天然木が楽しめる「無垢床」、その掃除と汚れが付いた時の対処法

 

 

フローリングのなかでも、素足で木の温かみを感じることのできる「無垢床(むくゆか)」素材は人気です。合成床のように塗装がされていないので、ひんやりとした冷たさも、硬さも、足音さえも違います。無垢の床の良さを保つには合成の床とは違った掃除や手入れの仕方を知っておく必要があります。今日は無垢床掃除のやり方やその注意点についてまとめてみました。

1.そもそも無垢床とは

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無垢床とは100%天然木でできたフローリング素材です。表面に必要以上のワックスや薬品などといった塗装もされておらず、木材ならではの香りや歩き心地を楽しむことができます。自然木の優しい印象が特徴であり、天然目特有のメリットがあります。

1-1.一般的なフローリングは無垢床?

最近注目されている無垢床ですが、一般家庭では「合板」と呼ばれる複合フローリングが多いです。合板の床は複数枚の層になっており、無垢床に比べると値段がとても安いため、建売住宅やマンションなどでは合板床が使われていることが多いでしょう。

無垢床はお手入れの方法がやや大変ですが、きちんと手入れをすることにより年数が経っても独特の風合いを楽しむことができます。一方の合板は掃除が楽ですが、経年劣化が進むと状況によっては張り替えることが必要です。そのため無垢床は手入れさえすれば何年経っても美しい状態が保たれますが、合板は手入れをしても時間と共に劣化するといったデメリットがあります。

1-2.合成床と無垢床の違いとは

合板床であっても、木材であることに変わりはありません。では無垢床と何か違うのか、それは無垢床の場合一枚の天然木から形成されているのに対し、合板床は複数のベニヤ板などを貼り合わせて出来ているということです。そのため合板は複層フローリングとよばれ、無垢床は単層フローリングとも言われています。

また複数のベニヤ板を貼り合わせる際には接着剤が使われ、これがシックハウスなどの病気を引き起こす要因になることもあります。現在ではシックハウス対策が施された合板もあるのですが、素材によっては化学物質が多く使われているものもあり注意が必要です。

1-3.無垢床が多く使われている場所とは

家庭でも徐々に取り入れられるようになってきた無垢床ですが、保育園や幼稚園といった子供が多く集まる場所に設置されることが多いです。

無垢床はホルムアルデヒドといった化学物質の放出量がほぼ皆無であり、ぜんそくやアレルギーを持つ子供たちにも安心です。また湿気を吸い取り、乾燥した日には湿気を出すといった木材の調節機能があるので、室内での時間を快適に送ることができます。このようなことが注目され、徐々に個人住宅への導入も進んできました。

2.無垢床の掃除方法

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ではここで無垢床の詳しい掃除方法を見ていきましょう。お手入れによっては合板よりも美しさが長持ちし、天然素材のためシックハウスといったトラブルのない無垢床ですが、その掃除方法はちょっと手間が掛かります。自然木なので余計なコーティングがされていない分、合板よりも汚れが付きやすい、割れが生じやすいといったデメリットがあります。無垢床の正しい掃除方法を知り、何十年経っても美しい床をキープできるよう心がけましょう。

2-1.無垢床、普段の掃除方法

無垢床の普段の掃除方法は、掃除機と乾いた布での乾拭きが基本です。無垢床の大敵は水分であり、濡れた雑巾で拭くことは避けましょう。フローリングワイパーで常に日頃から表面の汚れを取り除くこともおすすめです。特にワックスなどを施していない無垢床の場合は特に水ぶきは避けた方が良いです。お茶やコーヒーをこぼしてしまったといった時は、水分が床に吸い込む前に手早く拭く必要があります。

無垢床は合板に比べると汚れやすく、汚れが落ちにくいです。食事スペースにはラグマットを敷いておくなど、予め対策をしておくのも良いでしょう。

2-2.専用ワックスで傷や汚れを防ごう

天然素材が特徴の無垢床ですが、素材そのものの状態は傷がつきやすく、汚れも落ちにくくなります。また色合いの濃い床の場合、歩くだけでも木材の色が靴下についてしまうことがあります。そのため無垢床でも表面は薄くワックスが施されていることが多いです。年数が経つにつれ表面のワックスがはがれてしまうこともあるので、定期的なワックス掛けがおすすめです。

ワックスは市販の物がたくさん売られていますが、必ず無垢床専用のワックスを塗るようにしましょう。無垢床は定期的にワックスをかけることにより、汚れや傷を防げるようになります。

やり方は簡単です。まずワックスを塗る前に、表面の汚れやホコリを掃除機や乾いた雑巾で拭き取ります。汚れた部分の上にワックスをかけると汚れが取れなくなるため厳禁です。その後ワックスをきれいな布に染み込ませ、木目にそってまんべんなくすりこみます。時間に余裕があれば、乾いた後もう一度ワックスを掛けても良いでしょう。

2-3.こびりついた汚れを落としたい時は?

無垢床への水ぶきは厳禁と言いましたが、汚れがついてしまった時は別です。固く絞った雑巾で丁寧に拭くことにより、多くの汚れを落とすことができます。雑巾で拭いた後は、かるく乾拭きもしておくと良いでしょう。

しかし長期に渡ってしみ込んだ汚れはどうすれば良いでしょうか?長い間汚れを放置しておくと、表面のワックスと汚れが反応し、白いシミになってしまうことがあります。

そんなときは「メラミンスポンジ」がおすすめです。軽く表面を濡らしたメラミンスポンジで、やさしく汚れをこすってあげましょう。汚れと同時にワックスも落ちてしまうことが多いため、年に一度はワックスがけをして美しい床をキープすることが大切です。

2-4.大掃除の無垢床掃除

無垢床の普段の掃除は、フローリングワイパーや掃除機で簡単に済ませて問題ありません。しかし年に一度の大掃除のときは「汚れた部分だけを水ぶき」→「乾拭き」→「ワックス」の順番でお手入れするのがおすすめです。

しかし子供が床にマジックでいたずら書きをした、固いものを落として表面が削られたといったときは、これ以上のメンテナンスが必要になります。そのような場合はどうすれば良いでしょうか。

無垢床は天然木のため、表面を削ることができます。そのためサンドペーパーとよばれる細かい紙やすりで床の汚れなどを削り取ることができます。もちろんやり過ぎには注意が必要ですが、サンドペーパーで表面をこそぎ取っても単層フローリングのため、色が変わったり床が変に傷ついたりすることは少ないです。その後はしっかりと表面にワックスをかけ、ダメージを受けた無垢床の表面をカバーしてあげましょう。

3.無垢床の特徴

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近年人気フローリング素材として注目されている無垢床ですが、そのメリットは思いのほか多いようです。値段が高い、ワックスがけの手間がかかるといったこともありますが、無垢床だからこそ木の質感を楽しむことができます。

3-1.無垢床のメリット

まずは無垢床のメリットをまとめてみました。

  • 木の質感をそのまま楽しむことができる
  • 調湿効果がある
  • 化学物質がほぼ使われていないので、シックハウス対策にもなる
  • 経年ごとに色が変化し、美しく変化する

特に「調湿効果」については夏に感じられることが多いようです。合板床は夏場に足の裏がベタベタすることがあります。汚れも付きやすく、しょっちゅう雑巾がけをすることもあるでしょう。しかし無垢床の場合、人の足裏の汗や空気の湿度も取り込んでくれる効果があります。そのため夏場でも足裏がベタベタすることが少なく、快適に過ごすことができます。

3-2.無垢床のデメリット

今度は無垢床のデメリットについて見ていきましょう。

  • 汚れが染み込むと掃除が困難
  • 合板に比べると値段が高い
  • ホットカーペットが敷けない

無垢床の掃除方法については上記で紹介しましたが、合板に比べると雑巾がけができなかったり、定期的なワックス掛けが必要だったりと手間が掛かります。また贅沢に天然木を使用しているので安い合板に比べると値段が3倍近くになるケースもあるようです。また無垢床にホットカーペットを敷くとひび割れや毛羽立ちの原因になることがあるので、避けた方が良いでしょう。

 

まとめ

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無垢の床は掃除の手間が多少掛かるものの、経年するごとに色が変化し、深い味わいを出してくれます。多くの家にある家具や素材は、経年劣化とともに買い替えることが必要です。しかし経年ごとに色の変化が楽しめ劣化を感じさせないというのは、無垢床ならではの大きな特徴でしょう。そんな無垢床の特徴を生かせるよう、掃除には定期的にワックスなどの手間をかけていきましょう。無垢床のこまめな掃除は、ツヤと風合いを出し美しい色を出すことにつながります。

 

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