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自立心をはぐくむため、子供部屋は「あえて狭く」する!?

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大切な子供のための部屋、「子供部屋」に関しては、多くの親が何かと悩むことが多いようです。なるべく日当たりが良くて広い部屋を与えてあげたい、そう思うのは親心として当然でしょう。

しかし、子供部屋が機能するのはたった10年とも言われており、良い部屋を与えるともったいないという意見もあります。しかも、あまりにも広くて居心地の良い部屋を与えてしまうと、かえって子供の自立心を妨げるといった声もあるのです。今日は狭い子供部屋のメリットや、その使い方について、じっくり考えていきましょう。

1.狭い子供部屋が人気になっている?

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子供部屋を作るとき、たいていの人は成長した時のことを考えて大人と同じ広さのスペースをとります。中には2階全体を子供のスペースにするケースもあるようです。しかし、いずれ巣立っていく子供のために広い部屋をつくる必要はあるのでしょうか?近年ではあえて狭い子供部屋を作る家庭も増えているようです。まずは、どうしても狭くなってしまった子供部屋の事例からみていきましょう。

1-1.狭い子供部屋の理由 スペースがない

夫婦が結婚と同時に新居を購入するのはよくある話です。しかし、その時点で将来の子供の数を決めておくといった夫婦は少ないでしょう。多くても2人を考えていたのに、結果的に子宝に恵まれて5人も増えてしまった、なんていうこともあります。賃貸住宅の場合は広い家に引越せば良いですが、分譲住宅の場合はすぐに引越しをすることが難しいこともあるでしょう。そのため6畳の子供部屋を簡易仕切りで二つに分け、子供1人分のスペースはたったの3畳といった家も少なくありません。また、集合住宅でそもそも部屋数が少ない場合も、一部屋を分け合って子供部屋にするケースもあります。住んでいる住居にスペースがない場合、どうしても子供部屋は狭くなってしまうでしょう。

1-2.家具を置いたら狭くなってしまった

比較的新しい住宅には、各部屋に収納置き場が設置されています。しかし、中古住宅などでは子供部屋に十分な収納場所が確保されておらず、クローゼットを設置しただけで部屋のスペースを取られてしまうでしょう。しかも、子供部屋には「机」「ベッド」「本棚などの収納家具」がどうしても必要になり、これらを置くだけで部屋のスペースは非常に狭くなります。そこにクローゼットなどを置いてしまうと、4畳半といった部屋では、歩く分のスペースしかないかもしれません。部屋の大きさや間取りに合わせ、家具選びは重要になってくるでしょう。

2.狭い子供部屋にはメリットもある

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このように、日本の住宅ではやむを得ず子供部屋がどうしても狭くなってしまうケースがあります。しかし、狭い子供部屋には実はメリットもあるのです。では、それらについて詳しく見ていきましょう。

2-1.小さな子供にとって、狭い部屋の方が落ち着く

小学生くらいの身体の小さな子にとっては、広すぎる部屋は居心地が悪いです。いずれ大きくなるからといって10畳ほどの大きな部屋を与えても、最初はなかなか部屋で過ごすことはないでしょう。

子供は小さなころから「プライベートスペース」を自分で見つけます。押入れの中、ベットの下、カーテンの隅っこなど。どうしてそんな狭いところに入るのか、大人にとっては不思議に見えます。しかし、子供はあえて狭い場所に入ることにより、気持ちを落ち着かせたり、好奇心を満たしたりできるのです。安心できるテリトリーの中で、想像力や自立心が育つことになります。大家族で自分の部屋が持てない子供たちに、ベッドスペースに仕切りのカーテンをつけただけで大喜びされたという事例があります。狭い子供部屋は、子供にとってもある程度居心地の良い空間になるでしょう。

2-2.大きくなると狭い=引きこもりにならない

ただ、狭い子供部屋は、子供の身体が成長するたびに居心地がやや悪くなります。大人になるにつれ、子供部屋でブロックをするよりも、テレビのある開放的なリビングでゆっくり過ごしたいと感じるでしょう。体の大きくなる思春期になると、狭い部屋を窮屈に感じ、外に出たくなります。これは部屋にこもってしまうことを防ぎ、結果的に引きこもり防止にもつながるでしょう。子供のころからわがまま放題に育てると、大人になったときに何かと支障が出てきます。これは子供部屋に関しても同じであり、自分の部屋は狭くて動きにくいといった我慢を体験させた方が、結果的に自立できる大人につながるかもしれません。

2-3.狭い部屋の方が自立心が育つ?

小さなころは子供部屋にいることが嬉しくても、大人になるにつれ「もっと広い部屋が欲しい」と感じるのが理想的です。たとえば、両親の部屋と子供部屋がある場合、なるべく両親の部屋の方が日当たりが良く、広さも十分あるのが良いでしょう。逆に子供部屋は狭く、北向きといった位置的にも恵まれていない場所が良いです。こうすることで子供が両親との部屋の差を感じ、自分も将来は広い部屋が欲しい、自由な空間が欲しいという欲求につながります。大切な子供のために、自分たちの部屋よりも快適な空間をあげたいと思う親も多いでしょう。しかし、必要以上に快適で広い子供部屋を作ってしまうと、子供は自立心を失い、一生ここで過ごしても良いと感じることになります。それは、親にとって望むべき子供の姿でしょうか。将来の自立を考えたら、子供は小さく作っても良いのです。

3.子供部屋の注意点 

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子供部屋は、何も狭いスペースを与えておけば良いというわけではありません。また、一人っ子でどうしても広い部屋を与えるケースもあるでしょう。子供のための部屋はどうあるべきなのか、ここからは具体的に見ていきましょう。

3-1.広すぎる子供部屋にはルールが必要

住んでいる家が広く、子供部屋が必然的に広くなる家庭もあるでしょう。ここまでは子供部屋は狭い方が良いと言ってきましたが、そのためにわざわざ子供部屋を狭くする工事を行う必要はありません。

子供にとって広い部屋は、成長とともに居心地が良くなります。また、視力に関するデータもあり、欧米など広い子供部屋に暮らす子供は近視になりにくいそうです。これは6畳ほどの部屋で過ごすよりも圧迫感がないため、つねに遠い壁を眺めていることから視力が落ちにくいそうです。そうした面では、広い子供部屋にもメリットはあります。

しかし、広いスペースだからこそ「部屋が散らかる」「友達を呼び放題」といった問題も起こります。クローゼットがあってもそこまでの移動が面倒で、ベットの上に洋服が散らかり放題になったり、広いスペースがあるからこそ友人を複数呼んで、そこがたまり場になってしまったり。大人と違い片付け方法や人間関係の築き方が未熟な子供は、部屋が広すぎると問題を起こすこともあるでしょう。広い子供部屋は好き放題にさせないよう、明確にルールを作ることが大切です。

3-2.設備を与えすぎない

子供部屋には、あまり豪華な設備を置かないことも重要です。机やベッドといった勉強や生活に必要なものは置くものの、「テレビ」や「パソコン」といった娯楽につながる設備は設置しない方が良いでしょう。とくに子供がまだ小学生といった小さな場合、あまりにも娯楽備品を置いてしまうと、部屋から出てこなくなるリスクもあります

最近ではスマホ1台あれば何でもできてしまいます。きちんとしたルールを作り、スマホは子供部屋に持って行かないなど家庭での約束をしましょう。いくら部屋が狭くても、子供部屋で快適に過ごせる娯楽設備があると、部屋に引きこもってしまうこともあるでしょう。

3-3.片づけをきちんとさせる

子供部屋をつくる理由はさまざまですが、その1つとして「片付けを覚えさせ自立させる」といったことがあります。例えば幼稚園の頃はカバンなどをリビングに置き、その片付けも親が行うことが多いでしょう。しかし子供部屋を作ったあとは、ランドセルなど子供の荷物は子供部屋に置くことも増えてきます。子供部屋は、「自分の物は自分でしまう」ということを覚え、将来1人暮らしをしたときでも部屋を片付けることにつながります。

子供部屋はあくまで子供のスペースなので、親が勝手に片づけたり、片づけなさいと毎日叱るのはよくありません。しかし、あまりにも汚い部屋のまま片付けができないのも困ります。部屋を与えた時点で何をどこにしまうのか一緒に考え、子供部屋で快適に過ごせるよう親子でルールを決めましょう。

まとめ 

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狭小住宅が多い日本において、子供部屋は狭い方が良いという意見はありがたいかもしれません。ある程度スペースを狭め、成長につれてやや居心地が悪いと感じる方が、子供の自立心を促すことにもつながります。

ただ、子供部屋を作る際にはルールを明確にしておく必要があるでしょう。中でも大切なのが「片付ける」「スマホを持ち込まない」といった約束事です。ただ部屋を与えるだけでは、そこが散らかり放題になったり、引きこもりの原因になったりすることもあるでしょう。子供部屋は将来自立をするための準備段階の部屋です。快適に過ごせるよう、親子でルールを作り、限られたスペースを有効に使った子供部屋を用意しましょう。

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