新しい生活習慣に必要なのは、手洗い・うがいができる玄関の洗面台

家に帰ったら玄関で靴を脱ぎ、洗面所のドアを開けて手を洗い、うがいをしてタオルで手をふく。多くの人はこれで安心だと思っていました。

でも、2020年の春に思いがけない感染症が流行し、私たちの生活は一変しました。一年を通してマスクをつけることが普通のことになり、人が集まるところには消毒剤が必須です。手洗いやうがいも一日に何度するかわかりません。

手を真っ先に洗う場所といえば洗面台。洗面台はお風呂場付近に設置されていることが一般的でしたが、コロナが蔓延している世の中「玄関付近の洗面台」が注目されています。

1.洗面台の重要性が変わってきている

洗面台で行うことといえば、手洗い、洗顔、歯磨きなど。しかしコロナウイルスが蔓延している世の中において、手洗いをする場所として重要になっています。洗面台でしっかりと手を洗うことがコロナウイルスの予防につながるため、家にもう1つ手洗い場を設ける人も増えてきました。

1-1.洗面台は家に2つあったほうが便利

洗面台が家に2つある家は、大家族だったり、世帯が別れていたりするケースでしょう。利用する人数が多い場合、洗面台がたったの1つでは朝に大渋滞が起きてしまいます。

しかし、それがいま見直されています。たとえ4人家族といった平均的な家族数でも、洗面台は2つあったほうがしっかりと手が洗えるからです。特にリビングが2階にあるといった家族の場合、洗面台は1階にあって、なかなか手が洗いにくいといった問題もあります。そうなると、キッチンのシンクで手を洗うことが増えてしまい、あまり衛生的とはいえません。戸建ての場合は洗面台を増やすことで何かと便利になることが多いのです。

1-2.水栓が増えると生活が便利になることも

洗面台が増えるということは、結局水栓が増えるので、色々な用途に使うことができます

例えば玄関のそばに小さな洗面台をもう一つ増やしたとします。帰宅してからその場で手が洗えるのはもちろん、玄関に近いことから玄関周りに置いた花の水やりなどにも便利でしょう。また車がある家の場合、その水栓を使って車を洗車することもできます。このほかにも、玄関をゴシゴシとブラシで洗うときも、すぐに水で流せるでしょう。洗面台を増やすことは手を洗うだけでなく、生活においてのメリットもあります。

2.玄関のそばに洗面台があるメリット

学校の多くは昇降口そばに水道が設けられており、教室に入る前にしっかりと手洗いをすることができます。ほとんどの学校では教室に入る前に手洗いを徹底しており、そうしたこともあってか、学校で大きなクラスターが発生していることはありません。

家庭でも学校と同じように、玄関のすぐそばに手洗い場があると便利でしょう。ここからは、玄関のそばに洗面台を置くメリットについて紹介します。

2-1.ウィルスや菌を除菌できる

玄関の近くに洗面台があれば、帰宅してからすぐに手を洗うことができます。うがいもしっかりできるので、外出から戻った人が家族に風邪をうつすといったリスクも減らせるでしょう。

通常、お風呂場のそばにある洗面台の場合、帰宅してから手を洗うまで次のようにいろいろな場所に触ることがあります。

帰宅→ドアノブ→玄関で靴を脱ぐ→洗面所のドアを触る→手を洗う

洗面所に行きつくまでにいろいろな場所を触ってしまうので、その人が万が一ウィルス保持者であった場合、家族に罹患してしまうリスクが高いでしょう。その点、玄関そばに手洗い場所があれば、洗面所のドアを触る必要もなく、スムーズにウィルスを落とすことができます。

2-2.来客があったときにも便利

家に誰かが遊びに来た際「手を洗わせてほしい」とお願いされたことはありませんか。通常なら洗面所で手を洗ってもらうのですが、そこには歯ブラシや髭剃りやドライヤーなど、所狭しと日常品が置かれていることもあるでしょう。そのような場所はなるべく人に見られたくないですよね。

しかし、玄関近くに洗面台がもう1つあれば、そのような心配もありません。家に入る前にしっかりと手を洗ってもらうことができるので、ウィルス対策にも有効です。手洗い場として洗面台を増やしたい場合は、トイレにある手洗いコーナーのような簡易的な洗面台を設置すると便利でしょう。そこにプラスして鏡も設置しておけば、家を出る際に身だしなみのチェックもできます。

2-3.屋外より凍結の心配がない

洗面台以外の手洗い場として、玄関の外側や庭に「流し台」を設置している家も多いのではないでしょうか。確かに、外にもう1つ水栓があれば、家に入る前にしっかりと手を洗うことができます。特に玄関の近くに流し台がある場合なら、家に入る前に手洗いができますよね。うわばきや、大きなバケツなどを洗ったりする際にも、スロップシンクのような流し台があれば便利です

ただ、屋外においてある流し台は、冬には凍結するリスクがあります。水栓のもとを断熱材などで巻けば凍結のリスクは減りますが、なにしろ真冬に外で手を洗うことは抵抗があるでしょう。

その点玄関の内側に小さな洗面台があれば、冬は凍結の心配もありません。また、お湯も出るようにしておけば、季節を問わず帰宅時にすぐ手が洗えます。

2-4.玄関にも似合うデザインの洗面台が増えるかも

このように、最近玄関のそばに新たに洗面台を設置する家は少しずつ増えています。これまではお風呂場のそばに洗面台を置くのが一般的であり、洗面台の形や種類などもお風呂場のそばに置くことが前提とされてきました。

しかし手洗いがとても重要になっている現在、水栓を増やして簡易的な洗面台を設置する家は増えています。そして玄関の側に洗面台を置く場合、そこで歯磨きや洗顔をするといったことは少ないでしょう。そのため、本格的な洗面台を設置するのではなく、シンプルな手洗い場としてのデザインが人気になっています。

3.洗面台を増やすときの注意点

洗面台を増設することは、簡単なDIYでできるものではありません。簡易的な手洗いボウルなどはネットなどで安く販売されていますが、それを利用するには配管などの設備工事、電気工事、床面開口工事などを行う必要があります。

1階か2階か、水道管は近いかなどの差はありますが、工事費用は少なくとも20万円を目安にしましょう。また、洗面台の増設には次のような注意点も覚えておきましょう。

3-1.デザインは機能性を選ぼう

玄関に洗面台を増設する場合、とりあえず手洗い場が欲しいということで、小さな洗面ボウルだけを設置する家も多いです。洗面ボウルの手洗い場はおしゃれでシンプルなので、玄関に設置しても見栄えが良いでしょう。

しかし、洗面ボウルだけの洗面台は、手を洗うたびに床周辺がびしょびしょになることが多いのです。手を洗うたびに壁や床に水が飛び散ってしまうと、そこが原因で家が腐食する事にもなります。設置する場所の大きさや高さなどを考え、デザインは機能的なものを選びましょう。

 参照https://www.lixil.co.jp/reform/patto/reformcolumn/knowledge/failure_wash_basin.htm

3-2.高さに注意しないと腰を痛めることも

玄関に洗面台を設置する家のなかには「子供が帰ってきたらしっかりと手を洗わせたい」と考える人も少なくありません。そのため、あえて洗面台を低めに設置することもあるのですが、生活するうえでずっと使い続けることを考えると、大人の背丈に合わせて設置をした方が良いです。手を洗うことを考え、腰に負担のない高さを設置しましょう。

3-3.お手入れしやすいのがおすすめ

水回りはどうしても汚れます。特に家族が帰ってきて毎日そこで手を洗うのならなおさらです。洗面台の増設は生活において便利ですが、掃除する場所が増えるといったデメリットもあります。スポンジでサッと汚れが取れるような素材を選ばないと、汚れが目立ってしまうでしょう。

また、手洗い場として使うのだけでなく、そこでメイクもしたい、掃除用具を置きたいといった目的があるのなら、はじめから計画的に設置しなくてはなりません。コンセントも増設したり、洗面台の下に収納場を設けたり。家族の生活に役立つような洗面台を設置することが大切です。

4.まとめ

ウイルスに関しては色々な情報が飛び交っていますが、最初から変わらないのは「手洗いやうがいが重要だ」ということです。家にしっかりと手が洗える場所があれば、病気を防ぐことにもつながるでしょう。

玄関付近に洗面台を増設できるスペースがあるのなら、手洗い場の設置を検討してみてはいかがでしょうか。ウィルスを家に持ち込まないことが、家族の健康を守ることになります。

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