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2018.04.26

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宅配ボックスの使い方 そのメリットとデメリット

ネット通販や宅配サービスを利用する人が増えているため、「宅配ボックス」を設置している集合住宅が増えてきました。不在中でも便利に荷物を受け取れるとあって、多忙を極める宅配業者の方にも宅配ボックスの存在はありがたいでしょう。また、宅配ボックスはマンションといった集合住宅だけでなく、一戸建てでも同様にニーズが高まっています。

今回は住宅によって違う宅配ボックスの種類と、その使い方、またメリットやデメリットを詳しく紹介します。

1.そもそも宅配ボックスとは

宅配ボックスとは、家の不在中に荷物が届いたときでも、そのボックスを通じて荷物を受け取れるものです。1983年に誕生したとされ、配送業者は受取人不在でも荷物を届けることができ、受取人は時間を気にせずに荷物を受け取ることができるという、両者にとってメリットの高いシステムです。

基本的な使い方は、宅配ボックスさえあれば業者はそこに荷物をいれて印鑑を押し、受取人は帰宅後にボックスから荷物を取り出すだけです。しかし、宅配ボックスの使い方は、その種類によって少々違いがあります。ではもう少し詳しく見ていきましょう。

1-1.旧型の宅配ボックス

既存のマンションで多く用いられているのが、「オフライン型」とも言われる旧型の宅配ボックスです。この使い方は、相性番号を入力することによりボックスが開閉します。宅配業者はロッカーのようなボックスに荷物を入れ、4桁の相性番号を設定します。そして「荷物を入れました、相性番号は○○○○です」といった不在届を郵便ポストに投函しておきます。帰宅した住人は、そこに記載された兄章番号を入力することで荷物を受け取ることができます。つまり、荷物を入れる前は誰でもボックスを開けることができます。また、受取のサインである印鑑は、ボックスの中に印鑑ポケットがあるか、捺印装置があるため、そこでサインをもらうことができるでしょう。

1-2.新型「オンライン」宅配ボックス

一方、新型の宅配ボックスは「オンライン型」とも呼ばれているものです。このボックスは、オンラインでコントロールセンターに情報が24時間つながっています。使い方は、業者が不在時に荷物を入れておくのは変わりませんが、住人がボックスを開ける時は「カードキー」で開けることが多いです。しかも、万が一カードキーを紛失してしまっても、コントロールセンターとつながっているため、遠隔操作でボックスを開けてもらうことも可能です。

また、オンライン型ボックスでは、荷物が届くと持ち主にメールで連絡をくれるといったサービスもあります。そのため荷物のとり忘れを防止したり、いつ荷物が届いたかなど受け取りに関するトラブルを減らすことができるでしょう。

2.宅配ボックスのメリット、デメリット

宅配ボックスは設置してあることで何かと便利なことが多いです。しかし、あまりにも宅配ボックスに頼ることにより、荷物の受け渡しに関してトラブルが起きてしまうこともあるようです。

2-1.宅配ボックスのメリット

まずは宅配ボックスのメリットについて見ていきましょう。

2-1-1.何と言っても荷物の受け渡しが簡単

忙しい人にとって、帰宅したときに荷物が届いているのは大変便利です。また、宅配業者にとっても何度も不在時に訪れる手間が減り、結果的にガソリンの排気量を減らせるといったメリットもあります

2-1-2.毎日の通販にも対応

いまや何でもインターネットで購入できる時代、忙しい人にとっては「ワイシャツがほしい」「調味料が切れた」といった際も、ネットで注文して宅配ボックスに届けてくれれば、日常生活も便利に過ごすことができるでしょう。宅配ボックスさえあれば、普段の買い物は不要かもしれません。

2-1-3.クリーニングの受け取りも可能

宅配ボックスの大きさにもよるものの、ボックスがあればクリーニングの受け取りも可能です。もちろん、クリーニング店によっては宅配に対応していないこともあるのですが、近頃では宅配ボックスに届けてくれるクリーニング業者も増えています。

2-1-4.クーリングオフに便利な場合も

オンラインの宅配ボックスの場合、宅配ボックスに入れられた荷物の日付や時刻がデータに記録されることが一般的です。普通の不在表や受取表は、もらったらすぐに処分してしまうことも多いでしょう。しかし、データに残ることによりいつ受け取ったかが明確になり、やはり返品したいといったときに、データの日付を使ってクーリングオフを利用できることもあります。

2-2.宅配ボックスのデメリット

一方、宅配ボックスには次のようなデメリットもあります。

2-2-1.荷物が盗まれてしまうトラブルも

旧式の宅配ボックスの場合、相性番号が書かれたお届け表をポストから盗まれ、そのまま荷物も抜き取られてしまうといったトラブルもあります。そのため、荷物を受け取っていないといったクレームに発展したり、不在表が届いていないというトラブルがあったりするようです。荷物は宅配ボックスが守ってくれる、そう過信してしまうのは良くないでしょう。

2-2-2.ボックスで受け取れる荷物は1つ

宅配ボックスは、業者が扉をあけて入れるたびにロックが掛かるシステムです。そのため、住人がロックを解除して開けない限り、再び荷物を入れることはできません。一日に3つほど荷物が届く場合でも、ボックスに入る荷物は1つだけなので、残りの荷物は不在連絡をして在宅中に届けてもらう必要があります

2-2-3.冷凍品や貴重品は受け取れない

宅配ボックスには冷蔵機能はありません。そのため、冷蔵品や冷凍品といった食材などは、基本的に届けることは難しいでしょう。また、貴重品や現金なども宅配ボックスでは受けられません。そうしたものは直接受け取る必要があります。

2-2-4.管理費、設置費が掛かる

最新型の宅配ボックスほど、設置したり維持をしたりすることでお金が掛かります。マンションなどに設置されている最新型のオンライン宅配ボックスは、ついていることで何かと利便性は高いですが、その分「管理費」が高いのが一般的です。導入費用や管理費用、修理費や清掃費用など、宅配ボックスだけでも年間相当なお金が掛かることになります。

 3.進化している!一戸建ての宅配ボックス

宅配ボックスというと、マンションをはじめとした集合住宅でしか利用されていないイメージがあるかもしれません。しかし、近年では一戸建ての住宅にも宅配ボックスの需要が高まっています。ここからは、一戸建ての宅配ボックスの使い方について詳しく見ていきましょう。

3-1.戸建ての宅配ボックスは、郵便受けと似ている

集合住宅の宅配ボックスと違い、一戸建ての場合は、戸外にボックスが設置されていることが多いです。宅配ボックスの形にもよりますが、スペースがあれば後ろから荷物を取り出すタイプがありますし、設置するスペースが限られている場合は、前から荷物を入れて前から取り出すタイプの宅配ボックスになります。イメージとしては大型の郵便受けであり、戸外に設置するとはいえ、しっかりと暴風雨対策もできています。

3-2.一戸建て宅配ボックスの使い方

一般的な一戸建て宅配ボックスの使い方は、宅配業者が荷物を届ける際にボックスを開け、荷物を入れたら扉の内側にある施錠レバーを下げて扉を閉めます。これによりボックスは開かなくなり、多くの場合「使用中」の表示がつきます。また、ボックスの中には印鑑場所が設置してあり、その印鑑を押すか、伝票差込口に用紙を入れて捺印ボタンを押すことにより、印鑑を押せるようになっています。

荷物を取り出すには専用キーなどでカギを開ければ、簡単にカギが開いて荷物の取り出しが可能になります。一度荷物を出した後は「空き」といった表示が出されます。

3-3.一戸建て宅配ボックス、そのメリット、デメリット

一戸建て宅配ボックスでも、集合住宅のように不在時に荷物が受け取れるメリットは大きいでしょう。小さな子供を一人で留守番させる際も、ボックスがあればわざわざ子供に対応させる必要はありません。また、集合住宅のように決められたボックスを設置するのではなく、自分好みのボックスを設置できるメリットもあります。スペースがあれば大型金庫のようなボックスを置くことも可能であり、荷物が入れば入るほど、ネットでの買い物は便利になります。

デメリットは、外から「使用中」の表示が見えてしまうことです。これにより「外出中」を示すことにもなり、防犯上はあまり良くないといった声もあります。また、玄関に設置するため、ある程度のスペースがないと設置が難しいこともあります。中古住宅と言った玄関先が狭い場合、大型のボックスを設置するのは難しいこともあるでしょう。

まとめ

宅配ボックスは不在時でも荷物を受け取ることができ、共働き世帯が増えた現在においては大変便利なシステムと言えます。しかしその反面、設置にコストが掛かったり、不在ということを外に知らせることにもなるため、防犯面からみるとやや不安なこともあるでしょう。

宅配ボックスはオンラインシステムになったり、荷物がたくさん入るよう大型化されたりと、徐々に便利になっています。それでも、宅配物が盗まれたり、不在表がなかったりと、若干のトラブルがあるのも否めません。便利な宅配ボックスですが、それに100%依存することは避け、自己管理や荷物の配送チェックなどを自分も怠らないことが大切です。

 

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