注意が必要です。1981年以前に建てられた建物は、在来工法住宅の危険があります。目安としては「築40年以上は要注意」と考え、そのくらい歴史のある平屋であれば、耐震工事を行うといったケアが必要でしょう。

3.実際に平屋を建てる際の注意点

近年再注目されている平屋ですが、戸建てのなかではまだまだ普及していない建物ともいえます。そのため、平屋を建てるとなっても、いくつかのハードルがあるようです。

3-1.平屋に向いている家族とは

平屋はメリットの多い住宅ですが、住む人の状態や人数によっては向き不向きがあります。まず平屋に向いている人の特徴です。

  • 十分な土地が確保できている人
  • 2人暮らしなど、少人数で暮らす人
  • バリアフリーを望んでいる人

例えば、30坪で平屋を建てる場合、部屋数はリビングを含めて3つ程度になることが多いでしょう。3部屋で暮らせる人数を考えると、多くても4人が限界かもしれません。そのため、それ以上の人数で平屋を望むのなら、広い土地が必要になります。平屋を建てる場合は、もとから広い土地を持っている、といった人のほうが合っているかもしれません。

一方で、平屋に向いていない人の特徴はつぎのようなものです。

  • 大家族(プライバシーが保たれないリスクがある)
  • 部屋数が欲しい人(平屋では部屋数に限界がある)

サザエさん一家が平屋に住めるのは、「5LDK」という広いスペースがあるからです。子供部屋や夫婦の寝室、祖父母の部屋までしっかり確保されているため、プライバシーを保ちつつ一家団欒ができるのでしょう。実際の平屋ではここまで広いことは少ないので、大家族や部屋数が欲しい人には向いていないのです。

3-2.平屋に特化したハウスメーカーを選ぶこと

工務店やハウスメーカーの多くは「2階建て・3階建て」に特化していることが多いです。つまり、平屋に対応していないハウスメーカーも多く、仮に対応してくれるとしても、経験が少ない場合があります。

もし平屋を希望するのであれば、平屋にしっかりと対応しているハウスメーカーを選びましょう。しかも、平屋の価格は建設会社によってかなり違いがあります。多くの会社を見比べて話を聞き、自分の理想にあったハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

まとめ

地震の面でいうと、平屋は「揺れにくい」「逃げやすい」「潰れにくい」といったメリットがあります。大きな地震が頻発している今だからこそ、平屋の良さに再注目してみるのも良いでしょう。将来的にはバリアフリーにも大いに対応できる建物なので、信頼性のあるハウスメーカーに平屋のことを相談してみるのもおすすめです。

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