クールさと温もりを併せ持つ「インダストリアルスタイル」とは

最近注目されている「インダストリアル スタイル」を知っていますか?一見難しそうなイメージのある言葉ですが、オシャレな1920年代をイメージしたインテリア空間です。デザイナーズマンションなどにあるコンクリート打ちっぱなしの部屋などがそうであり、ビンテージを上手に使ったカフェなどもインダストリアルに含まれます。

またインダストリアルスタイルは、部屋のオシャレな空間づくりは難しいといった方にも向いています。雑貨や家具、調理道具などを少し変えるだけでその部屋の雰囲気は変わるもの、インダストリアルはそれをうまく利用したインテリアです。今回はインダストリアルについて分かりやすく紹介します。ぜひ部屋の模様替えなどの参考にしてみてください。

1.そもそもインダストリアルとは

240_F_134870482_F85rdJw3xcPvMIqhONPKnPcN2cjJk6zq

インダストリアルという言葉は最近少しづつ聞かれるようになってきました。「工業的な」「産業の」といった意味が込められ、1920年代から始まったデザインと言われています。メタリックな、レンガを基調としたビンテージ風のデザインが代表的であり、オシャレな空間だけでなく機能的で快適なインテリアとしても人気があります。欧米で昔から愛されている工業的なデザインを家庭に取り入れたのが発祥であり、日本でも徐々に人気が高まってきました。家庭でのインダストリアルスタイルも人気ですが、日本の場合カフェショップやアパレルメーカーなどで用いられていることが多いです。

1-1.どんなところで見られる?

インダストリアルスタイルを取り入れている場所は、やはりカフェなどの飲食店が多いです。特に個人経営をしている店ではインダストリアルを意識した店内も多く、むき出しの配管やダクト、ヴィンテージ風の家具や雑貨で統一している店もあります。インダストリアルスタイルを取り入れた店の多くは店内が広く、ごちゃごちゃした感じもないので落ち着いて過ごすことができます。

またスマホの代表であるiPhoneもインダストリアルスタイルの象徴と言われています。機能的でありかつシンプルで使いやすいデザインは、余計なものを付けず飽きることのないデザインとして人気があります。

1-2.インダストリアルを具体的に言うと

インダストリアルを口で説明するのはやや難しいのですが、具体的に言うと次のような空間が多いです。

  • 全体的にダークブラウンやシルバーと言った落ち着いた色合い
  • 金属×木材のイメージ
  • コンクリート打ちっぱなしの内装が多い
  • むき出しの配管、ダクトなども人気
  • 照明や家具はレトロなもの
  • DIYアイテムを使った小物が多い

インダストリアルな空間を作りたいと、いきなりこれらすべてを部屋に導入するのは難しいでしょう。逆にこれらのいずれかが部屋にあるだけでも、インダストリアルの雰囲気を出すことができます。

2.家庭にインダストリアルスタイルを取り入れよう

240_F_180730694_Ec5rG2V3DxUJvgSztX9uNdH9gFXF4oo9

やや敷居の高いイメージのあるインダストリアル、コンクリート打ちっぱなしの壁やスケルトンの階段などは、これから家を建てる人でないとちょっと難しいかもしれません。しかしそうまでしなくとも、ちょっとしたコツを覚えれば気軽に家庭にもインダストリアルを導入できます。小物やインテリア、壁紙や日常で使う食器などのデザインを変え、新しい空間を楽しんでみましょう。

2-1.工業的なデザインを取り入れる

インダストリアルは古きアメリカの工業地帯を思わせるような雰囲気があります。そのためメタリックで工業的なものを取り入れることにより簡単に雰囲気づくりができるでしょう。

簡単な方法の1つとして、部屋の照明を変えてみることがあります。最近ではすっかり天井にぴったりと設置するタイプの照明器具が流行っていますが、例えばメタリックなフロアスタンドを導入したり、間接照明としてさらけ出した電球などを備え付けたりするとグッと雰囲気がでます。またサイドテーブルや座卓をメタリックで工業的なデザインに変えてみたり、テレビ台をシルバー系で統一したりするのもおすすめです。普段当たり前のように存在するもののデザインを変えてみると、ガラリと部屋の雰囲気が変わるから不思議です。

 

2-2.テーマに沿った家具で統一してみる

インダストリアルスタイルに限ったことではないのですが、インテリアで大切なことは1つのテーマを絞ることです。全体的に木目調にするのか、皮を主張したレザーを中心におくのかなど、その部屋に合ったテーマを決めて家具を統一していきましょう。

またインダストリアルスタイルの中心となるアイテムは「木材」「鉄」「レンガ」が多いです。木材と鉄を掛け合わせた雰囲気は甘辛ミックスとも言われるインスタ映えする雰囲気になります。またレンガ調の壁は部屋全体をレトロな雰囲気にさせつつ、柔らかみのあるオシャレ感を演出します。すべてを取り入れたり、とりあえずレンガ調だけで統一してみたりと、テーマに沿ったインテリアを取り入れてみましょう。

2-3.壁紙を変えてみる

手早くインダストリアルスタイルを部屋に取り入れたい場合、壁紙を少し変えてみるのがおすすめです。壁紙を変えるなんてコストや時間が掛かりそうですが、例えばレンガの壁紙なら100円ショップで売っている壁紙シートを貼るだけでもOKなんです。壁全体をレンガ調にしても良いですが、キッチンやリビングの一部を変えるだけでも部屋のテイストが変わります。さまざまな種類のレンガ壁がありますが、特に色あせた雰囲気のあるレンガ調の壁紙は部屋に深みを与えて大人っぽい雰囲気を演出してくれます。

 

3.インダストリアルスタイルのメリット

240_F_174628114_g6RJ8dAMJhErILty1QUeHuWHS9u5xlMU

いろいろなスタイルのインテリアがある中、なぜ今インダストリアルスタイルが注目されているのでしょうか。インダストリアルはデザインセンスが良くないとなかなか挑戦できないイメージもありますが、このスタイルだからこそのメリットがあるようです。

3-1.家具選びが楽

一見インダストリアルは家具や雑貨にこだわることが必要で、コストも高いイメージがあるかもしれません。しかし例えば壁紙をレンガシートに変え、設置する家具をメタリックに統一すれば簡単にインダストリアルスタイルが完成します。テーマが統一されているので家具や家電の色なども選びやすいのです。

また近頃ではインダストリアルをテーマにした家具も売られており、この場所にはどのような家具を置けば良いのか簡単にネットなどで調べることができます。なんとなくテーマに合ったアイテムを部屋に取り入れるだけで良いので、インテリアに悩む必要もありません。

 

3-2.男女や年齢を問わない雰囲気

インダストリアルは、「男らしさ」を演出しているとも言えます。工業的な、メタリックなイメージが強いので、無骨で男らしさの表れる部屋になることが多いでしょう。通常多くのインテリアは女性を中心に考えられていることが多く、レトロな雰囲気と言えばフレンチカントリーのような可愛いインテリアもあります。その点インダストリアルは男性にも受け入れられるインテリアです。そしてもちろん男性だけでなく、多くの女性からも支持を得ています。メタリックで無機質な雰囲気は、逆に言えばシンプルで動線がきちんとあり、動きやすい部屋でもあります。キッチンは整然され用具も統一すれば料理に対するやる気も出てくるでしょう。少しフェミニン的な要素を入れたいのであればレンガなどを取り入れ、女性が落ち着く雰囲気を出すこともできます。インダストリアルは男女や年齢を問わず、多くの人に受け入れられる数少ないスタイルかもしれません。

3-3.居心地の良い空間ができる

インダストリアルスタイルの部屋は、その多くが黒やシルバーで統一され、重厚感のある部屋になります。一見すると雰囲気が重くなりそうですが、例えば重厚感のある部屋と言えばログハウスがあります。ログハウスは全体が木で出来ていて重みがあり、木材の種類によっては色が暗い部屋にもなります。しかしたとえ部屋が暗くても、木材の雰囲気であるログハウスは落ち着くことができます。インダストリアルもそのようなログハウスに似た雰囲気があり、無造作な空間で落ち着くことができるでしょう。余計なカラーが使われていない分、大人の落ち着く空間として心地よく過ごすことができます。

まとめ

240_F_106042423_ZSudn3bwvYGpzlhm9RYahQIkkgpHWKew

インダストリアルスタイルは、インテリアが統一されるだけでなく部屋の乱雑さも解消され、生活しやすい空間を生み出すこともできます。壁紙シートやメタリック家具を導入するだけでも引き締まった印象になるので、ぜひ試してみてください。また100均で売っている木箱やワイヤーバスケットを使い、部屋のアクセントにしてみるのもおすすめです。無機質で工業的なイメージの部屋だからこそ、お気に入りのインテリアや雑貨などを生かすこともできるでしょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう