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コストはどのくらい?薪ストーブ導入前に知っておきたい基礎知識

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ナチュラルライフにピッタリの暖房器具として人気が高まっているのが薪ストーブです。自然な暖かさに加えインテリアとしても魅力の高い薪ストーブですが、実際に導入するとなるとコストや使い勝手も考慮しなくてはいけません。今回は、薪ストーブ導入前に知っておきたいコストや巻の調達方法などの基礎知識を紹介します。

1.薪ストーブは趣味性が強い暖房器具?

薪ストーブは優れた暖房器具ですが、実際には趣味性が強く必ずしも暖房器具としての性能が優れているわけではありません。薪の火力で部屋を一気に温めてくれるなど優れた面もあるもののエアコンのようにスイッチひとつで作動するわけではなく、使用するためには非常に手間がかかります。

1-1.暖房器具というより趣味の側面が強い薪ストーブ

実際に薪ストーブを導入している家庭でも単純な暖房性能だけでなくインテリアや雰囲気といった趣味的な理由で選んでいるケースが多く見られます。利便性を追求するのであれば薪ストーブはベストの選択肢とはいえません。しかし、利便性を犠牲にしてでも選びたくなる魅力が薪ストーブにあるのも事実です。

1-2.薪ストーブはナチュラルライフにふさわしい

薪ストーブは自然が生み出す薪を燃料にする暖房器具です。電気やガスなどのエネルギーを使用しないため自然の中で暮らすナチュラルライフにふさわしい暖房器具であり、ライフラインの整っていない田舎の家にも導入可能です。

薪ストーブは何かと手間がかかる暖房器具です。点火するにもスイッチひとつというわけにはいきませんし、何度も薪をくべなければ火が消えてしまうため常に面倒を見てやる必要があります。安全装置などもないためやけどや引火の危険性もはらんでいます。暖房器具として考えればとても使い勝手の悪い不便な道具ですがその不便さもナチュラルライフには似つかわしく、操作することそのものにも楽しみを感じられるでしょう。

1-3.温もりあるデザインでインテリアとしても魅力的

薪ストーブは金属質の素朴なデザインですが、そのレトロで無骨なデザインがインテリアとしてとても魅力的です。ナチュラルな雰囲気の部屋の中に最新の暖房器具を設置すると機能的には満足でも部屋の雰囲気には会いません。薪ストーブはナチュラルな雰囲気を損なわず、インテリアとして部屋の雰囲気をさらによいものにしてくれます。ゆらゆらとゆれる炎もまた素敵なインテリアとしてナチュラルムードを盛り上げてくれます。

2.薪ストーブの設置にかかる費用と薪代のランニングコストはどのくらい?

薪ストーブを使用するにあたって、費用はどのくらいかかるものなのかわからないという人が多いと思います。薪ストーブを設置する費用、薪代のランニングコストそれぞれどのくらいかかるものでしょうか。

2-1.薪ストーブ設置にかかる費用

薪ストーブの設置には様々な費用かかります。主な費用は以下の通りです。

・薪ストーブ本体購入費
・煙突購入費
・煙突工事費
・炉台・炉壁工事費
・用具購入費

薪ストーブ本体の価格は安いもので20万円、高いものだと100万円以上します。煙突は工事を含めて30~50万円程度かかりますが、家の状況により工事費用がかさむとさらに高額になります。炉台・炉壁は薪ストーブを設置する土台になる部分です。工事不要で設置できる機種もありますが、工事が必要な場合は10~20万円程度かかります。薪ストーブに必要な火掻き棒などの用具を一式揃えには3~5万円程度かかります。

薪ストーブを設置するには最低でも80万円は必要です。お金に糸目をつけずよい薪ストーブを選ぶなら数百万円掛かる可能性もあります。

2-2.薪代はどのくらいかかるのか

薪ストーブには燃料に薪を使います。使い続けるには当然薪の調達コストがかかりますが、薪代は一体どのくらいかかるのでしょうか。

薪は灯油などと同じように暖房用のものが販売されています。価格は木の種類や販売地域によって異なりますが、7~10キロの一束が500円前後で売られています。薪ストーブを一日使うのに必要な薪は2~3束なので、一日あたりの薪代は1000~1500円程度かかることになります。薪ストーブを使う期間が4ヶ月だとすると、1シーズンにつき12~18万円程度の薪代がかかる計算になります。寒さが厳しければ薪代は更にかさみます。

2-3.薪ストーブのランニングコストを比較する

薪ストーブとその他の暖房ではどちらのランニングコストが安いのでしょうか。

エアコンで薪ストーブと同程度の暖かさを確保するのに必要な電気代は1時間あたり約24円、1日12時間4ヶ月使用した時の電気代は34560円です。石油ストーブに必要な灯油価格を18リットル1800円で計算すると1日あたりの灯油代は360円、1シーズンで43200円かかる計算になります。エアコンや石油ストーブと比べると薪ストーブのランニングコストは5~6倍です。コストが高いのも薪ストーブが趣味のものと言われる理由のひとつです。

3.燃料の薪の調達方法

薪ストーブを使用するにあたり必ず必要なのか燃料となる「薪」です。ではどのように調達すればよいのでしょうか。

3-1.購入する

燃料の薪の調達方法として一番ポピュラーなのが販売店で購入する方法です。インターネット通販でも販売されていますが、販売店に直接買いに行くと割引してもらえます。軽トラックなど薪を持って帰る手段があるのなら自分で買いに行くとお得です。

3-2.安く入手する方法

薪を自作している人と知り合いになれば薪を安く分けてもらえる可能性があります。田舎暮らしのコミュニティがある地域では薪サークルが作られていることがあります。薪が必要な人が協力して巻きを作ることで安く薪を入手することができます。

3-3.自作する

自分で薪を作るのはそれほど難しい作業ではありません。材料となる木材は営林署や造園業者から間伐材をもらえますし、適度な長さに加工できる斧やナタなどがあれば特別な技術がなくても薪を作れます。ただし、燃料用の薪はしっかり乾燥させないと使えないので最低でも1年間は乾燥させられる薪置き場が必要です。

4.まとめ:薪ストーブのある暮らしにはお金がかかる

薪ストーブは魅力的な暖房器具ですが、コストを考えると簡単に導入できるものではありません。薪ストーブのある暮らしにはお金がかかるためある程度余裕が無いと維持することはできません。

しかし、薪ストーブにはコスト以上の魅力があるのも事実です。揺らめく炎を見ながらゆったりと過ごす時間は何者にも代えがたい貴重なひとときです。自然にもやさしい薪ストーブがあれば、毎日の暮らしが上質なものになるでしょう。

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